半透明記録

もやもや日記

BLを読んでみる

2008年06月15日 | 読書日記ー漫画
依田沙江美さんのマンガ



「BLを読んでみる」と言うよりも、「BLにはまってみる」と言った方が的確だったかもしれません。しかし、私はまだハマるほどには知らないのであった。どういうわけか、本を買うときと、読んでいるときと、読み終えたときに、むちゃくちゃに赤面してしまいました。うーむ、これは照れますな。上の写真も、ちゃんと表紙を撮影すれば良かったのですが、どういうわけか赤面し過ぎて無理でした。いや、可愛いんですけど、可愛すぎて、なんつーか。根性なしでスミマセン。
あー、しかし、なんだって私はこんなにも照れているのでしょうか……?

実は昨年末あたりから不意にBLというのに興味が出ました。女の子なら誰しも一度は通る道だと思うのですが(たぶん)、私はこれまではどうもそのきっかけを掴めないでいました。どっちかと言うと「スタンド使いには、どうやったらなれますか?」ということを大マジで考えるようなタイプだったものですから…。別にBLに抵抗があったわけではなく、単にきっかけがなくて読まなかったのです。

あ、もしかしたら「BLってなんだ?」という方もおられるかもしれません。えーと、BLというのはですね、Boys Love のことらしいんですね。少年愛の世界ですね。たいがいは可愛かったり美しかったりする男の子たちの恋愛を描いているものだと思われます。


さて、私が入門編として選んだのは、依田沙江美さんのマンガ。「節度がある」という評判を聞いていたので、生々しいのが苦手な私には良いかな、と。絵も清潔感があって可愛いし。ほんとうはこのあいだお友達からおすすめを教えてもらっていたのに、不覚にも失念してしまったので、今度また教えて下さい☆


で、依田さんのマンガを読んでみると、これがたいへんに面白かったです。別に少年同士の恋愛ものだからといって、少年少女の恋愛ものと大差ないというか、依田さんのマンガ自体の構成力や表現力に圧倒されました。すげーうまいな、この人。

とくに面白かったのは『かみなりソーダ』という作品。
優等生の星弥(せいや)とわりと問題児な龍泉(たつみ)という男の子の恋模様が描かれるわけですが、その進行のさまがうまく表現されています。互いに与えあうような関係が構築されていく様子が、なにかすごく理解できるのです。
ここではたまたまふたりは恋愛関係に至りますが、私はこれを読んで、「あー、相手が誰だろうと、人を好きになるって、こういう感覚だよなー」としみじみ思いました。
心の深いところにいっきに触られてしまったり、触りたくなったりしたら、なかなかその相手を手放すことはできないよなー。相手が誰だろうとも。と、そういうことを考えました。というわけで、少年同士だろうが、少女同士だろうが、誰と誰であろうが、まあ、それはさほど問題にはならないんじゃないだろうか。私もゴージャスでインテリな美女に飼われたいという願望がありますし(しかしそれは恋愛と言えるのか)。

ただ、もしBLというジャンルに特徴があるとすれば、肉体関係までの距離が短いということがあるのかもしれません。もちろん、私はほかの作品をまだ全然読んだことがないし、最近では少女漫画でも相当に過激な描写があるということで、一時期問題になっていたようなので、あくまでも主観的な感想ですが。


ともかく、率直に言って、面白かったのでもうちょっと読みたいです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿