半透明記録

もやもや日記

『FLCL(フリクリ)』

2013年05月24日 | 映像(アニメーション)





北米版BD-BOXが安いな…。まあ、私はレンタルして観たんですけどね、全6巻で、全6話。一話あたりおよそ25分ほどなので、レンタルして観るにはやや割高でしょうか。ご注意あれ!(´;ω;`)13話くらいあるんだと思ってたよ…!


原作はGAINAX。2000年にOVAとして製作されたそうですが、一般的なテレビアニメとは違った内容と勢いを感じました。私は特に何の予備知識もなく観始めたところ、第1話冒頭からもの凄くテンションが高くて、ちょっとついていけないかもと不安になるほどです。また、その他のつくりも独特で、マンガのコマ割りが突如挿入されてコマの中で人物がカクカク動いたり(←「手抜きか!」と思っちゃいましたが、意外と手間がかかる演出らしいことが最後のあたりで打ち明けられていました(笑))、音楽がもはやBGMというよりはミュージックビデオのように使われていたりと、いわゆる普通のアニメとは異なって冒険的な感触のある作品でしたね。

ストーリーについても、なにげないお話のようでいて、観終わるとじわじわと胸に沁み入るような、ほろ苦い爽快感のある物語となっています。何にもない町で、なんにも起こらない日々を過ごしている小学生ナオタの前に、ある日ベスパに乗った奇妙な女がやってきて……。

ハイスピードで男子の成長やら女子の成長やら家族の物語やら草野球大会やら頭から出現するロボットやら宇宙からやってきた何かやらが描かれるので、どういうジャンルに入れるべきなんでしょうね、これは。第1話の段階で脱落しそうになった私が言うのもなんですが、振り返ってみればかなり面白い作品でした。なんかこう、癖になるような。懐かしさに心があたたまるようでいて、すごく尖ってるという。いや、この尖ってるところが懐かしいのかな。たぶん多くの人が大人になろうとしたときに覚えのある尖りなのかもしれません。

とにかく爆弾のように凝縮されたものが一気に噴出しています。小ネタもたくさんあったのでしょうが、全部は理解しきれませんでした。下世話なところもややあって反応に困りましたが、要所要所に痺れるような素晴しいシーンが挿入されてくるところはたまりませんでした。最終的には、くっそ、カッコイイぜ!


一部で評価の高いこの作品。ようやく観られて良かった。面白かったです!!







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