半透明記録

もやもや日記

日本橋へ行ってきた

2010年02月25日 | 旅の記録





昨日は、日本橋へ行ってきました。もつ鍋を御馳走になったのですが、それがおいしかったのはもちろんのこと、その場の空気が楽しくて、私は大変わくわくしてしまいました。ある業界のコアなお話を伺えるというのは、実によい経験になりました。すごく面白かったです。Kさん、昨日はお誘いいただいて、どうもありがとうございました♪


さて、これまでにも何度も何度もしつこく書いていることですが、とても大事なことなので今日もやっぱり書いておきたいと思うことには、私はほんとうに分不相応なまでに友人に恵まれているということです。すべての運気をそこで使い切っているのではないかと思われるくらいに、私は良縁に恵まれています。ろくでなしの私に(←これはマジな話です)、どうしてこんなにたくさんの立派な友人がいるのかは、大きな謎のひとつではありますが、しかし持つべきものは友ですよね、いやほんとに。私は無い無い尽くしで何も持ってはいませんが、目に見えないものも勘定に入れてよいならば、私は精神世界ではなかなかの資産家であると言えましょう。尊敬できる、愉快な友達と付き合えるというだけでも、私の人生はいとも簡単に幸福感や充足感を得られるというものです。ありがたいなぁ、実にありがたい。みなさん、私のことを覚えてくれていて、いつもどうもありがとうございます!


さて、Kさんというのは私の大学時代のクラスメイトで今は出版社におられる方なのですが、昨日の集まりは実は私がKさんから頼まれて本の表紙用イラストをちょこっと描かせていただいて、その本が先日出版されたので、打ち上げの会にお呼ばれしてきたのでした。ええ、私は別にイラストで仕事しようなんて思いもしなかったんですけれど、ちょっとした絵を描いてくれる人を探していらしたKさんが、私に声をかけてくださったのです。

私は気取らず率直なKさんの人柄が昔からとても好きでしたので、私などで役に立てるかどうか分かりませんでしたが、条件的には私という人物はなるほどぴったりだなと自分でも思ったのもあり(そんな気軽なことでいいのか?という思いよりも、好奇心が勝りましたのです)、もちろん一も二もなくお引き受けしました。そうして、【棚からぼたもち】って、この世界に実際に起こりうる現象だったのだな、と実感したわけです。
私が拙いイラストを描かせていただいた本は、このあいだ出来上がったものをいただいたので、今度宣伝がてらここでもご紹介しようと思います。私はカバーイラストを描いただけですが、装丁のデザイナーさんがすっごく素敵な感じに仕上げてくださって、とても爽やかな本となっていました。まじで感動しました。もちろん、本の内容もとても興味深いものです。詳しくは後日。


それで、昨夜はその打ち上げの会だったのですが、関係者の方々の集まりに、私も図々しく参加させていただいて、業界のアレコレを興味深く聞かせてもらうことができました。不勉強な私には分からないことも多かったですが、それでも面白く勉強になりました。本を作ってくれる人がいるからこそ、私は本を愛することができるわけで、出版業界はいまなかなか大変な時期のようですが、それでもどうにか踏ん張って欲しいと願うばかりです。

それにしても、かなりハイソな集いだったので、私の記録もつい堅苦しくなってしまいますが、ああ、でも面白かったです! みなさん素敵な方ばかりで、色々と私にお気遣いくださって、私はと言えば持ち前の図々しさで全面的にそれに甘えさせていただいたわけですが、とても愉快でした。私もあんなふうにさらっと気配りのできる素敵な大人になりたいものです(←って、私ももういい歳なんですけどね;)。


遅くまで盛り上がった帰り道、ようやくうちの近所まできたところをてくてくと歩きながら思ったのですが、武者小路実篤に『真理先生』という超絶ポジティブ小説がありまして、どうやら私はやはり真理先生の考えを支持しないわけにはいかないな、と(参考までに過去の私の感想文→『真理先生』)。そんなことを思いました。

世の中には良い人の方が多い。そんなことをつくづく考えながら、高く上がった猫の目の形をした月を見上げて、私は暖かい夜の中を帰り着きました。
やあ、じきに、春がやってきますね。







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