すっかり丸裸になった。
常緑樹というのは冬になってもその美しい緑を保って、雪が降ると葉の上にそれを積もらせて耐えている美しさがあります。一方葉を落とす種類の樹々というのは、今くらいの時期になるとフルフルと震える数枚の葉だけを残して丸裸。これはしかし、よくよく考えてみると少し不思議ですね。寒いからこそ葉を落とすというその発想が。
落葉樹にしてみれば、そんなのは不思議でもなんでもないのでしょうが、寒くなってきてモコモコと着込み始めた私からするとちょっと不思議だったんです。だって、枝だけになったあの姿というのは、すごーく寒々しいではないですか。寒そうすぎる。あと、毎年毎年葉っぱを新しく生え変わらせるというのも、エネルギー使い過ぎじゃない? とか思ってしまいます。せめて数年くらいは使おうぜ。とか思ってしまいます。
そんなくだらないことを思いながら、しばらく裸の樹を眺めていたのですが、落葉がなかったら困ることだってあるよな。落葉を踏みしめる楽しさとかさ。焚き火で作る焼き芋の美味しさとかさ(やったことないけど)。
人間の当たり前は、他の動物や植物の当たり前とは当然異なっているはずです。では、当たり前とはなんなのか。人間は人間にとっての当たり前のなかだけで生きるのがいいんでしょうかね。いいとか何とかでなくて、そうならざるを得ないものなんでしょうか。でも人は、外の世界のことや自分とは違った価値基準をいつも知りたいと思っているはずだし、そういう自分とは異なるものをある程度認識することはできているはずだよな。沢山の異なったものがあったら、私はそれらをどうやって整理したらよいのだろう。沢山のもののそれぞれにそれなりの良さがあるように思えたら、私はどれを当たり前の基準としたらいいのだろうか。
とりとめがなくなってきたので、本日はこのへんで。
あ、ツタヤでDVDレンタルが激安だったので、沢山借りてきました。張り切って観ないと!!