気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

『ホノカアボーイ』

2009年03月15日 19時43分31秒 | ときどき,映画
 なぁ~んとなく,倍賞千恵子さんがカップヌードルを食べるCMをTVで見て,見に行きました。

 アメリカの大学に通う,優柔不断で優しい青年“レオ”の心の動きと成長を限りなく青くて美しい空と海の映像を全編に取り入れた,絵日記のような映画でした。

 原作を読んでいないので,この映画を見た私の想像ですが,“レオ”はアメリカの大学に行っても,付き合っているのは気の強い日本女性で,彼が彼女と伝説の虹を探し求めてきたハワイ島のホノカアという街は何故か日系の老人が多くて,その街に惹かれて住み着く姿を見ていると,大人になれない優しい性格なのでしょう。

 その“レオ”がいくつかの恋を経験し,又,心優しホノカアの日系人に接して,成長していく過程や,街で知り合った映画館の名物「マラサダ」作りの名人の倍賞千恵子さん演じる“ビーさん”が,ずっ~と忘れていた恋心にも似た気持ちを彼に抱いていく,とても柔らかくて優しい雰囲気が全編に流れると主に,“ビーさん”が作る美味しそうな料理に目が行きました。

 砂糖が懸かったパンの「マラサダ」は,一度食べてみたい感じですが,この頃とみに太った松坂慶子さんがとても美味しそうに食べているのが良かったですね。(この映画のせいだったのかな?食いしん坊の役柄だったので)

 登場人物も,ちょっとした役でも有名人(深津絵里,喜味こいし,正司照枝,蒼井優など)が出ていて,この映画をそばで支えています。

 映画を見た後に感動や爽快感はないのですが,後で映画の何でもないワンシーンや料理や青い海が思い出される不思議な感じでした。(20代の時に見たら,又違う感想だったかもしれないけど)

 倍賞千恵子さんが着ていたかわいい服や,かわいい布のインテリア,そして,POPな小物も印象に残り,ポストカードとして切り取りたいシーンもありました。

 話は変わって,今日,泉大沢イオン店で久々に仙台出身のグループ『カラーボトル』の歌声を聴きました。

 地元仙台を離れ上京したそうですが,3月11日に5枚目のCD「さよなら」を発売し,そのプロモを兼ねたミニコンサートでしたが,相変わらず魅力的な声がショッピングセンターに響き渡っていました。

 『ホノカアボーイ』のポスター


 『カラーボトル』inイオン仙台泉大沢店