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小湊鉄道、後輩見守るSL

2016年01月16日 13時15分35秒 | 話題
      小湊鉄道(千葉県市原市)は、房総半島の中央部を走るローカル線です
        
    車両基地がある五井駅には肌色と赤の塗装で車体を包み、半世紀にわたって走り続けている
     都心近郊では珍しくなったディーゼル車が並んでいます。
    その傍らで現役を退いた蒸気機関車(SL)が漆黒の車体を光らせ、後輩車両の活躍を見ている

    小湊鉄道の設立は1世紀近く前の1917年。 養老川流域の農村地域の振興を目的に
     鉄道路線を敷いたものです。 同社が保管するSL「1号」と「2号」は25年3月からの
     開業に備え、米ボールドウィン社から購入したものだそうです。
     28年には現在と同じ五井~上総中野(千葉県大喜多町)間の全線39.1㌔㍍で開業した

    “戦時中は質の悪い石炭ばかりでなかなか蒸気が上がらず重労働だったんだよ”と
     終戦の前年の1944年入社した元機関士の“遠山喜三郎さん”はこう懐かしんだと!
     戦時中は食糧調達に向かう乗客で3両の客車では乗り切れず、貨物も連絡して乗客を運んだ?
     また当時は“乗せてください”のよき時代?だったそうだが・・
      小湊鉄道はSLとともに、そのお客さん!のおかげで発展してきたといってます
     車掌も乗客を喜ばせようと、工夫を凝らしているそうだ
      例えば、乗客から時間の問い合わせに備えて、わざと大きい目覚まし時計を腰に・・
          たばこを要求する客にあえて大きなマッチ箱を渡して笑わせたり・・とか

    通常、片道にかかる時間は1時間半ほど(現在は約1時間)だが、石炭の質が悪いと2時間かかった
    時には、牽引する貨物の重量が超過し、トンネル内の上り坂で止まってしまうトラブルもあった
    “遠山さん”曰く、SLは生き物。機関士と機関助手の息が合わないとうまく走らないそうだ
    そのSL、終戦から11年後の1956年に惜しまれつつ引退・・。
    その後はディーゼル車が主役となり、鉄路の開拓を支えたSLは表舞台から姿を消した
    本社横には「1号・2号」に加え、46年に国鉄から払い下げを受けた
     英ベイヤーピーコック社製の車両と合わせ、3台のSLが保管・展示されています・・!

    今は現役のように多くのお客さんに囲まれることはなくなったが、昨年の11月からは、
     SLを模した観光用トロッコ列車の運行を始めたのを気に再び脚光を浴びているそうだ!
    同社は、SLの復元について「これまでの歴史を大切にしながら新しい歴史を刻みたい」と
     社長を始め従業員一同が意気込んでいるそうです。
    ただ、この付近は沿線人口が減少している地域だそうだが、この鉄道を守るためにも
     小湊鉄道の礎を築いたSLの復活で未来に向けて走り出そうとして頑張っているようです。
   
    この観光用トロッコ列車は、3月に再開される見通しです!
      里山の景色をが楽しめますので、暖かくなったら是非お出かけになってみては・・
      

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