農業じゆう人

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修正(リカバリー)

2014年05月07日 13時22分44秒 | 話題
 私が入社して3~4年くらいたったころ、大変な間違いをしてしまった事がありました!
 まだ未熟だった私はどうしたらいいのかわらずとりあえず“上司に報告”するしかなかった。
 たまたまお取扱いをした親切なお客様のお蔭で大事に至らずに済むことができました。
 解決後、上司から“すぐに報告してくれてありがとう”と言われ、一瞬なんだかわからなかった?
 後から‘ひろしんクン’・いいか!何かあったら「ほう・れん・そう」が大事なんダヨと教えられた!
 何かあった場合は、必ず「ほう=報告 れん=連絡 そう=相談」をすることが一番だと・・
 これをしないで自己判断する事だけはしてはならない!と厳しく言われた。
 同時にショックでショボンとした私に“間違いは誰にでもある!次が大事だぞ”と諭してくれた。

 先日、有名な大手旅行会社の社員が、岐阜県の高校の遠足で使う「バス」の手配を忘れてしまった。
 己の不始末を隠すためにしたことは、生徒を装って自殺をほのめかす嘘の手紙を書く事だったという 
 この「嘘」がバレ、学校が警察に被害届を出騒ぎになって、結局は業務妨害で逮捕されてしまった
 このニュースを見聞きした時に、若かりし頃の自分がたどった事が思い出された!
 チョッとしたことから「事態」を、わからず報告した私と隠そうと自己判断した社員

  そういえば落語好きの私が「お神酒徳利」という落語を思い出した
  大掃除の真っ最中の旅籠(はたご)。主人が家宝にしている「お神酒徳利」を番頭さんが気をきかした。
  主人が「家宝」にしているものなので、なくなったりしたら大事だ(大変だと)と気をきかして「水瓶へ」
  ところがそのことを番頭さんがすっかり失念してしたため「家宝」がなくなったと大騒ぎに・・・
  家に帰り、番頭さんは‘ことの次第’を一生懸命思い出しに努めた・・・!
  思い出したが今更「真相」を言い出すわけにもいかなくなり、」女房の入れ知恵で「嘘」をつく
  できもしない占いで「家宝」を見つけることにした。 その算段はうまくいったのだが・・
  その占いの力が見込まれて次なる騒動に巻き込まれてしまう。
  この「お神酒徳利」の落語は、不始末を嘘でしのごうとした男が「嘘に嘘を重ねる羽目」に
  陥っていく噺。自分の不始末を、嘘でごまかす! 
  そういう人間の業すら笑いで包み込むのが落語の妙味だが笑えるものですが・・?
  現実に起きた先ほどの話には、何ともやりきれない気持ちにさせられました

  落語の「お神酒徳利」の番頭は嘘のため窮地に追い込まれるが、思いもよらぬ幸運に恵まれ、
  ついには「大金」まで手にしてしまう・・“そんなバカな”という噺なんですがネ
  窮地に陥って思わず見当違いなことをしでかしそうとする自分を押しとどめるのは・・・
  自分自身が「そんなバカな!」と笑う力なのかもしれませんな・・?

   先日見た「マムちゃん寄席」で、紙切りの“林家二楽師匠”が言ってました・・。
   紙切りは、いったんお客様からの希望で切り始めるとやり直しはできないももの
   間違えたからってセロハンテープで張ることもできない
   一瞬の判断で切る構図を決めて切る 嘘・不始末はご法度?できないと・・
   (左は馬に乗った武者絵図です 切ってもらったもの)

               ・         ・

 我が家では、年寄りで無能な夫婦なので、修正(リカバリー)ができる「家庭菜園」しかできない!
 難しい事は一切ご法度・・マジ・カミサンとの“土遊び”が唯一できることなんです  あ~ァ
 今日は、きのう寒さのため途中でやめにした作業をやりました。
 作業は「かぼちゃとハヤトウリ苗」の植え付け&きのう支柱を立てた「きゅうり」へのネット張り
 例の如く「かぼちゃ苗」などはたくさん育ってしまい後先を考えず全部植えてしまいました・・。

  
        かぼちゃ苗の植え付け                 きゅうりへのネット張り