Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

今回の新規ケーブル作成については・・・

2018年07月11日 | ピュアオーディオ
ケーブルの作成には、①ケーブル材 ②プラグ・ソケット(XLR・RCA) ③熱収縮チューブ(5種) ④スリーブ(外装材) ⑤半田材 ⑥フラックス材 等の材料が要ります。今回は合計16セットのケーブルを作成しました。物量投入のケーブルでしたので結構な材料費がかかりました。当分は金欠病になりそうです。

現状でも「グレードアップ」の効果は有りますが、「鳴らし込み」がまだ不十分なので恩恵はまだ少ないです。これから「機器が活性化」して来ますので、音楽を楽しみながら待っていれば自ずと本領発揮して来ます。少なくとも半年はかかるでしょう。

昨日は、朝4時起床で5時から「畑の草払い」を8時半まで(3.5Hr)鎌を使って草払いをしていました。午前中は自宅でシャワーを浴びてゆっくり休んで、午後から音楽部屋で扇風機を掛けながら音楽を聴いていたら、そのまま眠ってしまった様です。暑くて目が覚めたら気分が悪く、吐き気がして来ました。室温は33℃でした。(この日の最高気温は36.5℃)「熱中症の症状」だと思い、慌てて水分補給とクーラーを掛けました。しかし、いくら待っても「涼しく」なってくれません。よくよくリモコンを見ると「暖房」になっていました。

「冷房」に切り替え、涼しくなるまで外の風に吹かれていましたが外も熱風でした。20分くらいしてようやく室温が30℃以下になって来ました。クーラーを掛けながらまた音楽を聴いて1時間程したら、気分の悪さも取れて来ました。

今までこの様な体験は無かった様に思います。加齢によるものか?午前中のオーバーワークによるものかは分かりませんが、夏場は室温に注意して音楽を楽しむようにしたいと思います。

新作ラインケーブルのラスト1セットが完了

2018年07月10日 | ピュアオーディオ
サブシステム用のXLR→RCA変換ケーブルがやっと完成しました。音出し確認も無事に済み一安心。既存のプラグ・ケーブル材を再利用して作っている関係で、CDP-D500→C3間のケーブルが最後になりました。これでラインケーブルは一応最後にします。(本来は後1セット作って置きたいがケーブル材の在庫が僅少になって来ました・・・DAT用)・・・次は「電源ケーブル」の試作です。



オルソン:S-968(30㎝Wコーン型フルレンジ)をドライブしているExclusive C3+M4の組み合わせは、上の写真の様にM4パワーアンプを横に並べて使っています。その理由は「M4パワーアンプの電源SWが故障」している為、インレットソケットの抜き差しで、ON・OFFさせています。



C3プリアンプの内部にはFXヒューズをメインで使い、内部にも4本ヒューズが有り、こちらはフルテック製のヒューズに交換しています。その関係か?音のキレや質感に生気が有り、個人的に非常に気に入っています。

オルソンのS-968はWコーン型ですので、当初はLE8Tの非常にまとまったバランスに対し、3000~5000Hz付近にピーク・ディップが有り、鳴らし始めはかなりきついサウンドが出ていましたが、最近はこなれて来て、LE8Tの音のバランスと遜色ない音のバランスで聴ける様になっています。音のバランスが整えば、20㎝VS30㎝のコーンの面積の差が、サウンドの迫力面で差となって出て来ます。

気分一新したい

2018年07月09日 | ピュアオーディオ
先週ケーブル作りを一旦停止して、3日ほどのんびりしていましたが、道具類やパーツ・熱収縮チューブ等を散らかしたままでした。そのままにして置く訳にも行きませんので、先日から「作りかけのケーブル」や半分壊した(プラグを取った)ケーブル等を「完品」にしていました。

「新作ケーブル」も最後の1セット(CDP-D500~C3間)の「XLR→RCA変換ケーブル」のみになりました。こちらも段取りが出来、完成まじかになりました。明日には完成するでしょう。



先週からオリンパスシステムも「鳴らし込み」に入っています。接続した直後は「スケール感の拡大」を感じていましたが、「ふん詰まって来た」様で、スケール感の拡大も繊細な解像度も感じなくなって来ました。耳が慣れて来た訳では無くて、機器の内部が「ふん詰まり」を起こして、実際に出て来る音の「生気」も少し落ちて来ています。



これからは、このシステムの鳴らし込みが第一の仕事になります。しっかり鳴らし込んで行かないと「ヌケる」までの期間が長くなってしまいます。現在は朝早くから鳴らし始めています。



プリアンプの入力端子は殆ど今回の「新作ケーブル」で接続され埋まっています。ごちゃごちゃした様に見えますね。



プリアンプの裏側はケーブルで埋ってしまいましたね。このシステムのケーブル交換は終わっていますので、とにかく鳴らし込むだけですね。

明日XLR→RCA変換ケーブルを1セット完成させたら、新作電源ケーブルを数セット作成してして、その次は追加ツィーター用のケーブルを2セット作成して、今回の一連のケーブル作りを終了させます。後1週間ぐらいですね。

とにかく「部屋の中」が散らかっていると落ち着きません。不用品の処分も含めて「整理整頓」をしてスッキリさせたいと思います。夏場は暑くて作業などする気にならないと思いますので
、秋までは「鳴らし込み」に専念したいと思っています。

サブシステムのどちらを残すか?

2018年07月08日 | ピュアオーディオ


サブシステムを1セットにしたいと思っている。「お守」の時間を少しでも少なくしてメインシステムを鳴らす時間を増やしたいと思う。



LE8Tシステムもオルソン:S-968システムもどちらもそれぞれのユニットの特徴を出していて捨てがたい。どちらかと云えばオルソン:S-968の方が、アンプとの組み合わせも有り個人的には好きだ。スケール感のデカさとリアル感、それにC3+M4の音のキレが素晴らしいのです。エッジの立つキレの良いサウンドは聴いていて非常に気持ち良い。ついつい長聴きしてしまう。これがWコーン型のユニットの音だとは誰も気付かないだろう。





希少性から言ってもオルソンのSPユニットの方が珍しい。知名度はLE8Tだが過去に5セット以上使って来ているので、その音の良さや性能の限界は承知している。現状ではC200+P300の機器の活性化度が低いので、まだまだ高音質なサウンドを出してくる余地はある。ただオルソンシステムを聴くと現時点では一歩先んじられている。



パイオニアのC3+M4のアンプも「生き返って」非常に良いサウンドを出している。M4のパワーSWが効かなくなって使いづらい点はあるが修理を模索している。

オリンパスシステムのラインケーブルグレードアップ後

2018年07月07日 | ピュアオーディオ


オリンパスシステムのラインケーブル(XLR)を全て交換してから4日になります。毎日午後から4時間近く鳴らし込んでいますが、機器の活性化が少しづつ進んでいます。ただまだ本領発揮では有りません。機器の中を電気が走るのですが、左右均等に抜けて来ている訳ではないので、時折左右の音の出方等に違和感を覚えます。これは、しっかり鳴らし込めば解決する問題です。

ラインケーブル交換後の変化は、
1)SN比がまた一段と良くなった
2)音圧がアップした
3)音数の増加(解像度アップ)・・・ハイスピードサウンド・・・音の厚みがより厚くなった
4)エネルギー感がより強くなった
5)前後左右(前に出てくる音・奥行き感・左右への広がり感)への音の広がり感が増した

結果として、よりリアルな再現に近づいたと思う。まだ以前の「ヌケ切った」感覚がないので「自然な音の雰囲気」とは言えない状況。

音数の少ないモノラル録音の復刻版CDをかけても、以前より音数が多くなって聴ける様になった。音の雰囲気がズッシリとした聴きごたえのある音に変わりましたね。余韻の多さも加わり、聴きごたえが有ります。オペラもかけて見ましたが「ステージが目の前に広がる」様な再現をしてくれます。以前は真ん中のラックが邪魔して、ステージ感を感じなくなっていたが、大幅に改善して来ています。

交換直後から「琴線に触れる音」が出始めています。このメインシステムを聴くとサブシステムを聴くのが辛くなる。サブシステムだけを聴けば、納得させるだけの音質を持っているが、やはりメインシステムと比較するのは可哀そうです。

サブシステムを減らさないと・・・

2018年07月06日 | ピュアオーディオ


音楽部屋には2セットのサブシステムが有る。今回の新作最高峰ラインケーブル+SPケーブルでかなり良いサウンドをどちらも出している。



1)JBL:LE8Tシステム(20㎝シングルコーン)・・・ケンソニックC200+P300の組合せ



2)オルソン:S-968システム(30㎝Wコーン型フルレンジ)・・・パイオニア C3+M4の組合せ

どちらもわざと45年前の当時のフラッグシップアンプを選んで購入した。価格がこなれて安く手に入る事も有りがたいが、当時のアンプの「実力」を確認して置きたかった。

どちらのシステムも一般の方なら「メインシステム」として使える性能を持っている。ユニット1発の非常にシンプルなSPシステムだが、非常に良いバランスとエネルギー感も有り、国産38㎝クラスのスケール感を出してくる。どちらも「フロアー型」クラスのサウンドを出してくる。20㎝と30㎝の口径の違いで、スケール感やリアリティでオルソン:S-968の方が一歩上を行くが、LE8Tもシングルコーン特有の「音のバランスの良さ」でこちらも捨てがたい味が有るのだ。

ただ、サブシステムに2セットは必要ない。どちらかを処分することを考えてはいるが、SPスタンドも2セット本格的なものを用意している。なかなか手放せない要因だ。

アンプの方の評価としては、アキュフェーズのアンプは非常に頑丈な作りで安心して使える。当時アキュフェーズのアンプは基板に制作担当者の名前を入れて、責任と保証をして制作していた事を思い出した。45年前のそのままに近い性能を出していると思う。唯一パワーアンプのゲインコントローラーのガリが有る。MAX位置で左右の音のバランスが取れるので特に支障はない。透明感と色付けの少ないサウンドは安心して使える。電源インレット化やヒューズの高グレード化でオリジナルのC200+P300のサウンドではない。音質的にも十分な性能を確保している。

一方のパイオニアのC3+M4も1品作りで制作された「特製品」だ。当時は高根の花だったが、45年も経てば手頃なお値段で手に入る。しかし、今でもオーディオファンが多く、入手競争は激しい。音質的には純A級アンプらしく、非常に暖かい質感で切れの良いサウンドを出してくる。電源ケーブルをインレット化して良い電源ケーブルを使える様にしているのでオリジナルのC3+M4とは一線と画す音質とエネルギー感・スケール感に仕上がっている。唯一の泣き所は、「放熱」が多い点。現在M4のパワーSWが故障している為、インレットプラグの抜き挿しで電源をON・OFFしている。・・・修理しなければ・・・。

どちらを処分するか?悩ましい・・・。更にもう1セットサブシステムが有る。(D208システム)・・・こちらも考えないと・・・。沢山システムを所有するのは良いが、最適な置き場所を確保する事と「お守」をしてやらないといけない。既にJBL#375を使ったメインシステムとして「オリンパスシステム」・「自宅システム」を持っている。こちらの方をメインに聴くべきだと思う。

自宅システムが少し鳴り出して来た

2018年07月05日 | ピュアオーディオ


自宅システムはパワーアンプ交換(クレルKST-100)・新作ラインケーブルの導入交換をして約1ヶ月になります。



KST-100はまだ電源トランスが「ヌケていない」状況で、トランスのうなり(ノイズ)がまだ出ていますが、低音用のD130から低音らしい力強さが出始めました。このまま鳴らし込めばノイズも無くなって良いサウンドになってくれるでしょう。

ただ従来は、パワーアンプにWE101Dppパワーアンプを使って「耽美な世界」を目指していましたが、パワーアンプの正確の違いでかなり変わってしまいました。好みではないけれどこのまま使って何処まで良くなるのか確認したいと思っている。7SPユニットを1台のパワーアンプでドライブするという事はかなり厳しい使い方です。クレルのアンプを使い出して、その辺がかなりイージーになって来た。どちらかと云うとサブシステムの「フルレンジSP」に近い鳴り方で、気楽に音楽を楽しめる様なサウンドです。正対して1枚のCDと向き合って聴く様な聴き方にはまだ達していません。

ラインケーブルのグレードを「最高峰」にしても、結局はこのパワーアンプの「ヌケ」の進捗に合わせての「音質アップ」にならざるを得ず、時間をかける事しか有りません。とにかく毎日4時間以上鳴らし込んでいます。アンプの活性化や信号ラインの活性化も、鳴らし込む「時間」だけが解決してくれます。

ケーブル作りを一旦終了させる

2018年07月04日 | ピュアオーディオ
5月25日から始めた今回の「ラインケーブルのグレードアップ」の為のケーブル作成を一旦終了させます。40日近く、ケーブル作りにかかりきりで体力的にきつく成っています。一般のケーブルグレードなら多分1週間も有れば終わっている仕事ですが、端末処理と太さゆえの工夫もしなければならず、1日1本、2日で1セットのペースでは時間がかかります。

今回①メインのオリンパスシステム ②サブのLE8Tシステム ③サブのオルソンS-968システム ④自宅システム の4つのシステムのラインケーブルの殆どを「最高峰グレード」に交換しました。

ラインケーブルの伝送できる情報量が単純に2倍にアップしています。おかげでどのシステムも「ふん詰まり」を起こしている様です。元々が同じケーブル材ですので、同じ傾向のサウンドで情報量が倍増するだけと思っていましたが、アンプの方が直ぐには追従できないみたいです。「機器の活性化」をしてあげないと「ヌケた音」にはなりません。

「CDの中の情報量」をさすがにゆとりを持って引き出している様です。CDにも色々あり、古い録音やダビングを繰り返したCDは情報量が少なく、最新の録音は膨大な情報量が入っているものが有ります。「CDの中の情報を全て取り出す」と云っても、最新の録音を焦点にしないといけません。その点で、今回の新作ラインケーブルは余力を持って取り出せている様です。ただし、機器の方が直ぐには対応できないようですので、本当の本領発揮は12月以降になるでしょう。

次は「電源ケーブル」を予定しています。電源ケーブルが同じグレードになって初めて本来の性能になります。但しこちらは「機器」の反応が遅く活性化期間が長い特徴が有ります。電源ケーブルのグレードアップには2000Hrの累計鳴らし込み時間が必要です。私の処で、毎日5時間以上鳴らし込んでまる1年かかります。一般の方なら(2Hr/Dayくらいの方なら)優に3年以上かかります。多分そこまで待てないと思います。「苦行」の時間が短ければ良いのですが・・・。性能の高いケーブルを使う事にはこうしたリスクも伴います。


自宅システムのXLRケーブルを作り直し

2018年07月03日 | ピュアオーディオ


自宅システムのDAC~ライントランス間のXLRケーブルは、今回一番最初に作った新作XLRケーブル。ケーブルの使用量が大きいと思っていたので、「省エネ型」で作成していました。機能的には問題ないのですが、「音圧アップ」をしないケーブルだったので、オリンパスシステムと同じ「贅沢型」XLRケーブルに作り直しました。これがXLRケーブルでは最後になります。



XLRケーブルには①番 G(グランド)②ホット(+) ③コールド(-) の3つの端子が有ります。一般的には2番ホットを採用しているメーカーが多い。(アキュフェーズは3番ホット)



「省エネ型」と「贅沢型」の違いは「グランド配線」に有ります。このグランド配線も+-線と同じ線材(3本仕様)にしたのが「贅沢型」・・・(音質が良い)。プラグの根元で3番と1番を接続し、3番と2番線の2本仕様が「省エネ型」。

一度作ったXLRケーブルを再度作り直すのは大変な手間がかかります。今回は1発目のケーブルだったので「皮むき量」(長さ)がチョッと短かった。・・・これが作り直しでは大変な負担になりました。単純に「ケーブル材」が思い通りの位置で止まってくれない。・・・半田付けが大変でした。

夕方完成し、早速自宅システムに入れて「音出し確認」をしました。「音圧アップ」とSN比の向上が直ぐに聴き取れます。音質もこの「贅沢型」が一番良い。グランド線と侮ってはいけない。各機器の「同期」を取る事と「グランド配線にも信号は流れている」と云う事。ほんの少しのサウンド量だが、この「ほんの少しの音」が音質に効いてくる。

オリンパスシステムのラインケーブルのグレードアップ完了

2018年07月02日 | ピュアオーディオ
5月25日から1ヶ月以上毎日ケーブル作りに追われて来ました。メインのオリンパスシステムも最後に残ったCELLO DAC~ライントランス間のケーブルのみになりました。



昨日作成したXLRケーブルは、DAC用に使えませんでした。CELLOのDACは、IN側(メス)が「フィッシャープラグ」になっています。プラグの規格が違うので特殊なケーブルになります。マーク・レビンソン氏は「レモピン」や「フィッシャープラグ」等、特殊なプラグを使ってアンプやDACを作るので、機器を使う場合は要注意です。

フィッシャープラグそのものは、基本的にサイズが小さい事を除けば、XLRプラグと同じ考え方のプラグです。ただ作成する時には「端子間」が狭いので半田付けに注意が必要です。

オリンパスシステムではアキュフェーズのプリアンプを使っているので、XLRプラグのホットは「3番」です。その為、このフィッシャープラグで「位相変換」をして作っています。

夕方、ようやく完成しました。音出し確認をした処で時間切れとなりました。明日ゆっくりと音出し確認して「配線」の位相を確認したいと思います。