Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケーブル作りを一旦終了させる

2018年07月04日 | ピュアオーディオ
5月25日から始めた今回の「ラインケーブルのグレードアップ」の為のケーブル作成を一旦終了させます。40日近く、ケーブル作りにかかりきりで体力的にきつく成っています。一般のケーブルグレードなら多分1週間も有れば終わっている仕事ですが、端末処理と太さゆえの工夫もしなければならず、1日1本、2日で1セットのペースでは時間がかかります。

今回①メインのオリンパスシステム ②サブのLE8Tシステム ③サブのオルソンS-968システム ④自宅システム の4つのシステムのラインケーブルの殆どを「最高峰グレード」に交換しました。

ラインケーブルの伝送できる情報量が単純に2倍にアップしています。おかげでどのシステムも「ふん詰まり」を起こしている様です。元々が同じケーブル材ですので、同じ傾向のサウンドで情報量が倍増するだけと思っていましたが、アンプの方が直ぐには追従できないみたいです。「機器の活性化」をしてあげないと「ヌケた音」にはなりません。

「CDの中の情報量」をさすがにゆとりを持って引き出している様です。CDにも色々あり、古い録音やダビングを繰り返したCDは情報量が少なく、最新の録音は膨大な情報量が入っているものが有ります。「CDの中の情報を全て取り出す」と云っても、最新の録音を焦点にしないといけません。その点で、今回の新作ラインケーブルは余力を持って取り出せている様です。ただし、機器の方が直ぐには対応できないようですので、本当の本領発揮は12月以降になるでしょう。

次は「電源ケーブル」を予定しています。電源ケーブルが同じグレードになって初めて本来の性能になります。但しこちらは「機器」の反応が遅く活性化期間が長い特徴が有ります。電源ケーブルのグレードアップには2000Hrの累計鳴らし込み時間が必要です。私の処で、毎日5時間以上鳴らし込んでまる1年かかります。一般の方なら(2Hr/Dayくらいの方なら)優に3年以上かかります。多分そこまで待てないと思います。「苦行」の時間が短ければ良いのですが・・・。性能の高いケーブルを使う事にはこうしたリスクも伴います。