Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

またMDディスクを140枚購入

2017年02月08日 | ピュアオーディオ


最近はPM14:00からのNHK-FM「クラシックカフェ」を毎回録音している。録音済のMDディスクも500枚を超えて来た。在庫が少なくなったので久しぶりにMDディスクを140枚程購入した。これでまた1年くらい録音できるだろう。



DN-991Rもプログラムを確認するとRECが出来そうだと思って来た。アナログ入力で録音を試したが、何度やってもダメな様で、次回はデジタル入力でトライして見ようと思う。



サブシステムも最近はMDがメインソースになって来た。FMの録音もノイズが全くないと気持ちが良い。FMのエアーチェックでは「CDでは絶対に買わない」曲が録音できる。知らない曲や演奏者の違う曲を楽しめる。昨日はバーンスタインの初期のバレエ曲やアイブスの交響曲2番を初めて聴いた。米国の作曲家はドイツ系の作曲家と違って発想がユニークだ。

エージングについて

2017年02月07日 | ピュアオーディオ
昔から新品のSP(特にJBLやアルテック等)で言われていた言葉ですが、「エージング」が必要だと。SPは電気信号を物理的動作に変換して「音波」を発生させる。その能力をフルに引き出すためには「慣らし運転期間」(エージング」が必要だと言われていました。その場合2~3年必要だとも言われていました。中には20年たっても「エージング中」だと言われる方がいらっしゃるとか・・・。

個人的意見を云えば、SPユニットだけに限ったことではなくてソース機器やアンプ類にも同じ事(活性化時間)が要る。SPだけを新品にしたからと言ってSPだけが「エージング」される訳ではない。

「エージング」=「活性化時間」と私は捉えている。SPから音を出すためにはソース機器・アンプ類も同時に使ってあげなければ「音」は出てこない。

使用頻度が重要である。JBL等のホーン型ユニットを使ったSPの場合、2~3年必要と言われている理由は理解できる。一般に2時間/日ぐらいの使用頻度だとすると2000Hrにチョッと届かないが、私が体験した「活性化時間」とほぼニアリーだと思う。

5時間/週(1回)程度の使用頻度だと、殆どエージング時間を稼ぐことは不可能だと自分は理解している。何故なら「眠っている時間」が長すぎて、目覚めさせた分以上に眠らせているからだ。眠っている間に「酸化膜」があちこちについて「劣化」させている。2~3年もこの様な状態を続けたら「エージング」どころか「劣化」して行く様なもの。

時間も重要だが使用頻度が高くての話。使用頻度が低い方に「エージング完了」は無いのである。高価な機器を揃えても毎日鳴らしてやれない方は、毎回エージングの始まりを開始しているような状態で、その都度前回よりも低いレベルからの出発になっていると私は考えている。これではいつまでたってもエージングは終わらない。20年たってもエージングが終わらないと言う事が有り得る。

「音質アップ」の実験の仕方

2017年02月06日 | ピュアオーディオ
現在お持ちのシステムでも「音質アップ」の実験は出来ますが、SPシステムは出来れば「20㎝フルレンジ」が良いでしょう。理由は「シンプル」だからです。ユニット1個で全体域を持っていますので、実験をするには持って来いです。出来るだけ性能の良いユニットが良いでしょう。お勧めはJBL:LE8Tです。

実験の内容は、①半田材(共晶半田VS鉛レス半田) ②ケーブル材(色々な線材を試せます) ③SP端子 ④SPケーブル(アンプからSP端子間)

まずは、SPシステムで何をどうすれば、どんな風にサウンドが変わるか?を確認する事です。頭の中で分かっていても実際にやって見れば色々な「不具合」に遭遇するでしょう。その「体験」が大事だと私は思う。出来るだけ「正反対」の性格を持つものを比較して「体験」して置くと良いでしょう。この時点では「自分好みの音」とは無縁です。前述の結果から「自分の好きな音」の傾向が見えて来るでしょう。

次に「SPのセッティング」をしっかり確認しましょう。ポンと置いたままの音とインシュレーターを使った音、SP津丹戸を使った音等を比較して見ると良いでしょう。この場合は自然の「原理・原則」が重要になって来ます。自然の原理・原則に逆らう様なセッティングでは良い音にはなりません。この原理・原則を考えることまで至る事が大切だと思う。でなければやみくもな対策やまぐれでしかなくなる。

「死んだ音」と「生きた音」はSPのセッティングで決まります。一般的には4点支持4点設置が基本となるでしょう。これが出来れば6点支持6点設置も簡単にクリアできるでしょう。

お金持ちだけがオーディオマニアではない

2017年02月05日 | ピュアオーディオ
広々とした大きな部屋で、大きなスピーカーや超高級品のアンプ類がズラリと並んでいるのを雑誌で見かける。お金持ちだけの為のオーディオみたいな感じで雑誌で取り上げられている。だからと言って「良い音」で鳴っているとは限らない。「絵」にはなるけどサウンドは投資効果に見合ったサウンドなのか疑わしい部分が多々ある。

そんな写真を私なりに見てみると、①SPのセッティングに気が配られていない ②ケーブル類が貧弱 ③メーカーオリジナルのままで使われている・・・と云う様な共通点が有る。

SPにしろアンプにしろ「メーカー製オリジナル」で100%はない。本当のオーディオマニアは「音に拘り」を持っているはずだと思う。だから、SPにしろアンプ類にしろ、ケーブル類まで気を使って「自分の音を探求」している。

お金持ちが高価な機器をずらりと並べてオツにいっているのも判らないではない。ただ「オーディオマニア」と云うより「コレクター」だと思う。

私は、「部屋に合ったSPを自分の好みのサウンドに仕上げて楽しんでいる方」をオーディオマニアと思っている。その為にはいろいろな処に手を入れて、目指すサウンドを追求する姿こそが「オーディオマニア」だと思う。20㎝口径のSPユニットを使ったシステムでさえ、立派なオーディオマニアになれると思う。

モノラルアンプが良いか?ステレオアンプが良いか?

2017年02月04日 | ピュアオーディオ
パワーアンプには「音質優先」の為に「モノラルアンプ」が有ります。ステレオにするには2台必要です。これに対して一般的にはステレオタイプのパワーアンプが有ります。大勢はステレオアンプです。

オーディオ全盛期には、パワーアンプどころかプリアンプまでモノラル仕様のアンプが有りましたが、現在では殆ど残っていません。

一般的なアンプの作りで「直出し配線」の電源ケーブルで作ってある「モノラルアンプ」なら、個人的には「音質には懐疑的」です。

実際にモノラルパワーアンプを3セットも使っていた頃が有ります。とにかく「置き場所」に困ります。またそれぞれを「インレット式」の電源に改造して使っていましたので、電源ケーブルもそれぞれに最高級のケーブルを準備しなくてはなりません。(コストアップ)・・・ラインケーブル類も長さが変わって来る。

そこまでコストアップさせて使っても、最新のステレオアンプの性能に負けていたのではやり切れません。結局自分の場合は、モノラルアンプはすべて処分して、出来の良いステレオアンプの方が「音質アップ」すると自覚しました。

モノラルアンプの発想は良いのですが、周りの機材の事も含めて「音質VS費用」を考えるとモノラルアンプの必要性を感じない。以後は出来るだけ質の良い「ステレオアンプ」を使う様にしています。

ケースの材質・強度と作りのサウンドに与える影響

2017年02月03日 | ピュアオーディオ
以前、ライントランスや電源トランス付きタップを制作した時に驚いた事が有ります。ライントランスなどチャチなブリキのケースで作られている場合が多いですが、そのケースを木製で響きの良い木材で制作した時、まるで別物みたいに音の深みが出て良くなった経験をしました。その後トランス付きタップでも同じことを経験しました。まるで別物クラスのサウンドになりました。

多分に、電気回路とは一切関係のないケースでこんなに音が変わると言う事は、「ケースの材質・強度」等の音が一緒に出て来るのだと感じました。要するに「物性の音」と呼んでる部分です。電気的な流れの中の素材(銅線・ヒューズ・CRパーツ等)でも同じことが言えましたが、電気回路とは全く関係ないケースの素材や作り(強度)等でも同じことが言えます。

これは当然機器類にも言えると思います。機器のケース類も「音作り」に重要な影響を与えていると・・・。

光ケーブルとRCAケーブルの情報量

2017年02月02日 | ピュアオーディオ
以前ワディア#2000Sを2セットも所有していた時期が有ります。ワディア#2000Sでは「光ファイバー」ケーブルを使うのを前提で作られていました。この光ファイバーケーブルにも色々グレードが有って、米国ATT社のモノが優れていると記事に書いてあったので使っていました。

ワディアのトランスポートとDACの組合せで「光ファイバー」接続で一応使えると安心していました。しかしソケットがBNCソケットの安物なんですね。工場の現場でテスター辺りに使って有りました。

丁度その頃、「オリジナルのRCAケーブル」の開発をしていて、自作RCAケーブルと光ファイバーケーブルとの音質比較をしました。RCAケーブルを使うにはBNCソケットにRCA変換プラグを使います。

その結果、一般的な市販ケーブルよりは光ファイバーケーブルの方が音数が優れているのが判りました。しかし、自作のRCAケーブルには完全に音数で負けてしまいました。それからは「光ファイバーケーブル」を使わなくなりましたね。

それから自作のケーブルにのめり込んでいきました。自作の場合、色々なケーブル材の組合せや半田材の選択も出来ます。そうなると簡単に光ファイバーケーブルの性能を越えてしまいます。音数は「音質アップ」の一つの指標です。当然周波数帯域やエネルギー感等も自分の耳で確認して作れます。

イージーに高音質を求めて使うには「光ケーブル」も良いですが、本当に「音質アップ」を図りたいなら、自作のRCAケーブルでその世界を簡単に超える事が出来ます。

最近は録音したMDがメインソースになりつつある

2017年02月01日 | ピュアオーディオ
最近はFMエアーチェックで録音したMDがメインソースになりつつある。同じ曲のCDと録音したMDを比較しても遜色ない音質であることを先日確認した。その時にMDとCDの差は微々たるもので、MDで十分楽しめると判断した。



最近はDENONの局用MD機がフル稼働している。DN-980は「再生専用機」の為録音は出来ないが、再生は非常に音質も良く安心して使える。他のMD機で読み込み不良になる様なMDでもいとも簡単に読み込んでくれる。もう1台のDN-991は録再できるはずであるが、まだ再生オンリーでしか使っていない。録音するためにはプログラム操作を覚えなければならない様だ。何か設定をしていない様だ。

MDそのものは中古で30円/枚~60円/枚程で入手できる。ソースはFMからなのでランニングコストは極端に低い。MDは小さいのでMD専用ケースを10数箱購入して綺麗に片付けている。CDラックの様にスペースを取らないのが良い。ただ難点は、どの演奏を何処に仕舞ったかが判らない。取り敢えずジャンル別に箱単位として、「ランダム」に抜き取りをして聴く様にしている。