Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音数」(情報量)を増やして嫌な事はない

2017年02月22日 | ピュアオーディオ
ケーブル類の「伝送ロスの極小化」をして来て「嫌な音」を感じたことはない。それよりも今まで聴けなかったサウンドが出て来て、音の表情が豊かになって来る。こうなると「その場を離れたくなくなる」と云う欲求の方が強くなる。そうなると当然食事も忘れて聴きまくりたいと云う事になる。こんな経験も有って良いのではないか?

「情報量が増える」と云う事は、ハイスピードなサウンドでも有る。音楽は「時間の芸術」とも言われている。そうなると当然再生装置も「瞬時に情報量の増減に対応」出来なければならない。情報量が少ない時は少ない音で、多い時は多い音で再現してくれなくてはストレスが出て来る。情報量が多いと音のヌケ・キレ・ノビをストレスなく感じる事が出来ると思う。

「録音したその場の雰囲気」が再現される訳で「リアル」でも有ると思う。「暗騒音」も録音中に誰かが席に座ればきしむ音や立てば椅子がカタンと鳴ったり、咳をすればその咳が聴こえる。それらが「臨場感」に繋がっていると思う。

「情報量」を増やすために「低抵抗」と「ケーブルの断面積」が重要と云っているがそう単純な事ではない。例えば「低抵抗」にしたいなら希少金属類を使った高価な材料を使う必要が有る。しかし、そんな希少金属を「線材」にしている処は少ない。買える価格でと云うなら銀線ぐらいまでが限度だろう。

「断面積」を増やしたいなら「太い単線を集めて」作れば良いが、周波数特性的に「低域オンリー」な特徴を持ってくる。これに音色を合わせた「撚線」を組み合わせて中域や高域の再現を出来る様にすればかなりのハイグレードなケーブルが出来る。実際私はそうやってケーブルを組み合わせて作っている。

ケーブル材のメーカーでも音の傾向が違う。自分は「質感」である特定のメーカー製だけを使っている。そのメーカーの線材は材質が違っても「音の鮮度」と「微粒子」のサウンドを出してくれる。