Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

RCA製Wウーハーフロントロード箱システム

2017年02月17日 | ピュアオーディオ


写真のSPシステムは、「RCA製Wウーハーフロントロード箱システム」です。元々は1930年代の米国RCAがシアター用に作成した箱です。箱だけを利用してユニットを変更して使っています。オルソン博士の生演奏との比較した実験が有ったことでこの箱を知りました。

低域はJBL:D130(16Ω)×2発、中域はJBL:#375+ESSグレートハイルドライバー、高域はJBL:LE85+#2405+DECCA SW8+ビクターリボンユニットの8SPユニットシステムです。これを3ウェイマルチアンプでドライブしています。低域の箱とユニットだけが違うだけで、オリンパスシステムやSP-707Jシステムと中・高域は一緒です。

このシステムは、D130×2発の軽くて反応の良い低域に特徴が有ります。チョッとパワーを入れてやるとリスナーの全身に音圧が飛んできます。身体で音を全身で浴びる様な再生をします。身体中が振動します。Wウーハーにしたことで振動面積が大きく、空気を震わす力が非常に大きいです。

中・高域はオリンパスと変わりなく、柔らかい音でありながら非常にシャープな切れ味と、音数の多さを持っています。ケーブル類は全て自家製の最高級品で構成しています。音のヌケ・キレ・ノビが非常に心地よく感じられるシステムです。潜在能力はオリンパスシステムを軽く上回っています。本当はこのシステムを私が使いたいのですが、部屋のサイズの関係で息子に使ってもらっています。

フロントロードのWウーハーシステムは、この箱でないと出ないサウンドが有ります。当初はJBL:#2205(16Ω)×2発で鳴らしていましたが、D130の方が音数も多く、音の深みと反応の良さが違います。

フロントロード箱は映画館等の広い場所で使われる事を前提に作られていますが、JBLのユニットを使えば家庭でも違和感なく使用する事が出来ます。