Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

聴こえなかった音が聴こえる

2008年06月29日 | ピュアオーディオ

今日は朝からオリンパスシステムの鳴らし込みに入っています。今までに試聴用に使っていたCDを片っ端からかけています。

今まで聴こえなかった「暗騒音」がいっぱい聴こえます。ベースの左手の「ギシギシ」と言う指使いや弦を伝う指の動きの音など「リアル」さが上がっています。

オーケストラでは空中にヴァイオリンのトレモロが浮遊しているようで実に気持ちの良いものです。

「うるささ」がほとんど感じられないので音量を気にしないで済みます。また小音量でも充分な音楽のディティールを描き出しますので、ボリュームの位置が下がります。ルシファーにしますと「音圧アップ」しますので、通常聴く音量なら下がって当たり前です。

まだまだ本領を発揮しているとは思えませんが、今の時点で交換前のサウンドを抜いています。どこまで良くなるか?は自分でも判りません。

チョッと気になるのは「アンプの実力差」を出してきているのでは?と思う点です。低域のM-100と中・高域のA20Vの「実力差」(音の厚みや分解能等)を感じ始めています。

オーディオにおける機器とケーブルへの金額配分がほぼイーブンの状態です。ケーブルはオーディオ機器なのですね。

機器偏重主義でケーブルに対した投資もしていない方のサウンドはどこかイビツに感じます。名機といわれるSPやアンプ、プレーヤーと大きな部屋を持ちながら、「痩せこけてピーキーでバランスを崩した」サウンドを平然と「良い音だろう」と云われると苦笑してしまう。