Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ⅢLZを卒業

2008年06月12日 | ピュアオーディオ

昨日事務所の方で久しぶりにタンノイ ⅢLZを引っ張り出し、CDPマランツ#8260+マランツタイプ自作管球プリ(Trail仕様)+KMQ-8(Trail仕様)でJAZZボーカルやクラシック音楽を楽しんでみました。

Trail仕様の管球アンプの組合せですので下手なTr型アンプなら100万円を越える「音質」が有ります。

ドリス・デイのボーカル、諏訪内さんの「詩篇」、「ロンド・カプリチオーソ」等、とっかえひっかえ聴いていましたが、ⅢLZの再生音がします。

「さざなみの弦」や「しっとりした質感」で輝きが有りますが、何処かくぐもった様な感じも有ります。

ジーっと聴き続けていると、「音を聴き」(拾い)に行ってるんですね。音数が少ないので、音を探しに一生懸命に聴いているんですね。

Lz2 当該のⅢLZはユニットとネットワークはまったくのオリジナルです。手を加えたくても手出しできるようにはなっていません。「オリジナル性」を保ったままに手を加えるのが私流ですので「原型」をぶち壊すような事はしません。ですからほとんどオリジナルの音です。BOXはテレオン製ですが、オリジナルより少し容積は大きくなります。

試聴を終えてオリンパスシステムをⅢLZの時の音量より低い音量で鳴らしだしましたが、こちらの方が圧倒的に軽く音数も多く低い音域も出てきます。椅子に座っていているだけで「音楽」が包み込んでくれます。

本来は「オリンパスシステム」の方が大音量にしないと使えないはずなのに逆の状態になっています。こちらを聴いてしまうともうⅢLZは使えませんね。ⅢLZにこだわるのは卒業したいと思います。

来月には娘の部屋のシステムにして使ってもらいましょう。現在使用中のサンスイEC-138箱入りD130 3ウェイシステム(内部配線は全てSCS-33)は大きすぎるとの苦情が来ていますので交換して使ってもらいます。