Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SCE-45S 2本目はプリアンプ

2008年06月14日 | ピュアオーディオ

昨日オリンパスシステムにSCE-45SをA730に入れた感想を書きました。今日は2本目をプリアンプC-290に入れてみました。

交換直後はチョッと焦点が合っていないように感じましたが、1時間もすると焦点があって昨日のサウンドを越えています。(当たり前)

何が良くなったかと言うと、「見通しの良さ」と「レンジの拡大・明瞭さ」でしょうか。音楽がより楽しく聴けます。音楽性が更に良くなっていますね。昨日の時点でも「これで充分」と思っていましたが、なかなか更に良くしようという欲望は尽きないものです。しかし、出てくるサウンドの音楽性や「生演奏」の雰囲気がより強くなったことは確かです。

「1本目は質感が変わった。2本目は表現力が変わった。」次の3本目ではどんな風に変わってくれるでしょうか?

結局は残り6本も交換してしまうでしょう。全てを交換したときに「ベクトル」が揃って更なる高みに突入する事が予測できます。


本当のハイエンドのサウンドは・・・

2008年06月14日 | ピュアオーディオ

「本当のハイエンドのサウンドは既成のメーカーオリジナルのSPからは出ない」が私の持論です。

何故ならメーカーの偏った考え方やコスト対策が入っていたり、時代の中で最高であっても現在の技術からすれば取り残された部分を持っているからです。

一般にハイエンドのSPと位置付けられているSPに古くは「パラゴン」、「ハーツフィールド」、「オリンパス」、「A5」、「A2」、「ムーリッシュ」、「CN191」、「オイロダイン」、「オートグラフ」、「ウエストミンスター」、「パトリシアン」、「XRT-20,22]等々そうそうたるSP達がいます。

近年ではB&Wの801やJBLのDD66000,9800、ソナスのオマージュシリーズ、ウィルソンのSP等価格的に300万円以上のSP達がまだまだ沢山有ります。

しかし、持っているだけで「ハイエンドのサウンド」が出ているわけでは有りません。それをユーザーが使いこなしてこそ生まれる世界だからです。

個人的には最近のSPでは「ハイエンドのサウンドは出ない」と判断しています。私の持っているノウハウから行くとまず無理と判断しています。

これらのSPをドライブするアンプも決して「超高級品」のアンプは要らないと思っています。あまりにも触りまくった(回路に凝り固まった)ものには、それ独特の癖が付いていると思っています。特に「音やせ」を感じてしまいます。

個人的には中級の機器で「ハイエンドのサウンド」が手に入ります。今までの「オーディオの常識」には「盲点」が有ります。この「盲点」に気付いた方のみが「ハイエンドのサウンド」を手に入れられると思っています。

自宅で使っているD130やオリンパスで使っているLE15Aのウーハーのサウンドは皆さんがご存知のサウンドではないと思います。

D130でこんなにも音がぶ厚く彫が深く、重心の下がったサウンドは経験がないと思います。またLE15Aでこんなにも軽々と反応するサウンドも聴いたことがないと思います。第一オリンパスの純正箱で「箱鳴り」を感じないで低音のキレを感じることなど皆無でしょう。

「高価な機器=ハイエンドのサウンド」では有りません。如何にユーザーが使いこなすかです。出てきたサウンドのみが「ハイエンドのサウンドか否か」です。

現在のSPでは「メーカー純正」のものばかりです。古いユニットを集めてユーザーが試行錯誤したサウンドとは別次元の物でしょう。