現在サブシステムは①オルソン:S‐968(30㎝Wコーンフルレンジ)+TW47システムと②JBL:LE8T(20㎝フルレンジ)+TW44の2つのシステムが有る。BGMにはLE8Tを使い、サブシステムを聴きたい時には主にオルソンSPを聴く。低音の再生が20㎝と30㎝では初めから性能差が有る。
一般的にWコーン方式のユニットは「古臭い音」と思われがちだが、それは「内部配線」が非常に古い配線材を使ってあるからだ。私が使っているオルソンには「オリンパスシステム」で使っている配線材と全く同じ線材を使っている。だからとんでもない性能を出してくる。Wコーン特有の「音のバランス」の偏屈さもない。ごく自然な音のバランスで鳴っている。フラットな帯域と云って良いだろう。大きな山や谷は皆無。これは「線材」が決め手だ。
このシステムの良い処は非常に軽いエンクロージャーに軽いユニットの組合せでありながら、ALTECの劇場型の音の様な出方を低い出力で出してくる事だ。非常に家庭用として使いやすい。Wコーンシステムも今回で2回目(以前楕円型Wコーン(アンペックス可搬型モニター)を使っていた・・・ボーカルが特に素晴らしかった)
フロアー型みたいな音の出方で、伸び伸びと歌う様になってくれる。現在アンプはケンソニックC200+P300の組合せにしている。C3+M4のサウンドも非常に良いのだが、M4のパワーSW が故障しているのでM4は現在休眠中。お盆を過ぎたら修理を模索して見たいと思っている。
云いたい事は「Wコーンフルレンジ」と侮るなかれ!!!非常に音数も多く、音のバランスも良く、質感もかなり良いという事。昔のSP技術者は「良い物を作ろう!!!」と努力していたんだな!!!と感心させられる。現在の様に「コストダウン」で作られたユニットとは違うと思う。エッジもギャザードエッジで半永久的に使えるし、薄くて透けて見える程。コーン紙の質も良い様に感じる。軽く弾む低音だ。