Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

各時代毎に合ったアンプ・SPシステムが有る

2014年07月23日 | ピュアオーディオ

1950~60年代のブルーノートのJAZZが好きな方には、当時の機器が良く合う様だ。その頃はSP盤からモノラル盤に移行した頃で、5分から30分録音になり当時は画期的な事だったらしい。黄金のアメリカの時代で、オーディオ産業がプロ用主流(映画館等)から家庭用に普及して行った時期に当たる。

オーディオシステムは録音ソースと切ってはキレない縁に有る。その時代その時代で、録音を確認して商品化している訳で、当然その時代の最先端の機器がモニターシステムとして採用されていたと思う。当時の録音は当時の機器でモニタリングされていた訳だから、当然その当時の機器の方がその録音の再生に合うのであろう。ブルーノートのJAZZを聴かれる方はアナログプレーヤーとLPの組合せを楽しんでいる方が根強くいらっしゃる。そう云う方のサウンドを聴かせていただくと、CDよりもアナログの方が良い音がする。

最新の機器の方が「進歩の最先端」と思っておられる方がいらっしゃるかもしれないが、アナログプレーヤーやSP・アンプ共に1960年代には既に完成の域に有ったと思う。時代の流れの中で、「コストカット」され、「商業化」の波に洗われて、「退化」した商品も数少ないと思う。

自分がメインで聴きたい曲と時代を合わせて機器を揃えるのも一つの手法かもしれない。50年、60年も前の古い機器を集めるには、それなりの「目利き」になる為の投資をしないとゴミばかり集める事になる事も有る。