自宅システム(SP-707J+α)は7SPユニットシステムです。ここに大きな問題が有ります。以前RCA箱システム(8SPユニットシステム)をネットワークでドライブしていた時はトラブルの連続でした、その原因は「ローインピ-ダンス」になり過ぎて、アンプが燃えだす有様でした。その為、RCA箱システムはマルチアンプシステムにしてようやくトラブルから解放されました。
WE101Dppアンプ-1号にして、不具合が無くなったと思っていましたが、ブーンと云うノイズが段々大きくなって来ました。これは完全にアンプの問題ですが、その原因は「7SPユニット」に有ると思います。1台のアンプで7つのSPユニットをドライブするのは難しいのかも知れません。多分こちらも「ローインピーダンス」になってアンプが無理をしているのだと思います。
対策は「マルチアンプ」にする事で、1台のパワーアンプへの負荷を減らす事が理想ですが、置き場所のスペースの制約も有りますので、JBLのユニット(4個)だけにして他のユニット(リボン系ユニット3台)の接続を外しました。
サウンド的には、中高域の張りが出て来て、わずか1.4W/chのアンプですが、軽々としたサウンドが出始めました。今までの不満点(重い・暗い・高域が出ない)が改善された様です。デッカのリボンツィーターを使った時に出ていた「ウェット」な音が、自作管球プリ+パワーの組み合わせで出てきています。音の線の太さ、音のキレ・ヌケ、音数(情報量・解像度・明瞭度)も十分なように感じます。しばらくはこれで様子を見たいと思います。
ユニットを増やしすぎた為に「ローインピーダンス」になり、アンプがドライブ出来ずに「重く暗い音」になり、高域も殆ど出なくなっていたと推測されます。負荷を適正値にしただけで軽々とドライブしています。
ネットワークが悪い、プリアンプが悪い・・・と長い間やってきましたが、考えて見れば至極もっともな不具合でした。どうもハイルドライバーを入れた辺りからおかしくなって行った様に思います。4年も前になります。その後アンプの入れ替え等を繁茂にやっていましたので、原因が見えなくなっていました。ローインピーダンスの症状は、管球アンプだからかどうか判りませんが、「ジワジワ」と悪くなって症状が出てくる様な不具合でした。ユニットの追加直後に症状が出ていればこんなには苦労はしなかったと思います。