Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムがやっと正常化した様だ。

2014年07月25日 | ピュアオーディオ

自宅SP-707Jシステムは2年ほど前から「左チャンネルの#375から音が出ない」不具合が、度々出ていてなかなか安心して聴けない状態が続いていた。これまでその原因が、ネットワークやプリアンプに有ると「盲信」していた。昨夜も久しぶりにその現象が出たのでプリアンプ(W444staラインプリに)を変えて見た。しかしやはり同じ症状で有った。

We101dpp2gou1 (WE101Dpp-2号 SuperTrail仕様)

今回はプリアンプが正常である事を確認していたので、他の部分がおかしいと断定できた。今まで触っていない処は「パワーアンプ」(WE101Dpp‐2号)のみ。そこで思い切ってWE101Dpp-1号に替えて見た。しばしボー然・・・・。左右のバランスがとれて「正常」な音になっている。高域不足を感じていたがそれもない。質感は狙いどうりの「ジューシー」な弦楽器やボーカルの密度感と艶やかさを持っている。

We101dpp1_2 (WE101Dpp-1号 SuperTrail仕様)

これまでこの「左チャンネル」の不具合で何度ネットワーク内部配線の手直しや、持ち込んだプリアンプの左右のバランスの不具合だと思っていた。しかし現実には、パワーアンプがおかしいという結果になった。そもそもWE101Dpp‐2号は当初まともで有り、壊れる様な事はしていないので、まったく「盲信」していた。これから原因を調べて修理して正常化させる。

WE101Dpp-1号機にして、左右の音のバランスが揃い、プリアンプのバランスも中点に戻り、高域不足も直り、低域の力強さも、質感のグレードも上がった。音の安心感がまったく違う。

自作管球アンプはやはり「予備機」を持っていないと安心出来ないと思った。1号と2号ではどちらの音質が上かと云うと、2号の方が良い部品を使って有る分だけ良い音がするのです。正常化すればまた2号をメインに据えます。1号も並みの音質のアンプではないと思いますが、小さく軽くて試聴用にはもってこいです。但しどちらのアンプも出力は1W/chぐらいしか有りませんので、必然的に自宅システムかマルチアンプの中音ぐらいにしか使えません。

これで自宅システムに灯を入れる回数が増えて行く事でしょう。

不具合が有ると思われるWE101Dpp-2号機を音楽部屋に持って行き、フルレンジSPシステムを接続して確認をしましたが、まったく問題なく正常な動作で有ると確認しました。「異常なし」の状態。何度も同じ事を繰り返している。まったくもって、自宅システムの不具合の原因が良く判らない。症状は「中域#375からのみ音が出なくなる」(SPケーブルを抜き差しすれば復帰する)症状で、パラレルに接続しているハイルドライバーからは正常に音が出ている。低域も高域もユニットから正常に音が出ている。

しばらく1号機を使って状況の確認をするしか有りません。