昨日作成したBELDEN #88760の1本使いと2本使いの、RCAケーブルの音質比較をして見ました。プラグと半田材は同じ物を使っています。違うのは1本で+-を取った物と、+に1本、-に1本とW線仕様にした物。見かけ上は2倍になりますが、断面積は3倍になります。1本で作る場合は+側は1本ですが、-側は-線とアース線になります。2本使い(W線)の場合は、3本を1本にまとめます。
1本使いの音質は、全体の音のバランスが取れている。低域側は伸びていないが、高域側は良く伸びている。但し、やや線の細い傾向がある。銅線特有のしなやかさが有って、弦楽器の再生には好印象。ただ惜しむらくは、音数が少ない事とエネルギー感が物足りない。
2本使いの音質は、1本の場合に比べれば、重心の下がった音のバランス。音数やエネルギー感は充実している。弦楽器の再生の好印象は変わらないが、高域は1本の時ほど伸びていない。高域が出すぎるSPには非常に合う印象。
鳴らし込みの時間によって結構印象も変わってきますので、まずは安定させて見たい。もうしばらく使い続けて、もっとしっかりと音質を捉えて行きたいと思います。