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東京オリンピック・パラリンピックを成功させよう

2020-11-16 22:30:42 | 日記



本格的な冬が近づいてきまして、新型コロナウィルス新規感染者数が劇的に増えております。
コレは第3波なのか!?そうでないのか!?なんて言っておりますが、そんな評価はどうでもいいです。
この感染拡大をどれだけ真剣に受け止め、どんな対策をするかだけが重要です。

もともと秋冬は気温も下がり空気が乾燥し、暖房のため窓を閉めたりと、
感染する環境が整ってしまうことに加え、企業や商業の活動も活発化してきてますし、
Go Toキャンペーンで人の動きが促進されてますから、こうなることは自明だったのですよ。
やっぱり「Go To コロナ」だったのですよ。

新規感染者が大幅に増えている北海道では、道内で札幌市との移動を制限する、
なんてことになりそうですが、Go Toの観光客をそのままでは意味ないと思うのですけども。

この、緊急事態宣言時を上回る状況を目の当たりにしてもまだ政府は、
Go Toキャンペーンを見直すつもりはないようです。
まあ、新規感染者といっても無症状の患者が多いのであれば、多少の感染者と引き替えに、
経済活動を優先しよう、ってな勘定なんでしょうか。

Go Toキャンペーンを見直さないどころか、ここまでの感染状況になっても対策としては、
未だ、マスクと手洗い推奨!みなさん気をつけて!と、まるで個人任せです。
ヤル気あるんでしょうか。

もはや市民の側も、マスクと手指消毒してりゃ感染対策!なんて、
脳天気な意識を見直すべきではないでしょうか。 


さて、こうして新コロの感染が拡がってくると気になるのは東京オリンピックです。
もはや、多くの人はオリンピック開催は現実的でないと考えているのではないでしょうか。

そんな中、国際オリンピック委員会IOCのバッハ会長、コーツ副会長が来日し、
スガ総理らと会談を行いました。


 菅首相とIOCバッハ会長が会談 五輪・パラ開催 緊密協力で一致

 菅総理大臣は、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長と会談し、
 来年の東京大会について、観客の参加を想定した検討を進めていると説明しました。
 両氏は、開催を必ず実現し、安全安心な大会に向けて今後とも緊密に協力していくことで一致しました。

 菅総理大臣は16日午前、総理大臣官邸で、東京オリンピック・パラリンピックの
 延期が決まってから初めて日本を訪れている、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長と、
 およそ30分間会談しました。

 冒頭、菅総理大臣は「来年の夏、人類がウイルスに打ち勝った証しとして、
 また東日本大震災から復興しつつある姿を世界に発信する、
 復興オリンピック・パラリンピックとして、東京大会の開催を実現する決意だ。
 安全安心な大会を実現するために緊密に連携して全力で取り組んでいきたい」と述べました。

 これに対し、バッハ会長は「東京大会を来年実現するという強いコミットメントを
 示していただいたことに心よりお礼を申し上げる。そのような決意を十分に共有する。
 東京大会は世界全体に資するものであり、必ず実現し、成功させる」と述べました。

 そのうえで「今回の大会はコロナ後の世界において、
 人類の連帯と結束力を表すシンボルにすることができる。われわれは日本の側に立つ。
 今、人類はトンネルの中に入っているかもしれないが、オリンピックの聖火が
 トンネルの先に見える明かりになるだろうということをともに信じたい」と述べました。

 そして、東京大会に向けた新型コロナウイルス対策について、菅総理大臣は、
 日本でのスポーツ大会に参加する外国人選手などが入国後14日間の待機期間中も
 参加できる仕組みの運用を開始したほか、プロ野球の試合に制限を超える観客を入れて
 感染対策などを検証する取り組みを行っていることなどを紹介しました。

 また菅総理大臣は、東京大会では観客の参加を想定し、規制の上限や防疫措置の
 在り方などについて検討を進めていると説明し、両氏は、東京大会の開催を必ず実現し、
 安全安心な大会に向けて今後とも緊密に協力していくことで一致しました。
 (後略)


ということなんですけども。

おそらくコレはメディア向けの声明に過ぎないでしょうね。
ホンネは別にある筈です、そう、東京オリンピックは中止だと。


いやね、開催に向けてIOCと日本とで緊密協力を確認なんて、今さらそれだけの確認に、
わざわざこの新コロ感染拡大の中、IOCのトップ2が来日しますか。

今日のメディア向けの発表は、スポンサーらへの説明機会確保のためでしかないでしょう。
正式発表の前に、利害関係者に状況の説明と対応をしておく時間稼ぎです。
その段取り打ち合わせのための来日なんでしょう。

もともと東京オリンピックに関しては、10月頃には新コロの状況を鑑みて、
開催可否の決定をするって言ってませんでしたっけ?

ソレがその予定通りだったのかはわかりませんけど、このところの世界の状況から、
やっぱ中止、ってな判断になっても驚きません。
ヨーロッパでは各国で再びロックダウンが相次いでる状況ですし、
オリンピックに向けた準備も進まないでしょう。

今、そのままホントのことを言うワケにもいかず、お茶を濁している状況ってことです。


IOCがオリンピックのためのワクチン代を負担する、なんて言うのも怪しいです。
ワクチン自体がまだ完成してませんしオリンピックまでに完成する確約もありませんし、
ワクチンがあれば万事解決するモノでもないでしょう。

だいたい、IOCはワクチン代負担なんてするつもりもないのでしょう。
なぜなら、オリンピックは中止するから、負担の必要もないのがわかっているのです。


でもですね、自分は逆に、こういう状況だからこそ、
東京オリンピック・パラリンピックを開催して欲しいと思うようになりました。

東日本大震災の復興もおざなりにオリンピック誘致なんて反対だったのにですよ。

どういうことかと言いますと、日本政府は東京オリンピックのことを、
震災復興を示すだとか、新コロに打ち勝つ証しだとか言うじゃないですか。

なんでそんなにオリンピックに大義をもたせたがるのかわかりませんけど、
(おそらく裏には、やましい動機があるのでしょう)
だったらそうか、無理矢理にでも開催して新コロに打ち勝ってくれないか、と。

東京オリンピックで世界の人々の往来が増大し、密な状況が創出され、
ソレによって感染が拡大したり大規模クラスターが発生したとしても、
嘘でも新コロ克服ってな状況をでっち上げ、事実化して欲しいのですよ。

そしてこの、窮屈で、人々に摩擦を生じさせ、形式的でしかない、
ニューノーマルとか新しい生活様式とかいうモノを、葬り去って欲しいのです。

 
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