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日本人ならインドネシアの震災に想いを、沖縄にも関心を

2018-10-01 23:36:31 | 国際・政治
台風24号が日本を通り過ぎて行きましたが、みなさんの地域は大丈夫でしたでしょうか。

自分の周りには、風の音が凄くて夜はなかなか寝付けなかった、という人も多いのですが、
幸い自分のところは、強めの雨・風ではあるけどもソレ以上でもない、ってカンジで、
特にナニもなく過ごせました。

とはいっても、倒木だったり停電だったり、被害もたくさんあったようですが、
海外でも大きな自然災害が起きてますね。

インドネシアでは9月28日に起きた大地震で津波も起き、
これまで900人近くが死亡、さらに100人近くがいまだ行方不明という、
大規模な被害となっております。

なんかインドネシアはここ最近、日本よりも度々、大きな地震を被っているんじゃないか、
そう思われるのですが、なんか日本での報道が小さいですよね。

そりゃここんとこ、北海道の地震があり、台風があり、自民党総裁選があり、
沖縄県知事選があり、貴乃花の退職があり、大阪の逃走半が山口で捕まりと、
大ニュース続きではあったのですが、やはり地震大国としては地震で苦しむ他国のことは
常に寄り添いたいところなんですが、このメディアの無関心さはなんなのでしょうか。

日本は日本で地震に台風にと対応に追われているところですが、
大地震で大きな被害を受けたインドネシアに対しては、
できうるかぎりの援助をしていただきたいと、改めて思うところです。

っていうか、アメリカからぽんぽん武器を買うカネがあるんだったら、
もっと国内外の被災地にソレを使えよ、ってカンジなのですがね。
どっちが優先なんですか、ったくー。


さて、30日に投開票が行われた沖縄県知事選挙ですが、
台風24号の接近で投票所への有権者の足が遠のくのではないかと危惧されたのでした。
投票率が下がると有利になる自民党には、なんともラッキーな台風かと思われましたが。

結局、野党が推す故・翁長前知事の後継、玉城デニー氏が、与党が推す佐喜眞淳氏を破りました。
ソレも、事前に言われたような接戦というよりは、玉城氏の大勝という結果のようです。

この要因というのはなんなのか、まずは辺野古への基地移設反対はじめ、
玉城氏に翁長氏の遺志を継いでもらいたい、といった県民の思いがあったことは確かと思われます。

ソレ以外のこと、ソレ以上のこともあるとは思いますが、もう一つ確実にあるのは、
辺野古基地移設を強引に押し進める現政権への反発、そういったものもあるんじゃないでしょうか。

この選挙戦で佐喜眞氏を推薦した自民党は官房長官の菅センセーやエースの小泉進ちゃんを
応援に送り出したのですが、そんな力の入れようも実らなかったのです。

自民党と同じく佐喜眞氏を推薦した与党の公明党も山口代表が応援に駆けつけたものの、
党の方針に反発した公明党員の約3割が玉城氏に投票する始末。

ということで、与党の求心力は沖縄では働かなかった、となりましょうか。
ま、与党が選挙戦を見誤ったのか、スジも悪かったのでしょうね。


だいたい、自民党の沖縄での選挙応援って、ケータイ電話の料金下げますとか、
遊園地作りますとか、即物的で嫌らしいことを口走るじゃないですか。

そんな低俗な利益誘導で有権者の歓心を釣ろうとしてるんですから頭悪いというか、
明らかに、頭悪いその連中に、沖縄県民はバカにされてるってコトですよ?

いや、沖縄県民だけじゃなく自民党政権は日本の国民全体をバカにしてるのですが、
いい加減、こんな姿勢には怒らないといけませんって。

んで、沖縄ではこうした結果になったワケですが、他県も続きませんとね。


そして、選挙結果で興味深かったのは出口調査において、
無党派層の約2/3が玉城氏に投票したってコトですね。

そうです、無党派層でも選挙に関心を持ち投票にたくさん行くことで、
自民・公明の与党を負かすことができる、ということですよ。

自民・公明の組織票に勝つには、無党派層を動かし投票率を上げる、コレしかないんですねえ。
そうすれば例え小泉進ちゃんが応援にこようが、打ち負かせるのです。

さあ、来年の参院選に向け、どうやって無党派層を動かし、投票率を上げましょうか。


一方、同日に沖縄では宜野湾市長選も行われまして、前市長で県知事選に出馬した佐喜眞氏の
後を継いだ自民・公明・維新推薦の松川氏が、野党推薦の中西氏を破りました。

コチラはコチラで前任の後継者が勝ったワケですね。
沖縄県知事選でも宜野湾市では佐喜眞氏が優勢だったのですね。

もちろん、県知事選で佐喜眞氏が優勢だった地区は他にもあるワケで、
例えば「新しい歴史教科書を作る会」の教科書を採択している地区などですが、
玉城氏の勝利で沖縄が一色、ということでもありませんのでね。

基地問題はじめ、沖縄を取り巻く状況がどうなっていくか、見ていきましょう。


そういえば沖縄県知事選の選挙戦中、アベちゃんは沖縄に出向かなかったのですよね。
党として力を込めるはずの沖縄県知事選なのに、どうだったってんでしょう。

でもま、わかりますよ。

なんたって自民党の総裁選であっても、秋葉原の街頭に立つのに、
身内で予め決められた人間しか近寄れないようにしてるんですから、
よっぽど無関係の一般人が怖いのです。

ましてや、沖縄の街頭になど立てるワケがありませんね。


ところで、この沖縄県知事選中、こんなフェイクが出回っていたらしいのですが。

 「玉城デニーが知事になったら、沖縄に中国が攻めてくる」

というものなのですが。

なんでも、特に若い世代の多くが、こんなデマを真に受けていたとの報告も聞きますが、
コレは一体どんな、風が吹けば桶屋論なのでしょうか。

無理矢理考えてみると、こんなカンジですか?


 玉城氏が知事になると、辺野古への基地移設が凍結される
 ↓
 すると沖縄の米軍戦力が低下する
 ↓
 弱体化している米軍なら中国軍は勝てる!
 ↓
 その機に乗じて、沖縄を手に入れ太平洋への航路を確保したい中国が攻めてくる


こんなトコロでいいのでしょうか。
どうなんでしょうか。