サガワやアベ嫁より証人喚問させなきゃいけない人物がいる

元文科相職員の前川喜平氏が名古屋の中学校で行った講演について学校に対し、
尋常じゃない問い合わせを文科省が行った件、教育現場への圧力ではないかと、
問題視されている件ですが。

前川氏と言えば天下り問題で文科省を辞めることになったものの、
加計学園問題では行政がねじ曲げられたと官邸等を批判してましたので、
そういった人物の監視って意味合いがあるのだろうなと思いますけども。

なんたって、政府に都合の悪い発言を、たとえ中学生相手であっても、
見逃すワケにいかない、みたいな切迫感があるのかもしれませんしね。

ところがこの中学校への質問、自民党議員が関わっていると疑惑があるようです。
議員が文科省にそうした照会を中学校にするよう迫ったのでは、というものですが、
ソレがホントだとしたら、これはまさに、政治の教育現場への介入ということになり、
ちょっと穏やかではありません。

政治が教育現場を監視するということは、思想や言論を統制する動きが、
さらに拡大し強化されることに繋がりかねませんのでね。

でもま、自民党というか今のアベちゃん政権は、
臭い！汚い！カッコ悪い！でお馴染み3Kグループの育鵬社の教科書をゴリ押しし、
各教育委員会に採用を迫っていたらしいですから、今さら驚きはしませんが。


さて、森友学園疑獄に関連する公文書の改ざん問題が盛り上がったことで、
各地でアベちゃん政権を批判する動きが拡がっているようであります。

ただ、自分もニュース映像などでちょっと見ただけでアレなんですが、
これらのデモについて物足りないのは、アベ辞めろ！アソウ辞めろ！と、
ソレはいいのですが、主張がそこで終わったりしてないかな、と。

アベちゃんやバカな阿呆センセーを辞任させなきゃならないのは当然なのですが、
ただ辞めるだけで終わらせてはいけないのです。

大切なのは事件の真相を明らかにし、自身と事件についての関わりを、
この悪党ども本人の口から言わせないといけませんし、
その罪相応の罰を受けさせないといけないからです。

辞めさせたところで、そこでトンズラされてはいけないのです。

例えば、財務省の元理財局長だったサガワについて、国税庁長官を辞めろ！
と声をあげて実際に辞任に至ったところで、そこで満足はできないからです。


そのサガワの証人喚問が現実味を帯びてきたのですが、いやいや、
彼がいくら森友問題で国会で虚偽答弁を繰り返し、公文書改ざんを指示していたとしても、
本来なら他に証人喚問させなきゃいけない人物はいるはずなんですよ。

サガワを証人喚問して事実として答弁は虚偽でした、公文書改ざんしました、
と言わせたところで、ソレが森友学園疑獄の本質ではないからです。

どうして改ざんしなきゃいけなかったのか、そこにどんな悪事が隠れていて、
悪さをした政治家や役人は誰で、誰が不当な利益を受けたのかってことです。

サガワは文書の改ざん指示に関わったかもしれませんが、
たまたま、その森友問題追及当時の局長だっただけですから。


証人喚問しなきゃいけないのはサガワよりも、その前の理財局長のサコタです。
彼は山口県出身で、同郷のアベちゃんと懇意だったと言われており、
森友学園疑獄のまさに関わった人物とされています。

ハナシを聞くのならサコタのほうなのです。


そしてサガワ同様、証人喚問すべきとされている人物にアベ嫁がいますが、
やはり、もっと証人喚問に呼ぶべき人物がいます。

アベ嫁の秘書だったタニですよ。
今はイタリアへ栄転？となって悠々自適なのでしょうか。

タニも、森友学園と役所の間で立ち回った当事者なのですから。


今、官邸は森友学園疑獄関連の公文書改ざんについては財務省、
そして元理財局長のサガワに責任を押しつけて乗り切ろうとしているのは明白ですが、
こうしてサガワ、サガワと彼の責任を強調するのは、本当の疑獄関与者である、
アベ嫁と秘書のタニ、そして当時の理財局長サコタを隠すためですよ。

サガワ一人が責任を負うことになれば、アベちゃん夫妻はじめ官邸は逃げ切れるということで、
そんなことを許してはならないので、是非デモでもそのあたりを強調して欲しいところです。


まぁしかし、こうして森友学園疑獄については、
問題が「文書改ざん」に矮小化され、責任がサガワ一人に収れんしそうなんですが、
そんなサガワをかつては国税庁長官として「適材適所」と擁護し続けながら、
今ではすっかり改ざん事件の犯人と決めつけ、ことさら強調し続けるという、
態度を一変させたアベちゃんやバカな阿呆センセーの無責任な言葉ってのは、
どういう扱いになるんでしょうかね。