The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1995 ブルゴーニュ・シャルドネ ドメーヌ・ルフレーヴ

2014-07-17 16:13:34 | ワイン
『テロワより その上を行く 造りかな』と思わず一句詠ってしまうほど、
素晴らしいブルゴーニュ・シャルドネでした。

やはり『ルフレーヴ』はスゴイ!
ただのACにもかかわらず、香りと、一口舐めただけで、ピリニーだと思った!



コレは、自慢とかそういうものではなくて、
それだけこのワインが、テロワールを明示するポテンシャルをもっていたということの証明である。

ハシバミ、レンゲの花、蜂蜜、マンダリンオレンジ、
完熟したプラム、そしてほとばしるスパイス感などなど・・・

味わいは濃密にして、心地の良い酸味をもっている。
しかも底アジにはダージリン紅茶のようなニュアンスが漂います。

こんな貴重なワインを、遅くなりましたが、お誕生日に・・・と、出してくれたのは、
いつものイタリアン♪

心からサンキュー!
旨かった、すばらしい!

そしてAC一本で、感動させるルフレーヴの底力には畏敬を感じた!
お見事♪

『パパジイの会』明日ですね・・・

2014-07-16 05:42:28 | ワイン
なんだかんだで、今回は5回目になりますか?

盛岡の第2次ワイン世代とジイ一人の持ち寄りワイン会、
最初はどうなることやら、とも思っていましたが、
次回開催日を忘れるほど、ゆるく、
そして勝手にテーマを外せるほど淡いワイン会つうところがイイのかな?(笑)

でもいざ始まると、出展ワインにサプライズがあったり、
異様に盛り上がったりで、実に楽しい!

他の参加者はどう思っているか、分からないけれど、
ジブンから見れば、皆さんオテルの第二世代♪
嬉しくてしょうがないわけだ。

さて気がつけば、明日・・・
テーマは『夏のワイン』で、どうするか?

一両日中に考えてですが、考えるのもマタ楽し!
強烈な新大陸でも、一本入れとこうかな?

では・・・

1974 シャトー・ベイシュベル サンジュリアン ボルドー

2014-07-14 20:31:55 | ワイン
昨晩61回目の誕生日を迎えました。

まあココまで来ると、ワインは開けても開けなくても、どっちでもかまわない!
と、自分としてはそんな気分なのですが、ブログとFBの両刀使いとしては、
ほぼ劇場型の儀式的な心持で、結局ワインを開けるに至るわけ・・・

そんな日は、やはり記念日のボルドーに限る。



時間をたっぷりかけて、ユックリと、それ一本に耽溺する♪

で、昨晩は表題のワインを開けたわけです。
1974年は当方何をしていたのか?
実は前年に高校を卒業し、一年浪人をして、
そのあと何とか行く先が決まって、仙台での生活が始まった年なんですわ・・・

すなわち、19歳の盗み飲みの時代で、翌年堂々と安めのドイツワインなど探して、
古いワイン本なぞカジって、チビチビと飲み始めたワイン元年前夜ということです。

一方ベイシュベルは?と言いますと、グランクリュであっても、コスパが良好!
ボディーはミディアムで、74年のようなオフではお先が心配な様相です。

もちろん、これを購入した20数年前にも飲みました。
実際飲んでみて、軽やかで、収斂性があって、繊細だけれど、気難しい味わいでした。

まあ、ボルドーのこの手のワインは、待って何ぼ!そんなことは分かってはいる。

でも、このワイン!想像以上に凄いことになっていたんですね、
これは正しく今より先でも、後でもダメ!
あなた様が開けてくれるのを、待っておりました♪てな調子なんですわ・・・

苔むした森林の香気、麝香、オールスパイス、クローヴ、
焙煎珈琲、トリュフなどなどのニュアンス満載で、琥珀のフルーツが爛熟す!
待っていますと、果実の味わいも雄雄しく立ち上がり、20数年前の比ではない!

造り手の評判、ヴィンテージの評判、それを鵜呑みにしちゃダメダメ!
やはり記念日はボルドーに限るか・・・
この定石、当分続けます!

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2003 エゴ ブレッサン フリウリ・ヴェネッツィア・ジュリア

2014-07-11 21:46:54 | ワイン
またまた『ドゥエ・マーニ』さんで『ヴィナイ・・・』さんの何よりのものをゴチ!

まあボトルの様相をみただけでも、手書きであったり、ネック・エティケットであったり、
特別な思い入れのあるものだと、即座に分かります・・・

『エゴ』というのは、もちろんエゴイズムではなくて、
古代ラテン語の『私』ということらしくて、
なるほど生産者の自己表現を鮮やかに投影した物ということなのだろう!

ワインの色合いの濃密さから考えますと、イタリアも南部のアリアニコやら、
ネグロアマーノなどを連想するのですが、実は品種はフリウリの地場なんですね。



『スキオペッティーノ』まあ聞いたことがない品種だったわけですが、
カベルネ・フランとの混醸だということを差し引いても、実に洗練されたシリアス感が漂います♪

味わいは、ストレートではなく、待っていて何ぼ!
徐々にジンワリとエキスがどこからともなく染み渡り、
口腔を満たしてくれる・・・

ですから、さながらブラックベリーのネクターでも御口でクチュクチュしている感じ?なんですわ!

その日は、後半の『鰹のグリル』『季節の野菜、トマトソースのニョッキ』などと、
絶妙の相性を見せてくれた!



また下味か何かで、シェフがマジックで仕掛けてあるのだと思うが、
そのマリアージュは半端じゃないわけだ・・・

もし『ヴィナイ・・・』さんの何かを持っているとしたら、
このヨロコビを逃しちゃダメ!

それなりの料理と楽しむべし!
心からソウ思うのであった。


1996 バローロ ヴィーニャ・ロッケ アルマンド・パルッソ

2014-07-06 23:02:42 | ワイン
名うてのバローロの造り手の、1996年ものを飲む機会はそうそう無くて、
その日も、そんな感じではなく、軽く食事を食べて・・・
のつもりで、『アル・フォルノ』さんにお邪魔をしたわけです。

メインをどうするか?となった時、シェフからラムがイイですよ♪との、一声があって、
じゃあってことで、それを頼んで、タメリーニのソアベだけ飲んでいたワタクシは、
さてさて赤ワインでも頼もうか?という算段になったんですね。



で、ワインリストを眺めていたら、では!ということで、
奥の間からシェフ自らこのワインを選んで来たんですね!



『アルマンド・パルッソ』一応ボーイズの範疇になるのでしょう。
それでも、バリックを使い始めたのが1996年とのことですので、
今のスタイルよりは、この96年ものは僅かにクラシックぽさが見え隠れする・・・

それでも、タンニンは程よく溶けて、エキスが美味しく、
バローロ本来の香気も堪能できるんですわ・・・

まあ、熟成の高原部の入り口に差し掛かったところなのでしょう!
もちろんその日は『ラムのグリル、バルサミコのソース』に劇的マリアージュを見せてくれ、
実に楽しい時間を過ごすことが出来ました!



ココに来て、熟成バローロに惚れてます♪