The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

西麻布『レフェルヴェソンス』その3

2014-07-28 22:09:09 | ワイン
2品目『アップルパイのように#15 エネルギッシュ 
スッポン フォアグラ トウモロコシとライム』・・・

『わたくしたちのアップルパイ』と銘うったこの一品、ただのアップルパイではあるけれど、
効率性や経済性といった、今の時代に蔓延する、食にとっての悪しきものを一切排除し、
一つ一つに顔の見える職人の手間隙がかけられた、心のこもった素材による、
いわゆる『わたくしたちのアップルパイ』なのだという・・・

これを一口がぶりと食いついて、良い食材に宿る生気を取り込みながら、
僅かに残った余韻で、次のワインをしたためた・・・



2011 コルトン・シャルルマーニュ フィリップ・パカレ



ナチュラルな素材の手をかけた『アップルパイ』に、
ナチュラルなコルトン・シャルルマーニュを流し込む・・・

ピュアにして精緻、風味は石灰の塊をも連想し、
ほどなく素性の良い黄色いアロマで口腔を満たされる・・・

瑞々しくも、跳ね返されることもなく、素直に果実を楽しめる!
コルトンのテロワールは生真面目に踏襲されつつも、
ステゴザウルスのような遅遅とした熟成で、その先があるのも間違いなし。

日本で飲める数少ないパカレのコルトン・シャルルマーニュを何処で飲めるかが問題だ!
『レフェルヴェソンス』であったことを、本当にシアワセなことだと思う!

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