The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2006 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ レゼルヴァ ポッジョ・アローロ キャステロ・バンフィ

2017-03-26 00:36:11 | ワイン
一昨日『リストランテ・シカザワ』さんで、バンフィ社北アジアエリア・マネージャーのパオロ・ファッシーナ氏とバンフィ社エノロゴのマリカ・メンカレッリ氏をお招きしてのモンテ物産主催メーカーズディナーが開催された。
海外ワインメーカーが来日して参加するメーカーズディナーも久しぶりで、参加するまでは分らなかったけれど、この表題のフラッグシップも出ると言うことを知るに及びそのヨロコビは説明するだけ野暮と言うもの。
ともすれば、長熟なこのワインを早飲みして後悔する事も間々あるが、熟成の高原部の入り口のその日の06’ものは溜め息が出るほど素晴らしかった。





グラスでステアーすると、微かなスミレのエッセンスを感じ、続いてブラックチェリーや熟したプルーンのアロマも見つけられる。
そこで待っていると、ほどなく黒胡椒、ハバナシガーが立ち昇り、しまいにはショコラも見つけられ、さすればプルーンのジャムを挟んだガトーショコラを連想したのはワタクシだけだっただろうか?
果実は気前のよいほどコクがあり、タンニンはあくまでも優しく、味わいはシリアスに、密やかに、ベルベットの口当たりで迫り来る。
ゴージャス、極上、伝統、退廃性、ラビリンス、などなど・・・飲んでみてのその感想を認めれば枚挙の暇も無いだろう。
とにもかくにも、お見事と言うしかないのだ。
その日、こんなシカザワシェフのお料理と合わせられたが、もちアビナメント~



サステナビリティーのブルネッロ、ワタクシは四の五の言わずに、このワインに一票を投じたい。

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