The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2006 ニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cru レ・ポレ・サン・ジョルジュ フェヴレイ

2012-02-29 05:29:35 | ワイン
『ボックスボイテル』は以前の家飲みで紹介いたしましたので、
『第68回・・・』では最後の紹介になったワインがコレです!

『フェヴレイ』・・・この造り手は1825年に家族経営から始まった、
ブルゴーニュ最大級にして最高位に位置するドメーヌと言って過言ではないでしょう!

例えばグランクリュを例にとって挙げれば、赤は聖なる一滴の『ミュジニ』、
精妙なる『シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ』それに『マジ・シャンベルタン』
『クロ・ヴージョ』『エシェゾー』『コルトン・クロ・デ・コルトン』などなど、
そして白は宝石のごとくの『コルトン・シャルルマーニュ』とくるわけだ・・・

2005年に先代の『フランソワ』から『エルワン』に代替わりをしてから、
時折見かける収斂し過ぎや、気になるドライ感、さらには青臭さも影を潜め、
集中しているが、果実味の見える、力強い、骨太なワインが生産されているようです。

実は『ニュイ・サン・ジョルジュ』はフェヴレイの本拠地とのことで、
ブルゴーニュの鉄則『お膝元は美味しい♪』の通りにハタシテなるのかどうか?
気になるところだったんですね・・・

加えて『レ・ポレ・サン・ジョルジュ』は絶好の立地の『プルミエ』でして、
グラン・クリュ候補の『レ・サン・ジョルジュ』と同じ並び、
しかも村のプレモー寄りのど真ん中と来たもんだ!

てことで、まずはこのワインを飲んでみますと・・・



コレがまた、目にも鮮やかな、ピュアーなクリムゾン・レッドの色合いを呈しておりました!

味わいを端的に表現するなら、同じ秀逸なNSGのプルミエであっても、
『パトリス・リオン』の『アルジリエール』とは、全くもって対峙するものでして、
豊満、過熟、深遠、超美味しい・・・の『パトリス・・・』に対して、
真面目、古典、将来性、楽しみ・・・の『フェヴレイ』なんですね・・・

もしそこにソコソコのキュイジーヌがあって、それと一緒にワインを楽しみたいのなら、
自分としては『フェヴレイ』の『レ・ポレ・サン・ジョルジュ』を選ぶでしょう!

もしあと5年の歳月を待てるのであれば、とんでもないことになっているかも?
このワイン、そんなシリアスなブルピノです!

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