The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

またしても『コブ』にやられた!

2017-12-14 19:52:18 | ワイン
『コブ』たって、アタマに石をぶつけて出来るアレではない!
ソノマ・コーストにある最高のカリピノを造り上げる醸造所のことである。

これだけワインを飲み込んでくると、金を貰っても教えたくないワインが幾つかある。
これは前にも書いたかもしれないが、その一つがこの『コブ』なのだ。



それは何故かと言えば、おそらく十数万円は下らないであろう名だたる造り手のブルピノ・グランクリュをも凌駕する、素晴らしさがこのワインにはあるからだ。

ソノマ・コーストの『ライス・スピヴァーク』、その2008年物。
10年の熟成期間で複雑な香りが更に花開いたようだ。

それはまるでラベンダーの花畑に迷い込んだかのようでもあり、シルクロードの隊商がアジアのスパイス市場に行き着いた知らせのようでもある。
果実はあくまでも繊細でエレガンスを湛え、キャッチーなニュアンス満載でフィニッシュを迎えてくれるのだ。

これをブルピノのようだ!と言ったら、『コブ』様に申し訳ないが、実際そうなのだからショウガナイ。
よくぞ13.5%のアルコールに抑え、これだけの品格をこのワインに与えたものだ。

2008 コブ ピノ・ノワール ライス・スピヴァーク・ヴァインヤード ソノマ・コースト

見つけたら、すぐにでも買いに走れ!

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