The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1998 シャトー・モンブスケ・ブラン

2010-06-17 14:28:37 | ワイン
その当時、何とも珍しい『サンテミリオンの白』ということで、


ワインヒートの注目を浴びた『モンブスケ・ブラン』・・・


モンブスケは、1990年から財閥ジェラール・ペルスがオーナーとなった、


サンテミリオン・グラン・クリュの『シャトー・モンブスケ』であります!


T澤氏が、これまたよく覚えていたと感心しましたが、説明のとおり、


1998年物を『オテル・・・』でブラインドしておりました!


もちろん当時は、1998年物がこのワインのファースト・リリースでしたので、


ボルドーの白でありながら、辛口のペサック・レオニャンや、


甘口のソーテルヌではないこのワインに、皆さんも興味津々だったわけです!


リリース直後でさえ、濃密な味わいと、酸度の抑えた、退廃性を強調したこのワイン!


ハタシテこれが、10年チョットでどうメタモルフォーゼするのか?


という事で、今回シッカリと飲み込んでみました。


既にエッジには、オレンジのニュアンスが見える黄金色を呈していまして、


立ち昇る香気には、色合いから連想されるブケのオンパレードです!


マンダリンオレンジに蜂蜜を注いで、それを軽くバターと蒸留酒でフランベした香り・・・


加えて、モヤモヤしたエキゾテ系の何かしらの香辛料が降りかかり、


更に、パッションフルーツやらマンゴーやらの、フルーツバスケットの様相です!


味わいは、最初感じたファーストリリース時の延長線にあり、


濃厚な味わいと、低い酸度で、どこかペサックレオニャンとは一線を隠した、


デカダンスとエキゾティシズムを感じてしまいます!


食中酒としてよりも、最後の閉め、もしくはアペリティフとしてが、良いのでしょう!


もし、コスパの点を除けば、どうしてサンテミリオンに白が無いのか?


と思うほど、面白いワインではありました♪


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『酒のT澤』に残っておりました!
[1998] シャトー・モンブスケ ブラン

[1998] シャトー・モンブスケ ブラン

価格:8,232円(税込、送料別)




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