The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

春に良し!ラミッションへの巡礼・・・

2009-04-30 20:01:37 | ワイン
まさかこの時期に、ペッサク・レオニャンのかの豪奢なシャトーを拝めるとは、
思いも寄りませんでした。

しかも92’と88’であります。

そのシャトーとは、マッサーウオ司教御用達・・・
シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンに他なりません!

『秋の日の、ヴィオロンの溜息の・・・』
すなわち、ラ・ミッションは、ワタクシにとっての秋の風物詩♪
それはナゼかと言えば、その類まれなる香気が、それを連想させるわけ・・・

強く燻したような、そして濃密なミネラルと、大地の風味・・・
アイラのモルトを詰め込んだ、ビターチョコさえ思い出す!
濃密で力強いベリーの果実が、他を寄せ付けない豊かさを誇ります。

このニュアンスこそ、秋のキュイジーヌと合致するわけです。

しかしながら、ラ・ミッションは春に良し!
偶然起こった一瞬の『花冷え』のこの時期に、カラダを暖めてくれました。

92’はこの年にして、最高の熟成曲線!
色合いは88’よりアンバーに染まり、大地の香りと焙煎とシガーの、
男性的な香気を楽しめます。

88’はヴァン・ド・ガルドの遅滞から脱し、果実の豊満さを感じます!
これは92’よりいまだ青く、数年の余力あり・・・
むしろ隣のライバル・シャトーの向こうを張ったフルーツのグラマラス・ロック!
驚くべき変貌を遂げておりました。

この時期にこれが飲めたら、
主宰と月光氏に感謝を言うしかないでしょう・・・

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92’は、ご存知ココが最安値↓


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