The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2006 ボンヌ・マール ドメーヌ・デュジャック

2016-05-15 20:17:09 | ワイン
記憶に間違いが無ければ、このワインは2度目になると思う。
おそらく『マコT会』で数年前にご相伴にあずかっているはずだ。



デュジャックのボンヌ・マールに関して言えば、2005年にトマ・モワラールを買収しボンヌ・マールの面積が増えたとのことなので、それによって、かつては赤土のテール・ルージュ飲みの畑を所有していたのだが、石灰質のテール・ブランシュの畑も増えたと聞いている。
すなわち土壌的にはモレ的⇒シャンボール的なのだけれど、どうなのだろうか?

実際今回飲んでみて、僅かに見え隠れする、ピノの色気の部分。
すなわちデュジャックフレーヴァーの合間に感じるアロマは、やはりカシス的であり、ブラックベリー的で、やはりモレ的に近いと思う。
しかしながら果実の味わいは、より繊細で、しかもかつてより色濃く、エキスもふんだんに楽しめるのだ。
そこの部分は、いわばシャンボール的とも捕らえることができるのだが、さてさて・・・

いずれ間違いなく、いまひとつの待ちによって、更なるメタモルフォーゼもみれるのだろうけれども、ワタクシ的にはこの状態でも充分に美味しかった!
デュジャックのフラッグシップは何か?と聞かれれば、おそらくボンヌ・マールと答えると思う。

クロ・ド・ラ・ロッシュ、ロマネ・サン・ヴィヴァンがあるけれどだ・・・