The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

パッソピシャーロ 2009 シチーリア IGT アンドレア・フランケッティ

2012-05-11 05:44:43 | ワイン
昨日は本当に懺悔の念を持って、とにかく一日・・・
この一歩はワタクシの断酒にとって、極めて小さな一歩かもしれないけれど、とにかく一日、
酒を口にしませんでした。

そしてカラダが軽く、爽やかな朝を迎えております!

てなことを勝手にのたまうワタクシですが、
次に日曜日は『第134回 オテル・・・』もあって、完全断酒はゼッタイ無理!
突き詰めれば突き詰めるほど、自分は何の為に生きているの?
とまでは行かないかもしれないけれど、ほとんどそれに近い領域まで達するやも知れず、
ココは断酒と断言せずに、節制に心がけるぜェ!と今風にお答えいたしましょう。

さて、そうゆうことで、酒の話題は随分前のことになります。

『パッソピシャーロ 2009』



このワインは一ヶ月ほど前の『モトックス・・・』に出展されたワインであります。

ご存知『テヌータ・ディ・トリノーロ』の『アンドレア・フランケッティ』による、
シチリアはエトナ山の麓の火山性土壌で育った『ネッレッロ・マスカレーゼ』という、
古代品種で造られた『シチリア IGT』なんですね・・・

『トリノーロ』・・・このワインをワタクシが知ったのは1997年物!
おそらくファースト・ヴィンテージだと思いますが、それはある意味衝撃的な出会いでした。

そしてそれから、『アンドレア・フランケッティ』の次なる展開が始まり、
2001年(だったと思います!)にこのワインが登場したんですね・・・

その頃の『パッソピシャーロ』はと言いますと、これがコッテリ濃厚系でして今のスタイルとは全然違う!
色合いも向こうが見えないくらいのクリムゾンだったんですね・・・

それが今の『パッソピシャーロ』は、まるでブルピノみたいな繊細さとフィネスを湛えたワインに変貌していました。

適度なスパイス感とミネラルを感じつつ、一方ではスミレの花の香気を添えながら、
軽めではあるもののマラスキーノチェリーのアロマを楽しめるんですね・・・

どこかに豆系の煮詰め感があって、香ばしいピスタッチオや焙煎の香りも感じます!

味わいはやや余韻の薄いブルピノの様相でして、やっぱりココはイタリアーノ!
ワインだけの味わいに頼るのではなく、むしろ健全なアピタイトをそそる系なんですね・・・

ですから、突如スモークした肉系を食べたくなるんだわ!

いずれ、味わいの全体像は変わっても、ティピシテはそうは変わらず!
イタリア地場のナンとも言えない朴訥さを感じるのはワタクシだけではないでしょう!

3日ほど放置して飲むのがイイかもしれませんです、ハイ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ココが最安値↓