The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

枯淡手前、実は美味しかったボンヌ・マール!

2008-02-16 18:38:00 | ワイン
寒さの緩む気配はありません!
どうなっているのでしょうか?低気圧と低気圧がくっついて爆弾低気圧??
やめて欲しいですよね・・・

さて、バレンタインデーも終りました!
究極の義理チョコ食べながら、パソコンに向っています。

前回の『オテル・ド・ヤマダ』の出展ワインの中で、
ブログに載せなかったワインがあるのに気付きましたでしょうか?
そうです、それは・・・

1987年 ボンヌ・マール ジョルジュ・ルーミエ

なんですね♪
それだけのアイテムでありながら、話題にしなかったのは、
何か理由があるはず?
ひょっとしてエラーしていたのでは?と思うのも必定!

でもこれは枯淡の一歩手前、
ゴージャスに熟成した甘露のごときピノ・ノワールでありました。

まずは色を見て下さい!
澄み切った湖沼のルビーにオレンジのニュアンス、そして照り輝いています。
ミネラリーなトップの霧が失せれば、マンダリン・オレンジのピールと熟したプラム!
更には、心温まるスー・ボア!滋養を感じさせるブケを楽しめます。
味わいはスッキリとタンニンが昇華しつつも、重厚で熟した果実に、
皆さん「これってピノ?」の異口同音!
どうやら、スタイリッシュな極上ヌッフもしくはロティーと思った模様!
しかしながら、グラスの待ちで壮麗な酸味が立ち上がり、
相当な造り手の塾ピノでナットク!

実はそんな流れでありました!

だいぶ前に到着したロットでしたが、その当時より見事に落ち着いた様です!
これも一つのワインの神秘といえるでしょう・・・