(2012.09.08訪問)
またまた東山界隈にやってまいりました。昨年ナイター拝観で訪ねたのですが人の多さにビックリ!早々に
帰宅。というおそまつを反省し、今日あらためて訪ね直しです。蒸し暑いです、曇ってます、しかしねねさ
ん人気は健在でした。それにしてもきれいな境内、「秋のナイターは人の多さで動けませんよ」とお寺のお
ネーサンが云ってました。よーくわかっておりますです。ハイ!
[ 高台寺 ]
●山号 鷲峰山(じゅぶざん)
●寺号 高台寺(こうだいじ) 正式には高台寿聖禅寺
●宗派 臨済宗建仁寺派
●開基 高台院湖月尼(こうだいいんこげつに) 豊臣秀吉夫人北政所ねね
●開山 三江紹益禅師(さんこうしょうえき)
●開創 慶長十一年(1606年)
●本尊 釈迦如来坐像
高台寺縁起 (高台寺HPから抄出)
正しくは高台寿聖禅寺といい、豊臣秀吉没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所が慶長十一年開創し
た寺である。寛永元年建仁寺の三江和尚を開山として迎え、高台寺と号した。徳川家康は当時の政治的配慮
から多大の財政的援助を行ったので寺観は壮麗を極めたと云う。秀吉と北政所を霊屋に祀り、北政所像の下
はその墓所となっている。
▼表門。現在の境内からは相当離れてポツンと建ちます。往時の広さがうかがえるようです。
▼ねねの道。
たまに当たる天気予報でこの日は曇り、そして蒸し暑い、京都そのもの。めげずに結構な人出です。
▼参道台所坂。
▼参道。
この門の名前はわかりませんが、境内はもうスグ。
▼禅仕様の小ぶりの庫裏と美しい前庭。
▼文様を透かし彫りしている庫裏の妻飾り。
▼遺芳庵。
吉野太夫好みの茶席と云うものの吉野太夫って誰?
▼庭園。
小堀遠州の作庭と伝わる池泉回遊式庭園。国の史跡名勝。
▼方丈。
▼方丈。皆さん座り込んでお庭鑑賞。
▼方丈の仏殿。本尊釈迦如来が祀られています。
全く表情の違う前庭が設えられています。
▼方丈前庭。西側の表情です。
▼方丈前庭。東側です。
▼方丈正面の勅使門。
▼方丈と百日紅。数少ない百日紅も今盛りです。
▼観月台(重文)。
書院から開山堂への渡り廊下の真ん中に、檜皮葺の建物で三方に唐破風の屋根がつく簡素な観月台。
▼観月台と開山堂。
▼開山堂(重文)。高台寺開山三江紹益禅師を祀っています。慶長十年(1605年)建立。
▼臥龍池。
▼開山堂と百日紅。
▼開山堂と霊屋。
▼開山堂と霊屋を繋ぐ臥龍廊。龍の背中に似ているところから名付けられたそう。
▼霊屋(重文)。慶長十年(1605年)建立。
太閤さんとねねさんをお祀りし、厨子内左右には両者の木像を安置しています。内陣、須弥壇や厨子はかの
有名な「高台寺蒔絵」を見ることが出来ます。
▼霊屋庇のクモの巣。妙に目立ちました。
▼傘亭(重文)。 (高台寺HPから抄出)
境内最高所にあります。利休の意匠による茶席であり伏見城から移建したものである。傘亭は竹と丸木が放
射状に組まれ、カラカサを開けたように見えることからその名があり、正式には安閑窟と呼ばれる。時雨亭
とは土間廊下でつながっている。
▼傘亭天井。傘って判ります?
▼時雨亭(重文)。二階建ての茶室。傘亭とは土間廊下で繋がっています。伏見城から移築。
▼境内南側に鬱蒼の竹林。
▼勅使門正面。
▼オマケ 境内から祇園閣です。
▼オマケのオマケ 太閤さんですよ。
大阪城内豊国神社に立つ太閤さん、迫力と威厳に満ちて一心に天守閣を見つめています。
六十二歳での薨去、惜しい、なんとしても惜しい。
この像は文化勲章受章者、中村晋也さん作です。
高台寺の秋は格別、そしてナイター紅葉はきれいなんでしょうね、だけどボクは写真で辛抱しときます。
↓ ポチッと押していただければたいへん嬉しいのですが。
神社・お寺巡り ブログランキングへ