裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

渇望の認識

2019年01月16日 09時12分53秒 | Weblog
スポーツ中継を観ようと思わない。
プロ野球にも、サッカーにも、オリンピックにも、まったく興味がわかない。
「最近のスポーツはつまらん!」と言ってんじゃなくて、とにかく、オレ自身がスポーツ観戦そのものを面白いと思わないんだな。
確かに、スポーツニュースで観る各競技のダイジェストは、クライマックス部分だけを編集されてることもあって、ダイナミックで、劇的で、なかなか愉快だ。
だけど、そんな結果のみでお腹いっぱいになれるんだ、オレは。
ひとがやってる試合を二時間も三時間も観つづける、なんてできない体質なのかな。
考えるに、マンガ家時代に、そうしたものを観すぎたのかも。
あの頃は「勉強しなきゃ」「研究しなきゃ」「ネタを掘り起こさなきゃ」と思って、あらゆる種類のスポーツを無理やりに観てた。
(生来的に)大して面白いとも感じられないものを観るように無理強いされてるんだから、神経もイカレるよなあ。
つまらない人間とはつき合わない!と意思決定したことともつながってるかもしれない。
興味のないものは観ない!のだ。
というわけで、スポーツ観戦がつまらない、とはっきりと確信し得た今は、スポーツはぜんぜん観てない。
一方で意外だったのが、科学に対する興味だ。
ものすごくのめり込んでる。
天体物理学、量子力学、生命科学、数理科学・・・面白い!
へそ曲がりのオレの好奇心は、実はそっちの方に向いてたのだ。
世界の構造と生成過程、それに普遍的な法則を知るそのよろこびの大きさときたら。
それを知ることができただけで・・・つまり、「オレはそれを求めてたのだ!」という自分の欲求そのものを知ることができたことだけで、今はしあわせ。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コメント
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