裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

戦争が終わった日

2013年08月15日 09時18分48秒 | Weblog
終戦の日、かー。
もう忘れられかけてる、遠い日の出来事だねえ・・・
戦争をするってことは、要するに「相手を皆殺しに出かける」ってことだよ。
日本軍も、大陸やら島々やらに渡って、訳もわからず殺しまくった。
「物資や食料は現地で調達しろ」ってんだから、武器を持ってないひとたちまで皆殺しにするしかなかったんだね。
敵対するアメリカさんも、たくさん持ってる飛行機をありったけ飛ばして、ありったけの爆弾を日本に落としてくれた。
爆弾の下にいるのは、武器も持ってない、普通の生活者たちだよ。
それが根こそぎに殺されるわけだ。
最初はアメリカ側も、この戦法だけは抑制しよう、って論調だったんだけど、皆殺しにした方が戦争をはやく終わらせられる、ってロジックで、とにかく殺しまくった。
一発で20キロ圏を全滅させる新型爆弾を、大きな都市のまん中で爆発させるなんて、悪魔の発想だよね。
だけど、それをできるのが戦争なんだった。
憲法9条を変えたら、日本は戦争のできる国になるわけなんだけど、ほんとにそれでいいのかなあ?
変えたいひとって、殺したいの?殺されたいの?どっちなの?
いったん戦争がはじまったら、国民なんて、政府の言いなりなんだよ。(そして政府はアメリカの言いなり)
毎年この日には水木しげるさんの言葉を借りてるけど、御大は日本が戦争に負けた日のことを、「軍部が国民をいじめるのをやめてくれた日」と解釈してる。
全部、日本国内の問題だったんだね。
なのに、また苦しめられるなんて、思想が現代的じゃないよ。
戦後レジームを脱却して、戦前レジームに戻すなんて、正気の沙汰じゃないと思う。
あの頃の日本は、「美しい国」なんかじゃなかったぞ。
真に美しいのは、この憲法の、戦争放棄の条項だと思う。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コメント
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