裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

3Dテレビ

2010年03月10日 16時24分42秒 | Weblog
「アバター」もまだ観てません。
どうなの?すごいの?
それにしてもついに3Dテレビまで登場かー。
今だ箱式ブラウン管テレビで「くそっ、雪の日は12チャンにゴーストが出やがるっ」などと呪詛を吐いてるオレとしては、すっかり未来世界になっちゃった外界に戸惑うばかりです。
通常の画像情報を高速処理で立体的に変換する3Dテレビなるものは、おそらく今後10年程度で、既存の古い型式のものをすっかり駆逐してしまうんでしょうね。
ドラえもんやバック・トゥ・ザ・フューチャーって、意外とウソつかないもんですね。
ほんとにそんな時代がきたんだなあ。
しかしこうして未来をイメージするうちに、ふと気づいたことがあるのです。
地球上のほとんどの生物には目がふたつ付いてて、立体的に感覚処理できるようになってますね。
ものすごく古代までさかのぼっても、生物には目がふたつ付いてます。
もっと原生までたどれば、ひとつ目生物を発見できるでしょうか?
いや、最初からこの手の視覚器は、末端でふたつに分かれてたはず。
環境の情報把握に重要なのは、敵や獲物との「距離感」であって、画づらではないものね。
その距離感を計るには、必ずふたつの異なる視点が必要となってきます。
いかな原生生物といえども、粗末な視神経しか持ち合わせていなくとも、周囲は立体的に見えてなきゃなりません。
だから生物はふたつ目なのですね。
「平面画を立体で見たい」という欲求も、感覚の違和感を正そうというもの。
そうした本能的な感覚を、われわれ人類は理性を越えて求めたがるんですね。
3D技術もどんどんリアルになっていくんだろうな。
ところで電器量販店にいくと、最近のテレビがとてつもなく薄くなってて驚愕します。
三次元だったハード(受像機)自体が二次元的になり、ソフトのほうは二次元を飛び出して三次元的になるってのは面白い現象です。
こんな時代になると、ブラウン管式を知らない世代がうちに遊びにきたら、そのあまりの武骨さ、分厚さ、量感に、「すげえ、立体テレビだ」とかいうことになんのかな、なんねーか。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コメント
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