徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

殿様商売の土壌

2008-08-01 15:49:20 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
博多から帰ってきたらエスパルスからこんな(上記画像)葉書が着ていた。
<ナビスコカップ決勝トーナメントはシーズンシートに含まれません>
要するに来週水曜日に迫ったナビスコカップ準々決勝第二戦、鹿島アントラーズ戦のチケット販売が芳しくないということらしい。そんなことは1ヶ月前からわかっていたことなので、もちろんチケットは購入済みなのだが、先週他人様の大宮の運営に文句を書いた以上、清水の営業にも文句を書くことにする。

こんな下らない内容の葉書を出すことで余計な通信費を浪費するぐらいならば、営業はシーズンチケット購入者を対象にしたチケット購入の意志確認ぐらいすべきだったのではないのか。決勝トーナメントをシーチケ対象にしろとは今更言わない。ただ営業のベースである固定客をみすみす逃すような真似をする営業方針が信じられないのだ。
しかも決勝こそ国立競技場の一発勝負だが、準々決勝、準決勝はホーム&アウエイなのだ。わかりますか? リーグ同様、準々決勝、準決勝も「ホームでの戦い」が重要なのですよ。そのホーム戦のスタンドをリセットしておいて、どの口で「聖地・日本平」などと言えるのだ。
ちなみに今回の葉書は決勝のチケットを抽選でプレゼントするというものだが、そもそもそんなもんを告知してもあまり意味がない。そのときはそのときで、わざわざプレゼント(しかも抽選)なんてしていただかなくても無条件に国立を目指すのだ、サポーターならば。

第一、<2006、2007年の結果が、いずれも予選リーグ敗退のため、皆様へのご案内に「分かりやすさ」が足りない部分もあったかと存じますが>とあるが、2006、2007年にあったこと(敗退)は今年もある(敗退)かもしれないとでも言うのか。そのフロントが、どの口で「We believe」などと言えるのか。
「We believe」で売るならそれに相応しい売り方があるだろう。せっかくチームが強化されていても、それを<演出>すべきフロントがこのざまでは売れるものも売れない。殿様商売はもはや静岡の文化だけれども、サッカーだけではなく、理念と夢を売るプロサッカークラブがそんなことでいいはずがない。そんなんだったらオレにも参加させて欲しいと本気で思うのだ。
チームとクラブはもちろん無条件で受け入れ愛するが、それとフロントはイコールではないことをもっと自覚するべきだろう。踊るのはサポーターだけで十分。フロントは冷静に、そして熱くビジネスしていただきたい。


(どおくまんプロ「嗚呼!花の応援団」第四巻/双葉社より)

ナビスコカップ準々決勝第二戦、鹿島アントラーズ戦のチケット発売中!
鹿島スタジアムで驚愕のリアリストぶりを発揮した健太と健太チルドレンたちが、聖地でどのようなファイトを見せるのか。淳吾の長期離脱というアクシデントをチームはどのように乗り越えていくのか。また今回オズワルドオリヴェイラ監督がベンチ入りできないことで鹿島の戦いに変化は生まれるのか。今度こそは勝たなければ勝ち上がれない一発勝負。見所は満載である。押忍。

1万人以上は入って欲しいなァ…。

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