徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

私家版の行方

2010-04-24 03:43:56 | Music
(朝日新聞 4月23日付)

1年ぶりに清志が社会面に掲載された。
要するに本の宣伝なわけだが、リニュアルした「フライデー」で短期集中連載された神山典士さんの<忌野清志郎が聴こえる>の取材で明らかにされた私家版テープに関する記事。記事の内容は連載の第一回目にきっちり掲載されていたことばかりなので目新しい情報はない(収録されているのは「どろだらけの海」「涙でいっぱい」「ぼくの目は猫の目」「2時間35分」「もう戦わなくてもいい」など全7曲)。私家版歌詞カードがカラーで見られるぐらいか。
連載がどうも喰い足りない内容だったので(ちょっと神山さんのスタンスがよくわからないのと、もちろん連載で時間がなかったのもあるだろうけれども)、どれだけ書き込まれているのか楽しみではある。

記事のニュアンスからいって私家版テープのCD化(CDブック化)は無理だったんだろうなあ。残念。
28日リリース。

ダイの特集

2010-04-24 03:37:05 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10


プロ野球ぐらい成熟してくれば、こういう企画ならまだ紙媒体の方がアドバンテージがあるような気がする。武将ネタ自体は去年のうちの方が旬だったと思うが…。



で、我がチームの長谷川健太は小早川隆景。安易に今川とかいかないところがいいやね。
調子がいいと扱いもいい。担当の広島さんもデカい顔してんだろか。
あ…広島…毛利…小早川…。

未来の思い出

2010-04-24 01:35:03 | 素日記
以前、飯田久彦さんを取材したときのこと。その後、彼のインタビューやコメントを読んだらよく話されていたフレーズだったので飯田さんの持論なのだろう。

<あの頃は、今のようにヘッドフォンで音楽を身体に注射するような時代ではなく、自然に、空気の中から聴こえてきていたと思う。>

あの頃とは、つまり50年代末から60年代のポップス黄金時代を指す。
ここで話題にしたいのは空気のように自由に音楽が流れていた牧歌的な時代の話ではなく、<音楽を注射するような時代>である。

身体に直接ジャックインしたチューブ(ケーブル)を垂らしながら街を歩くのが僕らの未来なのだ。音楽の代わりに電波交じりの空気が充満している街、モノに溢れた部屋の中にコードをごちゃごちゃにしながら、ボタンと計器だらけのデスクの上でいくつものモニターを見ている未来のイメージ。もちろん音楽は調合されてお好みのように処方される。
ワイヤレスやBluetoothなんて何にも魅力的じゃない(そもそも金と手間がかかって仕方がない)。
それよりも、全身がチューブでつながっていているのが僕らの未来だった。それこそ“情報”を注射するイメージ。
子供の頃に想像していた未来は、生活レベルでかなり現実化してるんだな、とふと思った。

とはいえ、タイムマシンはできていそうもないが。


懐かしい、そして未来への不安を端的に表現した画像である。(2006年ぐらいの2ちゃん画像より)