徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

1月号

2005-10-28 21:37:09 | LB中洲通信2004~2010
LB1月号の企画。
ついに12月7日にリリース(予定)となった『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』を中心に「リアクション芸人の世界」を特集。まず番組の構成作家&出演者だったダンカンさんの取材が決定。ダンカンさんには『お笑いウルトラクイズ』以前の『スーパージョッキー』のガンバルマン時代も遡って訊きたいところ。やはり『お笑いウルトラ』を語るにはガンバルマンのラッシャーさんやダンカンさん、稲川淳二さんあたりは外せないだろう。
その他、出演者、関係者の取材も現在交渉中。

ということで、ここのところ録画しておいた『お笑いウルトラクイズ』を見続けている。

<ダンカンさんも泳げないんだけど、ダンカンさんって、やっぱりこの番組の作家って意識もあって責任があるから、もう無理やり水の中をバス内に設置したカメラの前までいってグァって顔出したりしてたね。それはダンカンさん自身が考えておいしくしようと思ったんじゃなくて、みんな怖いから誰も行けない。でも、その絵は撮んなきゃいけないから、ダンカンさん自ら行くわけ。ホント恐くてやる人がいなかったから。俺なんかずっとおびえっぱなし。誰がどうしていたか全然覚えていない。俺なんか最終的にはラッシャー板前さんに助けてもらったもの。ありがとうね、ラッシャーさん。>(上島竜兵・大橋仁『これが俺の芸風だ!! 上島竜兵伝記&写真集』竹書房より)

これは竜ちゃんが逆バンジーで熱海港に打ち込まれる名シーンでも記憶に残る第8回放送の「バス吊り下げアップダウンクイズ」の模様。この証言を読んで、改めて映像を見ると、確かにダンカンさんは決してウケだけを狙ったのではなく、何らかの決意を込めてカメラ前に顔を出したことがわかる(やはり恐怖に顔が引きつっている)。バップの担当者さんによるとDVDには出演者の座談会を収録した映像も封入されるそうだし、これから現場の様子が明らかになっていくのは一ファンとしても楽しみだ。それにしても竜ちゃんの本も素晴らしい証言集になっている。
やはり多くのリアクション芸人を生んだお笑い実験番組として、この番組はとても奥深い。