2013.04.08(月)、京都市伏見区を「城南宮」を皮切りに5寺、2社と2ヵ所の記念館などを尋ね歩いて来た。そして今度は10番目の訪問先である。ここは「伏見桃山陵」に上がる道の途中にある・・・。
「乃木神社」 (のぎじんじゃ)
京都市伏見区桃山町板倉周防
参拝境内自由 駐車無料
乃木神社は、乃木希典(陸軍大将)を祀る。大正5年(1916年)に創建された。建立の中心となった村野山人は薩摩藩出身で、豊州の門司鉄道をはじめ、摂津、山陽、南海、京阪等の各鉄道の取締役を歴任した人物である。明治天皇の大葬の際、京阪電車の会社代表として参列。その場において乃木夫妻の殉死を聞いて強い衝撃と感銘を受けた。そして、乃木希典の1周忌に会社の職を辞し私財を投じて、乃木将軍の人となり・日本人の心を後世に伝えることに尽くそうと考えた。それが明治天皇の陵の麓に神社を立てることであり、精神の高揚を図ることであった。ここに京都の乃木神社の由縁がある。
日露戦争を戦った巡洋艦「吾妻」の主錨をモニュメントにした、旧海軍将兵慰霊碑、石柱には「滄海に眠る若人の碑」とある。
「日露戦争時に旅順柳樹房で大三軍司令部として使われた民家を移築」
「ミモザ」
「花写真館」 http://mokunen.c.ooco.jp/h-p-syuu/72mi/mimoza.html
「ハナカイドウ」
「花写真館」 http://mokunen.c.ooco.jp/h-p-syuu/61ha/hanakaidou.html
「オウゴンガシワ」
「花写真館」 http://mokunen.c.ooco.jp/h-p-syuu/15o/ougongasiwa.html
そろそろ時間も16時を過ぎたし、足の疲労も限界が見えて来たが、もう一踏ん張りとしt、この後は、「仏国寺」に向った。
乃木将軍くらい、毀誉褒貶の隔たりのある人は珍しいです。日露戦争での作戦失敗から、多くの兵士を無駄に戦死させたと批判されました。しかし、ご自分の息子二人を敢えて激戦地区に投入し、戦死させたことや、明治天皇崩御の日、夫婦ともに自刃した忠烈さから、最高の武人だとも称えられました。乃木神社が建立されたのも、この忠烈さに感じる人がいた証拠ですね。
良くも悪くも、人心の意気高揚なために祭上げたのでしょうねー。この精神が後の世界を相手に戦うなど行き過ぎた精神に歯止めが掛からなくなってしまったのかも知れません。
ただ、現代においては、こういう精神高揚の方策が無さ過ぎているように思います。少しあるかと思えば、それは体罰という暴力でしかなかったりしています。別の意味で、今も精神高揚のバックボーンがあっても良いように思えてならないです。