植物園ともなれば、花が多く珍しいものも多くある場所との先入観のようなものがあり、野山に生える植物や、花が美しくないものには従来は殆ど無視してきたが、「花写真館」に新しく登録する花、植物(以下“新種”という)が少なくなってきたので、無視する訳にはゆかなくなってきた。
そのように見方を変えて園内を回ると、結構“新種“に出会うことが出来たので、ここにそれらをまとめて掲載している。 全体では20種を超えるので、二回に分けて公開する。 第一回目は屋外にて自然な形で植えられているものを主にした。
「アメリカハナズオウ(アメリカ花蘇芳)」 “新種“登録 第1269号
今まで目にしてきた「ハナズオウ」との違いを見ると、花の形や色はあまり変わらないし、葉の前に花が咲くのも同じである。 見たところ違うのは「ハナズオウ」の枝は殆ど直立するのに対し、本種は横に枝が伸びていることだろうか?。
本種は北アメリカが原産地というからか、日本人とアメリカ人の人柄の違いと一致するようにも見えて面白い。
写真は咲き始めで、もう少し日が経つとハナビラが白くなるらしい。
美しく豪華な花がついてないのはちょっと残念ながら、“新種“であるから、撮っておいたのも。 近い将来花の写真が撮れることを祈りつつ。
「ホソバテンジクメギ(細葉天竺目木)」 新種”登録 第1272号
「シャクナゲモドキ(石楠花擬き)」 新種”登録 第1273号
葉も花も花のつき方も「エニシダ」に似る。
歌にも出てくる柑橘類であるが、私は初めて目にした。 花と鋭い棘が対になってるよだが、棘が花を守っている積りかも知れない。
山地でよく見かける「シダ」の一種らしい。 葉一枚で成り立っているのではなく、地下で繋がっているようだ。
第二弾は温室で栽培されている植物を中心に載せたいと思っている。
「からたちの花が咲いたよ」の歌の中で「からたちの棘は
痛いよ」ともあります。お写真で、その様子がはっきりと分
かりました。ここにでてくる花は、どれも珍しいものばかり
です。
うっかり花を食べようとすると、痛い目に合いそうな、立派な棘で守られてました。
流石は植物園、目新しい花に出会えて、嬉しく思っています。 お陰で「花写真館」には合計1290種類が集まりました。
しばらくは、大阪の長居など植物園に取りつかれそうです。