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木燃人の波止場

花やお寺や観光地の写真を紹介しつつ、皆さんとの交流を計りたく思ってます、気軽に見て戴き、コメントを戴ければ嬉しいです。

1636 超マクロ撮影(6)コンバージョンレンズの効果

2017-06-20 08:00:00 | カメラ写真

  超マクロ撮影に挑戦しているが、当ブログは今回の最大目的に到着した。 市場にはコンバージョンレンズなるものが売り出されている事を知り、テストをしようと計画したが、暫くマクロ撮影から離れており、忘れた部分も多々あるいので、そのおさらいなどを行ってきた。

 そして今回は、コンバージョンレンズを試用して、いよいよ目標であるところの、撮影倍率10を目指して実験をするのである。

 

 レイノックス(吉田産業(株)の商標)製 コンバージョンレンズ

   通販での価格 ¥8,510 (10%ポイント還元)

 

   下の写真、下段左レンズ先端に取り付けるための、万能型アタッチメント。
        下段中央がコンバージョンレンズ 取り付け部:φ37mm  

 

 

  焦点距離180mmのマクロレンズ先端にコンバージョンレンズを、レンズとカメラの間に、全長68mmの接写リングと、2倍のテレコンを取り付けた状態。 本来なら、この先端に、リングストロボを付けるのであるが、コンバージョンレンズのアタッチメントが万能型であるために、両サイドに角(?)が出ており、装着不能であることが判明。 

   リングストロボが使えないので、通常の照明灯二個を付け、影が出来難いようにして撮影することにした。 ディフューザーとして、例えばスーパーの買い物袋を被せる方法もあるが、照度が落ちるので、少しでもシャッタースピードを落としたくないので、2灯で照らそうと考えた。 

 

最初に180mmレンズに接写リングもテレコンも付けない状態で、例により金属製物差しを撮影してみた。 何枚か撮影したがこれ以上の写真が撮れなかったし、ここは測定が目的だから、これでよしとした。 原因は高倍率(4.7倍程度)のため、被写体およびカメラのブレが大きく影響して写真にならない。 レンズ自体の解像度にも(相性も含め)疑問を持った。

 

 “無茶ボケ(?)”写真ではあるが、縦の線の間隔が1mmであるから、倍率は約19.6倍となり、倍率測定の目的は達成できたし、一応は倍率目標10を超えることが出来たのであった。 画質には大きな問題を残したが、先ずはブレの防止対策をしなければ、最終の結論とすることは出来ない。 これより先は趣味の世界を逸脱することになるかも知れないが、この先どうするか大きな課題である。

  

 

測定結果の詳細 (コンバージョンレンズ付)

テレコン接写リング映像長さ
(長辺)
撮影倍率被写体までの距離
レンズ先端映像素子
な しな し3.37.126271
12mm3.37.125284
20mm3.17.625289
36mm2.88.425307
56mm2.59.423323
68mm2.49.823337
      
1.4倍付な し2.59.424290
12mm2.310.225302
20mm2.111.225308
36mm1.912.425325
56mm1.713.824343
68mm1.614.724290
      
2.0倍付な し1.813.125305
12mm1.713.826318
20mm1.614.726337
36mm1.515.725340
56mm1.416.824359
68mm1.318.124373

 

上表をグラフにしてみると・・・・

 

結論

① コンバージョンレンズは大きな効果があり、10倍を超える倍率が簡単に得られるが、周辺設備の改良は必須であり、 ブレの防止とピント合わせの効率化が望ましい。 なお最も重要な画質については、問題が残る。 多用は避けるべきかも知れない。

② レンズとカメラの中間に入れる必要が無いし、取り付け外しもワンタッチで出来るから、利便性は極めて高いが、レンズとの距離が概ね25mmであるから、近づけない場合は撮影できないが、ピント合わせは、慣れれば早くできる。

③ 高倍率が得られるから、当然ではあるが、フラッシュライトは必ず必要である。それにも関わらず、現状のリングストロボは取り付けが出来ず、ライトにデフューザーを付ける等の工夫をしなければならない。コンバージョンレンズのアタッチメントか、リングストロボの取り付け具を変えることで、取付けられそうなので、今後検討する。

④ 当たり前のことであるが、最大限絞ったとしても、焦点深度は極めて淺くなり、ピンボケが発生しやすいので、特別な場合を除き、撮影倍率は小さめを狙う方が無難である。小さな被写体を撮ることになるので、カメラを向ける前に、よくその被写体を見て、比べて最善のものを選ぶことは、言うまでも無いこと。

⑤ いずれにしても、先ずは「超マクロ撮影」に慣れることが、極めて重要と認識し、先ずは庭先で被写体をさがして行こうと思う。

 

参考事項

 参考のために、標準レンズに装着してみる。 16~300mm望遠マクロレンズの先端に付けて、300mmに伸ばして撮ってみたのが下記である。 レンズ外形が67mmの所に、レンズ外形37mmを付けたから、当然ながら、四隅が大きく“ケラレ”実用にはならないことが判明した。なお、このときの倍率は中心付近で見える範囲では23.5/14=1.68倍となることが分かった。 

 

まだ、本格撮影は出来ないが、参考に撮ってみた。

「テマリソウ(手鞠草)」

  

 上は普通の写真、これを超マクロ撮影して見た、今まで分からなかったことが見えてくる。

 

 「ピメレア」

花の先端を伸ばしても、5mm程でしかなく、通常は花びらが巻いており、幾つかが重なっているために、詳細が分からなかったが、超マクロ撮影により、ようやく花の形がつかめた。 

 上の写真の、右上の部分、シベの先端を撮ったのが下記であるが、花粉の形や付き具合などが判明した。 “またピンボケ写真を”とのお叱りを受けそうだが、今の所、これでも最大の努力をしたつもりなので、お叱りは甘んじてお受けしたいと思う。 

 

 「サンク・エール」

 この一枚を撮るために、30分はゆうに掛かったが、まだ、満足の出来る写真は撮れてないが、ひとまず載せたのであった。花の奥がぼけている。これを何とかしようと頑張ったが、根気の方が先に音を上げたのだ・・・・!。 花には悪いが少し形を変えて、レンズとの距離のバラツキを減らすことが肝心と心得る!。

 

  これで、およその状況はつかめたので、この先はどの場面にどの手段を使うかを念頭に、試用を繰り返すと共に、画質の向上を図る事である。 また、ブレの防止には、撮影場所が板張りなのでこの強化とマイクロスライダーを頑丈な物に変えること、並びに、リモコン(レリーズ?)を調達するなど、かなりの出費がからむので、簡単には行かないが、検討してゆこうと思う。

                        << つづく >>

 

 


1635 超マクロ撮影(5)接写リング

2017-06-18 08:00:00 | カメラ写真

  通販により手配中の接写リングが入荷した。 6月9日の午後に発注したが、11日になってお何ら音沙汰なし、例の“配達先が不在で、キレて荷物を放り出した運送屋”のこと、私の荷物も捨てられたかと思い、今日一日待って届かねば、キャンセルかもとメールいれたら、12日になり到着した。 以前はすぐに連絡があり、在庫さえあれば遅くとも翌々日には着いたものだが、変わったものだ。

  発注したのは、接写リングとコンバージョンレンズであるが、当ブログでは、まず接写リングについて、早速試用してみたので書こうと思う。  

 

ケンコー製 接写リング 三点セット    ¥17,204 (10%ポイント還元) 

 下の写真下の段、左から、36、20、12mm (合計68mm) 
    AE(自動露出演算)付き。 (AF(自動焦点)効くが原則使わない)

 

 

 カメラと180mmマクロレンズの間に、2.0倍のテレコンと接写リング(計68mm)を取り付ける。

 前に、大丈夫と見たが、見ると少々弓なりになっているが、画像への影響は如何なものかは不明。(ちょっとヤバイ!・・・?) 

 

 更に、リングストロボを付ける。 

 

  撮影倍率の測定。

金属製の30cm定規を被写体とし、これに対しレンズの中心線が直角になるようにしながら、ピントの合う位置を探し、その最短距離を決めシャッターを押したのが下記。 ここでは約7.3mmが写っている。 また、この位置で映像センサーの位置(カメラに表記)と被写体の距離525mmを得、更にレンズの先端と被写体の距離208mmを得る。 

 

  最大撮影倍率の計算(例)

前に書いたように、撮影倍率は映像センサーとその位置での撮影長さの比であるから・・・例えば・・・
撮影倍率=映像センサーの長辺23.5/上記計測値7.3、撮影倍率<>3.2を得る。

 これにて、過去最大の倍率での撮影ができたのであった
被写体との距離は、今後のピント合わせに使うので、しっかり頭に入れておく。 

 

測定結果 (まとめ)

① 画面一杯に写された被写体の長さ

   
接写リング
な し12mm32mm68mm
テレコンなし22.519.816.213.4
2倍テレコン付11.810.4 9.0 7.0

 

 上表、グラフから、テレコンに68mmの接写リングを装着した場合、最接近でピントのあう範囲で撮った場合、横(長辺)の長さ7.0mmのものが、画面いっぱいに写されるという意味。 同様にしてテレコンなしで、68mmの接写リングのみを付けた場合は、それが13.4mmであり、何も付けなければ(180mmのレンズだけの場合)22.5mmのものが、画面一杯に写ると言う意味である。

((表もグラフもExcelで作成したものを、表はコピー出来たが、グラフはコピー出来ないために、プリントスクリーンを使ったもの、いずれにしても、極めて不満足な出来映えであるが、このブログを使う限り、泣き寝入りしかなさそうな問題))

 

② 最大撮影倍率

     
接写リング
な し12mm32mm68mm
テレコンなし1.01.21.51.8
2倍テレコン付2.02.32.63.4

 

 上記の如く、テレコンに68mmの接写リングを付けた場合の、最大撮影倍率は3.4であることが判明した。 目標はこの3倍であるから、まだまだ道のりは遠いようだ。

③ 被写体との距離(最短撮影距離)

           
接写リング
な し12mm32mm68mm
レンズ先端テレコンなし 247235222198
2倍テレコン付245233223211
映像素子テレコンなし 448463469491
2倍テレコン付502497502532

 

 超マクロ撮影をする場合、顕微鏡の如くレンズの直径が小さいと、レンズの中心に被写体を持ってくることは優しいが、今回はレンズ外径72mmのもを使ったから、この作業はかなり難しいが、ピントの合う位置(レンズからの距離など)がわかっていれば、ピント合わせが、格段に早くなるから、測定し記録しておくことが必須要件なのである。

 

 撮影テスト

「ジプシーディープローズ」

 花の直径が5~7mmと小さい花であるが、ほぼ満足な大きさでの撮影ができた。  

 

 撮影倍率が上がったことで、謎であった花の中心部も、ようやく明らかになった。

 

 撮影倍率のおさらい

    180mmマクロレンズ       1.0

     これに68mm接写リング装着  1.8

     その上2倍テレコンを併せ装着  3.4

 記憶力の減退著しい生まれつきのボケ頭に、これだけは”しかと申しつけた”ところである。

  

 次は、今回の主目的の「コンバージョンレンズ」のお出ましであるが、付けようとしたら、レンズが小さすぎて購入したアタッチメントが特殊な構造になっており、従来方法では取り付け出来ないことが判明した。 さて、どうするか、別の宿題が出来たので、ここで一呼吸を入れることにする。

                        << つづく >>

 

 

 

 

 

 

 


1633 超マクロ撮影(4)撮影倍率

2017-06-16 08:00:00 | カメラ写真

 またしても超マクロ撮影に挑戦している。 先回のブログで計画を立て、必要機材を手配したが、受注生産なのか、納期が未定とのことなので繋ぎとして、撮影倍率の定義と測定方法について私の考え方やその具体的方法を書くことにした。 

 なお、この記述は備忘録でもあるが、学も知識も職業経験も無い私のこと、間違いがあるやも知れないので、取り扱いは注意して戴きたい。 なお、内容の誤りに気が付かれた方は、面倒でもコメント欄等にご意見を戴ければありがたいと考える。 

 

1. 撮影倍率

  ネット上でこの言葉を検索してみると・・・

カメラのフィルムイメージセンサーに写された像の大きさと、被写体の実際の大きさとの比率。写された像が実物大の場合は1倍(等倍)という。  ・・・とある。 

 私のカメラの場合、イメージセンサーのサイズは、23.5×15.6mmであるから、このセンサーに被写体が写された写真の元の寸法を測り、何mm分が写っているかを知り、その比率をもって撮影倍率とする。 正しくはその対角線の長さの比で言うが、その縦横比が変わらなければ、一つの辺の長さの比が撮影倍率と言える。 

 

2. 撮影倍率の測定

   では、実際に撮影倍率を計ってみる。  

➀ 30cmの定規を撮影

  レンズの中心線と直角になるようカメラをセットし、ファインダーを見ながらカメラを近づけて、ピントの合う最短距離を求め、シャッターを切る。 今回は垂直に定規を立てるために、磁石を使ったので、金属製としたが、正確な定規なら、金属製でなくとも可。

 撮影倍率とは関係はないが、 このとき、イメージセンサー(カメラに表示されている)と被写体との距離、それに、レンズ先端と被写体との距離を測定しておく。 (最短撮影距離) この数値を残す目的は、被写体により、撮影条件を変える必要があるが、その度にこの数値を参照し、撮影ピント合わせの早期化に寄与させる。

 

 ② 撮影倍率の算出

上の写真で、小さい目盛りが1mmであるから、センサーには約12.4mm分が写っている。 これは長辺であるから、センサーの23.5mmとの比、23.5/12.4=1.90 が撮影倍率となる。この場合、ピントが合う、最も近い位置であるから、最大撮影倍率となる。

 

                             << つづく >>

 

 

 

 

 


1632 超マクロ撮影(3)みちすじ

2017-06-14 08:00:00 | カメラ写真

 超マクロ撮影(撮影倍率1.0以上を言う)への再度の挑戦を始めた。 「その1」はこのシリーズを書き始めた動機を書いた。 「その2」では現状を改めて確認し、目安程度ではあるが、求める撮影倍率を10程度とした。 そこで、今回の「その3」は具体的計画を立てたいきさつや、今後の方向について書いて行こうと思う。 

 

1. 撮影倍率向上の手法調査

 ネット上での資料を捜してみると、先ず、目に入ったのは・・・
  ① 超マクロで4mmの花を撮る

 この方法は目新しいものではないが、まだ、きちんと体験していない手法であり、撮影倍率は3.0程度と言うから、ここは少なくとも“新境地”でもあるから、一度は試みたいと考えた。 

 具体的には、180mmのマクロレンズの後方(カメラ側)に、テレコンをつけ、更に、接写リング(最大68mm)を装着する方法である。 簡単に言えば、今までの方法に接写リングを付けるだけであるが、一度は試みたいと思っていたことである。 

 この場合、一番重いのはレンズであり、ここに三脚への取り付け座があるし、現用のカメラは50gr 軽くするために3万円出したといういきさつもあり、大砲のように長くなるが先端が軽いので、大勢には影響なかろうとの計算もあるのだ。 

 次に見た資料は・・・・
 ② 超接写法

 ここには、金属顕微鏡対物レンズなどを使った、高度の撮影倍率が得られるが、周辺機器を備えねばならず、趣味でやるにはいかにもハードルが高すぎると思う。
 しかし、その資料の後部に、「マイクロコンバーションレンズによる超接写システム」、というのがあって、この構成なら、やれると考えた。 以前、レンズの先頭に凸レンズを装着する方法を試みたが、これはその高級版と考える。 

 もう一つの方法として、広角レンズ(手持ちでは10mmが最短の焦点距離)を、逆さまに取り付ける方法(リバース方式)があり、前にも簡単な実験を試みたが、AE(自動露出),AF(自動焦点)が使えないなどで良好な結果は得られていないので、見込みは薄いが可能性は残されている。 

 更には・・・・
  ③ 高倍率マクロ撮影のための最小システムを考える 

 ここは、高倍率の望遠機構を備えた、コンデジにマイクロコンバーションレンズを装着して、高倍率の接写を得るという方法であり、最終のステップでは、コンデジの購入が必要ながら、簡単に高倍率が達成出来て、しかも、高画質が得られるとなれば、試みる価値は十分あると判断した。 

 

2. 当面の計画

 ① 合計68mmの接写リングと手持ちのテレコンを併用する。

    接写リングは昔に購入したものがあり、3点セットで合計68mmであるが、電気的な繋がりがなく単なる中間リングであり、AE,AF共に使えないので、再購入とする。 価格はビックカメラの通販で¥17204(-10%ポイント変換)であり、即購入手配した。 

 ② コンバージョンレンズを試用する。

    上記と同じところで、スーパーマクロレンズと称するレイノックス製を手配した。 価格は¥8510(-10%ポイント還元)である。 

 

3. その後の方針

 ③ 暇が出来たら、広角レンズのリバース取り付けに再挑戦

   それには、レンズとカメラを繋ぐアタッチメントを考慮し、長さを変えて見て、撮影倍率の変化と画質の劣化を検討することが肝要と考える。(未計画、未手配)

 

 ④ 高倍率(40倍以上)の望遠機構を備えた、コンデジを調達し、コンバージョンレンズと併用

    前に持っていたのを、孫の進学祝いを兼ねてやってしまって、手持ちがないので、予備機としての使途もあり、購入を考えておく。 コンバージョンレンズは上で購入したものが使えるように、アタッチメントを考慮したことはいうまでもないこと。

 

 簡単にいえば、次のテストは、電子版接写リングとコンバージョンレンズの試用ということにしたのである。手配した物が入荷しだい、実験を開始する。

                        << つづく >>


1631 超マクロ撮影(2)おさらい

2017-06-12 08:00:00 | カメラ写真

  ブログのネタ不足を補い、「花写真鑑」を充実させるためにと、再度「超マクロ撮影」シリ-ズを開始したのである。 なお過去に何回もの試行や実験を実施しているが、これは全て「ホームページ」「ブログ索引」から見る事が出来る。

 また、超マクロと私が言うのは、撮影倍率が1.0を越える場合を言うことにしている。 

 前回のブログでは、このシリーズを始めたきっかけを書いたが、今回は、今後の進め方の土台作りとして、現状把握を再度行って、今後の道筋を立てる資料にしたいと考えたのである。

 

 1. 現状の撮影機材

 今回使用した機材は下記である。 

  

① リングストロボ(仮称)     (上の写真最上段)
 撮影倍率を上げると、少しのカメラブレも大きく影響するし、焦点距離が長くなるし、近接撮影になるから、当然焦点深度が浅くなり、ピントの合う範囲が一層小さくなる。 そこでその焦点深度を深くするために、絞りを最大にするために、シャッタースピードが極めて遅くなる。 それを補いシャッター速度を速めて、カメラブレの抑制のために、レンズ先端に付けるリング状のフラッシュであり、マクロ撮影には欠かせない機材。

② ステップアップ、ステップダウンリング  (写真中央上から二段目)
 使用するレンズにリングストロボを取り付けるためのサイズ調整リング。

③ ファインダーの拡大鏡  (左端、中央と下段)
 私の視力が落ちているからだけではなく、よりシャープな映像とするために、ピントをより精密に合わすために必要なもの。

④ リモコンスイッチ (その右)
 カメラの保持が頑丈でない場合は、手でシャッターを押すと、カメラブレを起こすので、遠隔操作をする。 セルフタイマー使用時はなくてはならないもの。 電池が消耗かと思い変えて見たが点灯しない。 故障かもしれず、現状はISO感度を上げて対応中。 昔のレリーズ式が本当は使いやすいのだが・・・・!。

⑤ テレコン     (左から三列目の上下)
 上が倍率1.4(レンズ側を上にして撮ったもの)、下は倍率2.0(カメラ側を上にして撮っている)。 今回の主役とも言える存在。

⑥ スライドレール (下段右端)
 この上にカメラを取り付けて、カメラを前後左右に微調整するもの。 本機はプラスチック製の安物であるために頑丈でなく、またmm単位の移動にしか使えない。この先0.01mm単位の移動が必要になるので、買い増しの必要性が出ることは間違いなしと考える。

⑦ 頑丈な三脚  (写真はなし)

    

2. 現状レベルでの撮影結果

 

「サンク・エール」

  下は参考のため、現在標準的に使っている、18~300mmのレンズで撮ったもの。(焦点距離44mm) 

 

  レンズを180mmマクロレンズにして、最短距離(最大撮影倍率)で撮ったもの(テレコン不使用)。

 

 

 180mmマクロレンズに、倍率2.0のテレコンを装着したもの。
かなり細部まで見るようになるが、花びらの根元などの詳細はまだよく見えていない。

 

「フシチョウ(不死鳥)」

  不思議な形をした多肉植物であるが、昨年11月に購入して鉢植えとしたものから、一人栄えの新芽が出たので、これを別の鉢に植えて室内で育てたら、こんなに立派になったのである。 (標準レンズで撮影 焦点距離100mm)

 

 

  かなりグロテスクであるが、下はその先端を、180mmマクロレンズに2.0倍のテレコンを付けて撮影した。 この被写体の場合はこれ以上の高倍率は、学者さんの領域と考え私は進まないこととする。

 なお、先端についている“おわん”型のものは、蕾でも葉でも実でもなく、種を増やすための活動なのである。 これらが間もなく地面に落ち、次の世代が生まれる、繁殖のための営みである。 この恐ろしいほどの繁殖力をもって、「不死鳥」と言わせたのであった。

 

  早くも鉢の地面に落ちたものから、あたかも“葉差し”をした如く、新しい世代が始まっている。 購入後半年余りで孫の世代が育とうとしている。 げに、恐ろしや!。

 

 

「ジプシーディープローズ」 

 

 直経数ミリの花であるが、下はこれも同じく、180mmマクロレンズに2.0倍テレコン装着して撮ったもの。 花の中心部が詳細に知りたいところであるが、現状ではこれが限界と知る。

 

「ガクアジサイ(額紫陽花)」 

 こでも同上の方法で撮影したもの。

 

 またピンボケ写真、ピントが甘い写真を載せているとお叱りをうけそうではあるが、たしかに画面奥の方がボケている。 この撮影諸元は、絞りf/25、シャッタースピード1/60、ISO感度1250、35mm版換算の焦点距離270mm、ストロボ発光、露出補正+1.3・・・・・である。 

 被写体とレンズの距離を変えればもう少しよくする手はあるが、マクロ撮影では、それが極めて難しく、大変な手間を要するのだと、少々泣き言を・・・・。 マクロ撮影では、0.5~1mm前後の位置調整が必要である。前後左右は上記スライダーがあるが、実態はそんな単純なものでなく、立体的な調整はすべて手でやらねばならず、また、そのためには、無理な体勢で撮らねば成らないときもあり、ここにも腰痛が影響して来るので更なる改良を難しくしている。

 

 この現状を踏まえて、次のステップは、どう撮影倍率を上げるかである。 顕微鏡の世界まで踏み込む積もりはないが、取り敢えず、撮影倍率10前後を目指し検討をしているが、長くなるのでひとまずここは閉めて、続きは次回にしたいと思う。

 

                        << つづく >>

 

 


1630 超マクロ撮影(1)はじめに

2017-06-10 08:00:00 | カメラ写真

  かなり前になるが、「マクロ撮影」に関して書いた。 繰り返しになるが、マクロレンズを使用することで、撮影倍率が1.0近くになるが、これを越える場合を、私は超マクロと称している。  

 過去に、マクロ撮影に関しては、実験と試用を繰り返しており、その全てをブログに残している。 それらはホームページの「ブログ索引」から、「カメラ写真撮影」をクリックすると、目次が出る。 2009年の「超マクロ写真」から始まり、2010年の「テレコンの活用」までの合計9編で見ることが出来る。 

 話は変わるが、私は花の写真を集めており、これを「花写真鑑」と称して公開しているが、ここに収録している花の数が1500種類を越えてきたので、新しく載せる花(便宜上これを“新種”という=以下同)を見付ける事が難しくなり、また、折角見付けても、にわか作りの“園芸品種”であったりすることが多くなり、“新種”集めに行き詰まりを感じて居た。 

 このことを嘆いたら、今すぐに他の事に興味を集中することは難しいので、友が“種類を増やす事”から“中身の充実を”とのヒントをくれた。 元よりそれは考えていたが、葉や茎、それに種や実の写真、花や葉の大きさなど詳細で具体的なデーターを積み上げることである。 これをやる意義は大きいが、今ひとつ乗れないでいた。 

 ある日のこと、ご近所から家内が「スモークツリー」のひと枝を戴いてきた。 これは以前写真を撮っているので“新種”ではないが、木の高さが3~4mもあり、その“てっぺん”付近に咲くので、どんな花なのか分からないでいたので、大変ありがたい撮影のチャンスを戴いたのであった。 

 しかし、下の写真の如く、通常のレンズでは、これでは一体どんな花なのかさっぱり分からない。  

 

  そこで、180mmのマクロレンズで撮ったのが下の写真である。 これでもまだ具体的には何もつかめない。

 

  そこで、私が今持つ最高の手段として、180mmのマクロレンズに、倍率2.0のテレコンを装着して撮影可能最短距離(最大撮影倍率)にして撮ったのが下記である。 これで撮影倍率は約1.9であるが、赤くて“毛が生えている”と知っただけで、極めて不満の残る状態であった。

 

  それで、ネット上などを調べた所、コンバージョンレンズなどというレンズがあるようなので、もっと高倍率のマクロ撮影を検討することにした。  その結果として、ブログのネタが出来、「花写真鑑」の充実が進めば儲けものと考えたのであった。

                      << つづく >>                                                  

 

 

 


1560 写真の公開

2017-02-19 08:00:00 | カメラ写真

 先日、二人の友から、写真を送ってほしいとの連絡が入った。 勿論、気安く返事をして、メールに添付して原版を送った。 その一人は小学校の同級生で、伊勢志摩への一泊の小旅行に同行した友であり、 もう一人は、食事会を毎月のようにやっている、高校の友達であった。 依頼されたことは簡単に終わったが、そこで、ふと思いついたことがあった。

 その相手が写真を印刷することを考えると、縮小などせずに原版のまま送るべきと考えるが、私の場合は、その大きさが4288×2846px 5~7Mbもあり、メールで送ると時間を要し、場合によっては送れないことが発生する。 また、相手は写真を見てないし、写真は多数あるので、私の好みで選んだものを送る事で良いのだろうかと考えてしまう。

  また、何年も経過した後で、振り返って見たくなった場合、私はいつでも、また、どのようにも見ることは可能であるが、他の同行者は見ることさえも難しいのである。 だから、これを誰もが多くの写真を見られるようにし、そこから印刷も出来るようにしておく事を考えたのである。 そこで、テスト的にやってみたところ、結果よかったので拡大を計ろうとしている。

  勿論、全ての写真を誰もが見られるようには出来ない。 プライバシーの問題があるから、パスワードを知る関係者のみとせざるを得ないことである。 また、見る場合はスライド方式も出来るようにすべきであるし、写真のダウンロードも印刷も簡単にできるようにしなければならない。 写真のサイズはカメラが対応出来るフルサイズが扱えなければならない。

  このような条件を満足させる方法のひとつに、 My Cloud があるが、以前から使おうとして何度も試みるが何故か全く前進しないので、諦めて私のホームページ(以下HP言う)上の「フォトギャラリ-」に使っている Nikon Image Space を調べた所、許容容量が10Gb に対し、まだ7Gb以上の空きがあるので、当分の間持ちこたえられると判断した。

  少しずつ実施はじめたが、写真の整理に時間がかかるので、まだ、緒に就いたばかりであるが、今実行中のものは下記である。 なお、当然パスワードがなければ開けられないので、アドレスが分かる等の一部の関係者には、メールにて連絡している。 その他、写真の関係者がこのブログを見て、連絡して頂ければ、パスワードを教える積もりにしている。

  私のHPの「ブログ索引」の中にある・・・・

1, 「高校時代の友と」・・・・「詳細写真」をクリック

2.  「小学同年会」・・・・・・「詳細写真」  〃

  現時点ではまだこの二つのみであるが、この先要望があり、必要と認めた物は逐次増やして行こうと考えている。 パスワードの要求やその他のご意見、ご希望などあれば、コメント欄に書き込みいただければ、メールアドレスの交換をして、進めたいと思っている。

 

                     以上


1548 フォトレタッチ(13-2)パーツの準備

2016-12-26 08:00:00 | カメラ写真

  Potoshop Elememts 14 を新パソコンにインストールしたので、頭の体操として、前回やった手法の確認と、新しいレタッチ手法を試している。 今回は地図の上に坂井屋商店の外観や商品を貼り付けるものとした。 あくまでもこれは練習である。

  前回、坂井屋商店の位置を知ることの出来る近辺地図を正方形に切り出し、それに、不必要な地図部分に装飾を兼ねてグラデーションをかけた。 グラデーションは初体験であったので、結構面倒で長時間を要し、空の頭を相当に振ったという労作であったが、今回はその続きであるが、それは以前体験した手法の復習であり、スムースに行けた。

 

(1)店の正面写真を切り出す。

よく目立つようにするため、周りの邪魔ものを切り取るのである。

 

   Potoshop Elememts 14 のワークスペースに当該写真を出して、①「選択範囲」の「クイック選択範囲」をクリックし、②選択するものの大きさに応じた「ブラシ設定」を行う。 ③はみ出た分は「ALT」キーを押しながら、④膨らます場合はブラシをあてれば動かせる。

 ⑤良ければ右下から「レイヤー」を出し、⑥右上の「レイヤーマスクを追加」をクリック(レイヤーマスクが出来て、不要な部分が削られた画像になる)。⑦PDF形式で保存する。必要によりJPGでも保存する。(下の写真)  (出来た画像の細かい碁盤目は透明であることの証)

 

 

(2) 商品の写真を抽出する

  下の写真も、上と同じ手法で、必要な部分だけを切り出す。

 

 

 切り出した画像。

 

自然食の和定食のコーヒーとデザートも上と同じ処理を行う。

 

 

 切り出した画像。

 

 

 (3) 店の紹介をする(文字が小さいかも?)

  店の成り立ちがかいてあるので、貼り付けたいが、このままでは殆ど読めないので・・・

 

 左半分だけを切り出す。手法は上と同じ。

 

  写真はゆがんでいるので、まっすぐに修整する。 

①この場合は画像の全体を「選択範囲」とする(画像全体が点線でかこまれる)、②上のツールバーの「イメージ」、「変形」「ゆがみ」をクリック(座像の外周にポイントが現れる)。 ③6個のポイントを自由に動かして、好きな形に変形させるTこの場合長方形にする)。④結果良ければ右下に出るテェックマーク(V)をクリックして確定し、⑤必要なら保存する。

 

 かなり余分なことであるが、場合によっては必要になるから、「フレーム」を付ける練習をしてみる。

  ①クイックモードにして、右下の端「フレーム」をクリックする。②現れるフレーム候補は意外や意外かなり少ないが、練習だからよしとして、好みのものをクリック(画像がそのフレームに囲まれる)。③画像を動かして位置や大きさを変える事が出来る。なお、ここでもゆがみは変えられる。

 フレーム候補は数が極めて少なく、それも真円と正方形しかないが、ネットから取り込むことが出来ると、どこかで読んだ記憶があるが、ここはこれでよしとする。

 

 

 

 長くなるので、ここで一休みとする。

                          << 続く >>

 

 


1547 フォトレタッチ(13-1)グラデーション

2016-12-24 08:00:00 | カメラ写真

  ホームページ上の画像に装飾を加える目的で、2016年2月に Potoshop Elememts 14 を購入し、このシステムで可能な写真のレタッチを一通り実施し、その概略を当ブログに12編の記録を残してきた。

 No1447 フォトレタッチ(1)はじめに    2016.03.08  

   No1448        (2)加工修整(1) 2016.03.09  

   No1449        (3) 〃  (2) 2016.03.14  

   No1450        (4)仕切り直し   2016.03.16  

   No1456        (5)加工修整(3) 2016.03.29  

   No1460        (6)レイヤー(1) 2016.04.01   

   No1473        (7)  〃 (2) 2016.04.15   

   No1484        (8)  〃 (3) 2016.04.30   

   No1490        (9)  〃 (4)   2016.05.05        

   No1495                      (10)パノラマ写真作成  2016.05.10   

   No1496        (11)レイヤー(5)  2016.05.12   

   No1499        (12)完結編(第一次)2016.05.15

  また、メインで使っていた、デスクトップパソコンが故障したので、最近になり、初めてのタワー型のパソコンを購入し、それが漸く軌道に乗ってきたので、最後に残っていた Potoshop Elememts 14 を購入済みディスクからパソコンに再インストールした。

  前回「レイヤー」を含め、一通りの試行を行い完結とし、考えていたホームページの表紙作成は完了し運用中であるが、今回、プログラムを新パソコンにインストールしたのをチャンスに、まだ未体験のシステムが多々あるので、更なる深掘りを思いつき、頭の体操を兼ねてやってみることにした。 

  このPotoshop Elememts 14 の使い方を書いた本を既に3冊購入したが、どれを見ても、簡単には作業ができない。“いますぐ使える・かんたん”とか、“できる”と大きく書かれているが、とんでもないこと、何度も失敗を重ね、どうにか出来たり、再度やろうとしても出来なかったりと、かなり難しい。

  それで、やるたびに細かく具体的に記録しておき、次回やるときは見てすぐにやれるようにと、事細かく書くことにしたのである。 今回はサンプルとして、先日の食事会でお世話になった、「坂井屋商店」のPR用画像を作って見た。(頼まれたのではない、無断で作成)

 

   その積もりで写真を撮っていないので、内容は残念ながら実情を網羅していないが、これはあくまでも私の練習用のサンプルであるから、あり合わせの写真を使ったに過ぎず、また、こんな写真は載せて欲しくないと言われたとしても、やむを得ないことと承知している。(その際は作り直すつもり)

 

 具体的手法

 (1)構図

 今回は場所がかろうじて分かる程度の地図の上に、店の外観や食べ物の写真を載せようかと思うが、もうひとつの営業品目である「自然食品」の写真が一枚もないのが、残念であるが、どうにもならず取りあえずは、やむを得ないとし、制作に取りかかる。

 (2)地図の作成

 最小限、所在地がわかる地図をパソコンの画面に出し、画像として取り込む。 その後適当にトリミングして、画像の全体の大きさを決めて、一旦保存する。 この場合は正方形に近い形とし、「坂井屋商店」が中央付近に来るようにした。(904×755px)

 

 

 (3)地図にグラデーションをかける

 地図上の目印になるものが「坂井屋商店」が地図のの左右にあるために、横長の地図になり、正方形の地図では、上下に不要な部分が残るので、そこに商品などを並べるとしても、地図上不要な部分は目立たなくするために、グラデーションをかけることにした(初体験)。

  どの会社の地図も何故か全体が薄いので、最初に「画質調整」をクリックして、「ライティング」をクリックして、コントラストを一段上げてから処理に取りかかる。 上の写真は処理前であり、下の写真はコントラストを上げたものである。

  ① 地図をPotoshop Elememts 14 のワークスペースに載せる。 ② 左のツールバーの「グラデーション」をクリック(画面下=オプションバーにグラデーションの詳細が現れる)。 ③ 画面下、左端の「編集」をクリック(グラデーションエディータが出る)。 ④ 私は濃い色から境が無く透明に変わるのが欲しいので、上段左端を選択(すぐ下のバーに見本が現れる。左端が黒、右端が白)。 ⑤ 地図の中間は地図をしっかり表したいので、グラデーションは透明(色無し)としたい。よって、バー上の「不透明の分岐点」を位置を30%の所に移動。

 ⑥ 同じく「色の分岐点」も同じ位置に移動。 ⑦ 今は黒が白に変化するものであるが、この色をブルーに変えたいと思うので、左端の三角をクリック(下の「カラー」がアクティブになる。 ⑧ 「カラーの三角を」をクリックして、ブルーをダブルクリック(バーの色がブルーになる)。 ⑨ 「プリセットに・・」をクリックして登録。 ⑩「OK」をクリックしてグラデーションエディーターを閉じる。 ⑪ 地図の左下の隅にカーソルを置き、斜め上に向かいドラッグする(地図の左下ぶぶんが薄いブルーになる)。

 ⑫ 更に、右上角にもグラデーションをかけるために、「編集」をクリク。 ⑬ グラデーションバー左下のブルーの三角をダブルクリック(ブルーに変わり、カラービッカーが開く)。 ⑭ この場合はオレンジ色にしたいので、その部分をクリック(新しい色が設定される)。 ⑮ カラーピッカーを閉じる。 ⑯ 必要により色の具合を調節する。 ⑰ プリセットに登録し、エディーターを閉じる。 ⑱ グラデーションツールが望みの色になっていることを確認。 ⑲ カーソルを地図の右上から、中央付近までドラッグする(オレンジのグラデーションが追加された)。

  

 

 まだ、やっとグラデーションをかけただけに過ぎないが、ここまでに3日間かかったし、また、ブログの容量オーバーになるやもしれないので、ここで中断し、続きは次回にゆだねる。

 

                           << 続く >>

 

  


1499 フォトレタチ(12)完結編

2016-05-15 08:00:00 | カメラ写真

  本稿の「フォトレタッチ シリーズ」については、購入したソフト「Photoshop Elements 14」は、当初はどこから手を付けたらよいのかもわからず、何も出来なかったが、折角大枚を叩いたのだからと、基礎からひとつずつ懸命に取り組んで来た結果、どうにかその終焉を迎えるに至ったようである。

  非常に複雑であり、またやり方が何通りもあるにも関わらず、どんなやり方があるか、その長短などは何処にも書いて無く、ひとつひとつやって見るしかなかったのであったが、試行錯誤の繰り返しの結果、このシステムの構成内容、やり方のポイント等を抑えることで、“何とかやって見る“方式が通用するようになってきたのであった。

 何度も言うように、このシステムは一つの目標に向かってゆくのに、幾通りも道があるので、私はまだまだその中の一部分を試したに過ぎなく、もっと芸術的な作品造りや、もっと高度なやり方があるやも知れないが、本システムを購入に踏み切った動機ともいえる、フォトレタッチは達成できたのでここでまとめたいと考えた。

  最も難しかったのはやはり、「レイヤー」ではあるが、やってみると今まで学んだ数々の手法を一つずつやるのではなく、かなりショートカットで出来ることが分かって来たのが大きい。 これはシステムのバージョンが進んで、自動的にやれるようになり、レイヤーを意識しないで済み、その手間が省けたのかもしれない。

 

今 回は、ホームページの「ブログ索引」の中の分類で「小旅行・ハイキング」に使用する表紙の作成過程を記録に留めようとするのである。 このシステムの取説的な本を三冊も買ったが、何処にも書いてないが、色々と基礎部分からやってるうちに、出来そうな感覚を得たので、テストをした結果できたので、本格採用をしてみたのである。

  今まで学んできたやり方は、A4サイズのエリア(着色台紙)に、決められた枚数の写真を嵌め込む枠があり、そこに写真をいれて、後は自由に変化させるものであった。 写真の枚数は最大8枚で、減らすことは出来たが、増やす方法は書いてなかったし、A4サイズは印刷する場合はよいが、Webで使う場合は都合が悪いのである。

  また、別のセクションで、青空だけの写真に別の写真から鶴をドラッグして張り付けた事があるので、これを応用すれば多数の写真の貼り付けが出来るはずであるし、更には、その中での写真サイズの変更、写真を傾けて雰囲気を出す(ランダムに張る)、などが出来るのではないかと考えたのである。 

  まず、貼り付けの台紙は中央に主題があって、その周りに空間がある写真として次の写真を選んだ。 ここに書く内容は「歴史散策、鉄道沿線ハイキング、サークルのオフ会の状況」などとするので、その中で最も象徴的かまたは印象の深い写真と言えば「彦根城」となるので、選んだのであった。

 

   それでは具体的手順に入ろう。

 ①    台紙とする写真をフォトエリアにドラッグ。 

➡ ② 周りに配置する写真の内、最初に置きたい写真を選びドラッグすると画面がその写真に変わる。

➡ ③ フォトエリアの台紙の写真をクリックして、“まな板“に乗せかえる。 

 ➡ ④ 最初に張り付けたい写真を台紙上の“まな板”にドラッグ。

➡ ⑤ 二行目中央右の [エキスパート]をクリック ➡ 張り付けた写真にダイアログボックスが現れる。

➡ ⑥ フロートを操作して画像を小さくし、所定の場所にドラッグする。(後から場所等自由に変えられる)

➡ ⑦ 傾けたい場合は [角度]ヲクリックして 横向きバーを上下して角度を変える。

 

 ➡ ⑧ よければ [V(チェックマーク)]を、 やり直しは [X]をクリック。 その後もう一度直したいときは画像をダブルクリックすると、フロートが現れる。

➡ ⑨ 次の写真をドラッグし③~⑧を繰り返す。(途中で角度を変えたいときは、 [フロート(半円矢印)]

➡ ⑩ 出来上がったら、PDFとjpegの両形式で保存しておく。

 

 出来上がったのが下記である。

 

  上記は一枚の台紙に12枚の写真を張り付けたが、この方法なら、枚数に制限は無いようである。なお、PDF方式で保存すれば、後からこの出来上がりを修整できるが、それだけにかなり大きな容量消費となるので、必要最小限にし、個々の原画を残して置き再生成しても大きな手間はかからないと考える。

  

 以上にて、「レタッチ・シリーズ」を一旦閉じるが、まだ全体を体験したとは思っていなので、目新しい手法を見付けたら、書こうと思っている。 最初はこのシステムを購入した直後は相当に悩んだが、どうにか買った目的が達成できてこんなうれしい事は無い。 多少はボケ防止になったかも知れない。

 

 

 

 


1496 フォトレタッチ(11)レイヤー(5)

2016-05-12 08:00:00 | カメラ写真

  ホームページの表紙などに使うために、「Photoshop Elements 14」というソフト(以下PE14という)を購入して、やり始めたが、具体的なやり方は市販されている本を3冊買っても、全貌は五里霧中、こうなれば手さぐりながら、やって見て、それを書き留めておくしかないとして、時間はかかるが一つずつやりながら、当ブログに書いている。

  今回は別の写真に対する、写真の部分的移動の三つ目の方法を試みる。過去のは切り出した部分的写真を別の物として作成しそれを別の写真に張り付けるやり方であり、「レイヤー」という考え方を理解する上では、避けて通れない基礎的技術である。 それを今回は「レイヤー」でやるには変わりないが、全く意識しないでやれる方法なのである。

  それともうひとつ、必然的な問題として実用上必ず訪れる、“ボケすぎ”被写体は救済出来るか否かを確かめたいと考えたのである。 被写体を切り抜いて別の写真に運ぶ際、あまりにもボケがひどくて、その境界がはっきりしない場合にはできないのか、それとも何か方法はあるのかを確かめたいと、思ったのである。(こんなことはどこにも書いてない)

  下の写真をご覧いただこう。左の花がひどくボケており、何時まで経っても下手だなあという声が聞こえるが、これは実用試験のためのサンプルとして敢えてぼかしたということを、我が名誉のために、付け加えておきたい。 余計なことはさて置いて、この写真に別の写真から切り取ってきて補整しようとするものである。 (花は「アニソドンテア」)

 

 下の写真の左側の花を切り取って、上の左側にかぶせようとするのである。

  

 

具体的手順  [  ]で記したものは、コマンドをクリックするという意味である    

 5.1 「PE14」を起動 ➡ [写真の編集] ➡ 上三行目中央左の[クイック] ➡ 上二行目左端の[開く] ➡ 写真の入ったホルダーを開け、上記の二枚の写真をフォトエリアに開く ➡ 二行目真ん中の[ガイド] ➡ 三行目左端の[Photomerge] ➡下の画面になる

 

 ➡ 上記画面ワークスペース左上の[Compose] ➡  フォトエリアから抽出したい写真をドラッグ ➡ 下の画面になる

  

 ➡ 上の画面で右半ばの[クイック] ➡ 抽出したい花の内側をドラッグ ➡ 下の写真のように点線で囲まれる(不都合な部分が含まれる場合などは修整する)

 

➡ よければ右下の矢印下の[次へ] ➡ ダイヤログボックスが現れる。

ここでは元の花のボケが多い分だけ花が大きくなって、はみ出している。 それで、今回は簡便な方法として、張り付ける花を大きくして、ぼけを隠すこととする。 ➡ 

   ダイヤログボックスのフロートを操作してボケが隠れるように花を大きくする。 ➡

 

 よければ上の画面でチェックマークをクリックして確定させる。

 そして、出来上がったのが下の写真である。 小さいはずの花が大きくなって少し不自然さがみられるので、実際にこの方法でやるならば、元のボケた花を別の方法で消すか小さめにしておいた方が自然であるかも知れない。 

 

 

 

 同じ方法で、「カロライナジャスミン」の花でやって見る。 ここではその結果のみ記する。 

 

 上の写真は右下の蕾がボケているので、下の写真の蕾を持ってくることとする。

 

その結果が下の写真である。

 

この場合はボケの差が大きくないせいか、不自然さは見られず、黙っていれば分からないかも知れない。 この方法は極めて簡単であり、慣れれば早く出来るが、実際にどんどん使うことはあり得ず、結局はホームページの表紙ぐらいになる公算大と思う。

 

 

ここまでに「別の写真に対する、写真の部分的移動」について三つの方法を書いてきたが、これらは色々とやる内にそれがありそうだと分かって来て、やって見たら出来たというものであり、それらが存在することすら何処にも書いてないから、どんな時にどう使い分けるかは勿論、特徴や欠点など全く分からない、あくまでもやって見るしかないようである。 よって、さらに進めばまだ他にやる方法があるやも知れないのである。

  一見するとこのシステムは、一定のルールの下で、何人かの研究者?か物好き?かの発表の場所であって、相互の連携などあるわけがなく、“てんでんばらばら“であるから、やたらコマンドが増えるのも致し方無いように見える。それぞれの独立性を重視するあまり、改造や変更の自由度を拘束しないためにも、取説のようなものが作れないようにも見えてくる。 いや、作ってはいけないことになってるのかも知れない。

 


1495 フォトレタッチ(10)パノラマ写真の作成

2016-05-10 08:00:00 | カメラ写真

  ホームページの表紙をもう少し好みの形に改造したいとかねてから考えていて、幾多のフリーソフトを導入して見るも思うように行かない。 特に「レイヤー」とか「コラージュ」と呼ばれるやりかたになると、フリーソフトでは、機能が不十分で満足に使えるものには出会えなかった。

  そこで、思い切って「Photoshop Elements 14(以下PE14という)」というソフトを購購入(¥12,900)してみたが、内容は非常に多機能がために、極めて複雑で多岐に渡っているので、取説的本を二冊買ったが、最初と最後は書いてあるが、途中の細かいやり方は書いてないことが多く、何処になにがあって、それはどんな機能を持つのかさえわからない。

  買った二冊はPE14に対応しているが、購入した本は更にバージュンが進んでおり、本の内容と出る画面が異なるため、結局は色々やって見るしかないのである。 それでも前に進まないので、バージョンが更に古い事は承知の上で、別の本を買わざるをえないのであった。(15年10月初版発行と書いてるが、内容はかなり古い)

   前回書いたように、「レイヤー」も少しやったが、まだ十分でなく、また別のやり方があることも判明したので、やりかけたが、更に難しくなり、頓挫したのでちょっと一休み、頭の切り替えをするために、少し“遊び”を加えてみようと考えたのである。 それで、第一は「パノラマ写真の作成」である。

  これは、フリーソフトの多くにもあり、目新しいものではないが、一度試そうと先日大阪の「長居植物園」を尋ねた時にそのためにと撮って置いた写真があり、やって見ることにした。 それが下の7枚の写真である。 カメラは手持ちでなるべく平行に、切れ目なく約200度ぐらいの範囲を撮ったものである。

  パノラマ写真作成用写真 (500×332pxに縮小したもの)

  

 多機能のシステムの具体的やり方を本にするのは、その採算性も考えれば、簡略に書かざるを得ないのは分からないではないが、本には大きな字で“かんたん”とか“できる”とか書いてあるにも拘らず、内容は極めて雑で途中が飛んでおり、しかも本と買ったソフトではバージョンが異なり、結局あちこちを“ひねくりまわして”やるという、いつものやり方になっていた。

  何回も画面を消したり、再起動したり半日悩んで、もうやめようかと思った瞬間、あれーえ・・・???・・・と思う間に出来てしまったのである。 本にはあちこちを設定してから「自動(パノラマ作成」を押すようにかかれているが、私の買ったソフトは、そのあたりが進化していて、やらなくて済むようになってるのかも?。

  それで、システムを再起動し、設定の多くを省略して、「自動」をクリックしたら、1~2分でいとも簡単に出来てしまったのであった。 システムを作る方がバージョンアップのネタをこれらの本から得て、やったのではないかと思えるほどに改良がされているようなのであった。

 

 「パノラマ写真完成品」

500×332PXの写真を7枚つなぎ合わせたものであるが、2320×357pxとなっているので、かなり細長く、この写真の全体を見るには横に画面を広げて見る要がある。 

  不自然な“繋ぎ目“は目にすることがなく、ほとんど完璧に”全自動“で出来てしまったのには、少々驚いた。

 

  

 具体的な手順   (文中 [  ] は“キーをクリック“を示す)

 システムを起動 ➡ [写真の編成] ➡ 上中央[ガイド] ➡ 上中央右端[Photomerge] ➡ [開く]で写真を読み込む ➡ ワークスペース[PANORAMA] (下の写真ワークスペース下段右端)  ➡ 

 ➡ 右の自動パノラマ[設定▼] ➡ [画像を合成にチェックマーク] ➡ 右下の[パノラマ作成] ➡ そのまま1~2分待つ ➡  エッジを消去(写真の下の端を塗りつぶす)[はい] ➡ 上下が最大の幅で切り揃えられて完成

 

 結論としては、大枚を叩いて買った本は、こんな事が出来ると書いてあっても、それはほんの一部でしかなく、システムは常に進化しているので、本にやり方を望む方が無理であることが、漸く分かったような気がする。 本に頼らず、一つずつ地道にやって見て、それを書き残すことが唯一の道であると認識した。

 

 


1490 フォトレタッチ(9)レイヤー(4)

2016-05-05 08:00:00 | カメラ写真

  私が写真を撮るときの一番大切にしていることはと言えば、「ピント合わせ」かも知れない。 「オートフォーカス」全盛の時代、何を寝ぼけたことをと言われそうだが、 私はここが一番悩むところなのだ。 理由は「ピントを合わせる範囲」と敢えて「ぼかす範囲」の両方を重視するからのように思う。

  ピンからキリまで全範囲に渡ってピントを合わせることを、「バンフォーカス」というが、この撮り方は勿論ちゃんとあり、それなりの装備をすれば済むことであるが、それでは納得できない所に問題があり、「敢えて一部をぼかす」「ピントの合う範囲を主題に絞る」という、相反する欲求を満たしたいのである。

  「バンフォーカス」に撮るには、焦点距離の短いレンズで、被写体から距離を取って撮ればよいのだが、それを私は焦点距離の長いレンズを使い、一層悪いことに被写体に接近して撮るから、更に焦点が合う範囲は狭くなる、つまり、焦点深度が浅い状態で撮るのである。

  (話は脱線するが)これらは“バンフォーカスな写真=図鑑的写真”といい評価は低いので、こんな写真を撮りたくない、少しでも写真として見られるものにしたいのである。 その写真を「花写真館」に使うのは適切ではないので、名称を「花図鑑」とせずに、敢えて「花写真館」としている“こだわり“がここにあるのだ。 (話を戻す)

 その結果、例えば下の写真のように、ほんの少し(約10mm)離れた場所にある花もぼけてしまい、下手な写真と指摘されることになるのである。(下の写真の場合はカメラの位置を変えて、二つの花とレンズの距離が同じにすれば、両花にピントが合うが、サンプルのためカメラが動かせない場合を想定している。)

  下の写真は、左の花とその左下の実にはピントが合っているが、右の花はボケているので、下手だと指摘されかねないのである。 ちなみにその他の背景は略満足にボケており、私としては致し方がないとするが、満足できないお方がいることも理解するので、こんな場面の“修整“が今回の目的である。

写真①

  このような写真を今後この方法がうまく出来たとしても、使って修整して行きたいとは少しも思っていない。 ここではレイヤーの手法を習得するための、あくまでも練習用のサンプルであることを重ねて書き加えておきたい。

 4. 写真の部分的入れ替え(修整)

  修整に使う写真は、正確性を上げるために、三脚を使用してカメラの位置を変えず、露出など撮影条件も同一にして、ピントのみ右の花に合わせた写真を準備した。 それが下の写真である。この写真のピントの合っている右の花を切り取って上の写真の右側の花と置き換える(上に乗せる)のである。

写真②

 

 

4.1 Photoshop Elements 14(以後“PE14”と略す)を起動してワークスペースに於いて、下の「フォトエリア」に上記二枚の写真を読み込む。最初に切り取る花のある、上記二枚の内下の方をワークスペースの”まな板“に載せる。

4.2 以下「部分的切り出し」のやり方は 「本年4月1日付の当ブログNo1460フォトレタッチ(6)レイヤー(1)」に書いたのと同じ故に、手順のみ記す。

 「クイックツール」をクリック ➡ 「新規選択」をクリック ➡ ブラシサイズを決める ➡ 4.3 切り出したい花の内側をなぞる (切り取りの境界線が点線で示される)➡ 切り取りの過不足を」修整する。 ➡ 「境界線を調整」をクリック ➡ 切り抜きに必要のない部分が赤く表示される ➡ レイヤー名をダブルクイック ➡ レイヤーの名前を「右花」とする ➡ 「OK」クリック ➡ 「レイヤーマスクを追加」をクリック ➡ 右の阪だけが切り出される ➡ 念のためPSD形式で保存 

 切り出したものは“右の花だけの”次の写真である。 写真③

 

 4.3 ここからのやり方は前回と少し変えてみる。   まず、フォトエリアから張替をする写真①をワークスペースの“まな板”に乗せる ➡ 下の「フォトエリア」写真③を“まな板”の写真の上にドラッグする (よく分からないが、このときドラッグ先の場所にかかわらず、主体(花)が中央にくるようだ) 

 

4.4 下の画像で最左の列上から4番目にある「移動ツール(+と▲印)」をクリックして、張り付けた花の周りに「バウンティングボックス(フロテイングマーク)」を表示させる ➡ 「バウンティングボックス」の中央にあるマークをドラッグして花を移動する ➡ 得たのが下の写真。

 

  

4.5 完成したのが下の写真だ。

 こうして見ると左程の不自然さは無いと思う。 欲をいえば右の花の左の“実”がボケたままであり、これも何とかしたいが、このシステムではかなり難しい。 何故なら、この実には毛が多数あり、これが細いので毛の一本ずつを切り出すだけの手間は多くて、それだけ掛ける価値がないからである。

 また、この花のように切り出したいものとそうでないものとの境界がはっきりしている(明暗差が大きい)場合は区切る事が容易いが、明暗差が少ないものは難しいし、更には、もっと大きくボケたものは出来てもかなり不自然になりそうであるが、機会があればやって見る積りだ。

 

 

以上が別の写真に対する、写真の部分的移動の二つ目の方法であるが、もうひとつありここに併記する予定であったが、この一ページを書くために3日を要したので、ここでひと休みとし、別の機会に載せたいと思う。

 

 

 

 

 


1484 フォトレタッチ(8)レイヤー(3)

2016-04-30 08:00:00 | カメラ写真

 私のホームページの中身は色々な自己流の区分をして、つまらない事を書き並べて悦に入っているが、そのどこを見ても誠に泥臭い姿を晒している。 せめて内容が良ければ少しは救われようがそれもなし。 よって、すこしでも“見た目”をよくしたいと思い、Photoshop Elements 14(以下”PE14”という)を買ってみた。

  所が、そのシステムは大変に複雑で多岐に渡っているために、何処に何があるかを知るだけでも大変な手間と時間を要するばかりで、少しも前に進まない。 このために、システムの画面上に記載されている項目を一つずつ実際にやり、何処をどうすればよいかを試しつつ進まねばならない。

  その上に、私の記憶力が低下しているために、前にどうやったら出来たかが記憶になく、出来るはずのものが出来ないことがしばしばあり、そのために、やったことはすべて、記録に留めなければならないので、それをこのブログに頼っているのだ。 読者には申し訳ないことだがお許し願いたいのである。

  それで今回はホームページの表紙とも言える、カバー画像を幾つかの関連写真を張り付けて、一目で内容が伝わる事を念じて作ってみた。 この辺りは「コラージュ」の一端とも言えそうで、 フリーソフトも出ているが、何故か私にはダウンロードに失敗続きで、本システムを購入するきっかけともなったものである。

  写真の何枚かを縦横に整列して張り付ける事は簡単に出来るが、私が今ほしいのは、各写真を整列させないで張り付けたいのである。 またこれをうまく使えば、狭い範囲内に数多くの情報を埋め込むことが出来るメリットもあり、また、見た目の変化が期待できるからである。 

  では、具体的作業をひとつずつやりながら記録してゆく。

  

 

3.写真をランダムに貼り付ける

  3.1 張り付けたい写真を必要枚数よりも1~2枚多く選んで一つの専用ホルダーに入れる。 

*Memo: 貼り付け場所の形状が合わない写真(必要な部分が隠れるなど)は使えないから多めにしておくのである。 また、A4サイズの台紙に8枚の写真を張り付ける場合、各写真のサイズは長辺が500pxでは、若干引伸ばしになるために粒子が荒れるので、もう少し大きいほうがよさそう。(どこにも書いてなくやって見ないと分からない)

  3.2 システム(PE14)を起動し、 「整理」をクリックすると「メディア」画面が出る。➡右上の「作成」をクリック。➡プルダウンメニューの中ほどにある「フォトコラージュ」をクリック。

 *Memo:「ワークスペース読み込み中」として、少々時間かかる。

 3.3 張り付ける台紙のサイズをクリックする。なぜかそのサイズは3種類しかないが、横置きのA4サイズ(横297×縦210mm)をクリック。➡左下の「選択した画像で自動的に塗りつぶす」のチェックマークを外す。 ➡「OK」をクリック。➡張り付ける台紙が現れる。

 *Memo: 右下の「レイアウト」をクリックすると、①二枚の写真を張り付ける台紙に、②その他のレイアウトをクリックすると、4枚の貼り付け台紙に変わるが、どうもそれ以外には、変えようがないみたいである。ここらはもう少し多角的にやって見る要あり。

 

 

3.4 左上の「開く」をダブルクリックし、準備した写真を下の「フォトエリア」に読み込む。

 *Memo: この方法であるが具体的には現在不明、どうやるかは何処にも書いてなく、いろいろやってるうちに偶然的(?)に出来てしまったもの。 一つの例としては、「開く」をダブルクリックして、写真の入ったホルダーを開けて、張り付けたい写真を反転表示させ、右下の「開く」をクリックしたらできた。しかし、時により変わるので確実ではないから、再現しての確認が要。

*Memo: フォトエリアの中心にワークスペースの写真(この場合は貼り付け台紙)が消えた場合は、下のフォトエリアのワークスペースの写真(通常最左にあり)をダブルクリックして、中央に貼り付け台紙を表示させる。

 3.5 台紙の形と各写真の映像の形(大切な部分)を見比べて、両者の形に合う写真、言い換えれば貼り付け台紙の形で必要な部分が隠れてしまわない写真を選び、下の「フォトエリア」からドラッグする。 

 *Memo: 写真の中の大切な部分が隠れてしまわないようにすることが大切。 逆の言い方をすれば、張り付ける写真の中で不要な部が隠れて見えなくなるような形の台紙の位置に嵌め込むと都合がよいのである。

  

 

 上は、台紙の真ん中に三角の山の写真を嵌め込んだが、大切なのは三角の山であり、左の山は無くてもよいし、また、右下の不要な部分は、その右下にある枠(Aと記した部分)と重なっているので、下になってるAを上にする、つまりレイヤーに於いて順序を変えて、上に持ってくることで隠くしてしまい、大事な山をより強調できるのではないかと考えたのである。(完成写真を参照)

 3.6 上記3.5の作業を貼り付け枚数(この場合8枚)分行う。

 *Memo: 台紙の写真貼り付けエリア、写真の大きさや位置をかえるための「フロ-トマーク」で後からでも動かせるので、大体の位置や大きさを必要に応じ変えたりする。 初期状態のままの台紙に写真をドラッグしてうつしただけの写真が下記である。左上の小さい枠には何も写ってないなど、さっぱりわからない状態であるが、これを一枚づつ直してゆくのである。

  

 

3.7 修整の手順であるが、先ず写真「A」を上に出すことをやる。写真Aをクリックして、フロートマーク(◇)をその写真の周りに表す。➡その上で右クリックしてこの場合は「最前面」をクリックするとAが上になり、中央の写真の右下が隠れる。

 3.8 次に左上の写真「B」を整えるのであるが、ここは少し広げたいので、先にCの写真を右にずらす作業をするので、Cの写真をクリックして「フロートマーク」を表す。➡カーソルが黒い▲になったら右にドラッグすればCは移動する

 3.9 そして写真「B」をクリックして「フロートマーク」を表し、上と同じように写真をドラッグして移動させる。➡見ると飛行機が少し大きすぎるので写真の近くに出る「スライダー」を左に移動して写真を小さくする。

 *Memo: 「スライダー」が出てないときは、写真をダブルクリックすれば出るようだ。 写真を小さくした時に周りに隙間が出来たら、写真を再移動するなどして整える。 縮小を終えて移動する前に縮小を終了しないと移動できない。移動や縮小の際に写真の外周にある「フロートマークの◇」を動かすことで、その代行も出来る。・・・と一応書いたが若干あやしい?。

  

とりあえずの完成品

 

 

 

ここら辺りが、最も必要性も高く、大事な場面で使いたいにもかかわらず、私の頭では大変に難しく、分かったような分からないような、釈然としないながらも一息入れたいと思う。

 

 

 


1473 フォトレタッチ(7)レイヤー(2)

2016-04-15 08:00:00 | カメラ写真

 Photoshop Elements 14 というソフトを購入し、レタッチの手法の実地訓練をやっているが、それがいよいよ本番と考える部分“コラージュ”ともいえるところに入ってきた。 従来は取説さえもろくに読まず、やってればいつしか何とかなったが、私がぼけたせいなのか、システムが難しくなったのか、なかなか進まない。

 また、いろいろやってるうちに偶然出来たが、再度やろうとしても出来ないことがしばしば起こるので、かなり回り道になるが、基礎をきちんと理解しようと、実際にやりながら、忘れないよう記録を残しつつ、取り敢えず必要でないことも含めて一つずつ進めている。

  ホームページやフェイスブックの“表の看板”には写真を使っているが、その写真を見た人が、そこがどんな内容なのかが、一目出来るのが理想と考えている。 しかし、一枚でそれを語る写真を撮る能力はないので、レタッチにより、何とか作れないかと思い、実地訓練のサンプルに考えた。

 それには、“レイヤー方式“を使うと思うが、 初めにその”部品“を一つずつ作って行かねばならない。まずは以前からある方式ではあるが、本システムは非常に高度のレタッチを可能にしているためか、システムがかなり複雑で、どこに何があるのかさえ分からないし、何処にも書いてないので、一つずつ開いてみて、やって見なければわからないので大変に手間がかかる。

  2.   様々な形で型(フレーム)抜きをする。

 下のカメラの写真を型抜きして、他の背景写真に張り付ける準備をする。 背景写真が黒い部分に張る場合は、カメラが黒いから張り付けると沈み込んでしまうので、カメラを浮き立てるために、外側に白い部分を残したいがために、フレーム方式を選んだもの。 よって、逆に背景が明るい色であれば、カメラの部分のみ切り取る方式にすることは当然である。

 

2.1     上の写真を開く(編集画面にドラッグする)

1.2     切り抜きツールをクリック➡下の型抜きツールをクリック➡直ぐ右のハートマーク(初期値)右▼をクリック➡図形の表が出るので、上の▼をクリック➡色んな形のフレームの分類が出るので、シクロールして必要なグループを選び、この場合は“図形”をクリック➡さらに、色んな図形が出るので、この場合は楕円形をクリック➡画面上のポインターの形が変わる。

2.3     すぐ右の“幾何学オプション”の▼をクリック➡制約なしをクリック(縦横比をフリーとするため)

2.4     更に右の“ぼかし“を調整する。(これはどの程度にするかはやって見ないと分からない)

2.5     画面の写真の一部を(適当でよい)ドラッグすると、楕円形の“切り取り案”が出るので、四隅と上下左右のマークを動かして必要な楕円形を完成させる。

  (注  システムの中ではPDFという形式で圧縮されるが、この形式ではここ以外では開けないので、JPG形式に変換して、当ブログに乗せている。 上の写真は作業の途上であるが、PDFで見ると上の黒い部分が白とグレーの碁盤目模様となっている。 これはその部分(楕円の外側)は何も無いことを意味している。=レイヤーの透過部分となる)

 

2.6     必要により、更に右の“角度”のバーを動かして楕円形を傾ける(事が出来る)。型抜き完了。

 

(Memo)

①    1.2:図形を選ぶ際は、黒塗り部分が抜き取られる。言い換えれば白い部分は含まれない。よって、この場合は楕円形の“黒べた”のものを選ぶ。 また、円形から楕円形に変えることが出来る。

②    1.3:逆に、縦横比を変えたくない場合は、”固定“を選択する。

③    1.4:“ぼかし”は初期値はかなり大きくなっているが、やって見ないと判断が付かないので、面倒ながら、一度やって見て、相当ピクセル(以下pxと略す)の見当をつけてやって見る他ないようだ。(システム欠陥?)“ぼかし“が大きいと、必要な画像の端の一部がぼけてしまう。 最初少な目(10px程度)でやって見るのも一法だ。

④    1.5:ドラッグは画面のどこでも、少しでもよい。後でいくらでも修整できるから。 切り出したい画像全体をドラッグなんて出来る訳ないのだから。

⑤    抜き取る写真の面積を出来るだけ少なくしたい、または、余分な部分を抜き取りたくない場合などは、その形にあった図形にするのが第一ではあるが、フレームを傾けて形を整えることで、その目的を遂げられることもあり。

 

 

この“型抜き”だけをマスターするために、昨日一日は何も進まず、今日一日(数時間)かかってやっとここまで出来たのであった。 参考書を二冊買い交互に見ながらやってるが、上記などは殆どは何も書いてはなく、“やって見るしかない”ので時間がかかったから、ここで一休みとする。

 

 興味のない人には、馬鹿なことやって、何が楽しいかと思われそうだが、それも甘んじて受けよう。 これも暇つぶしの一端だと、余裕のあるように・・・・・・!。