野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

30日の「たかじんのそこまで言って委員会」 

2014-12-06 06:30:28 | その他
讀賣テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」は波長が合うので時間がある限りは視聴している。
「たかじん」では、頑固一徹の三宅久之さんが亡くなり、主司会のたかじんさんも入院した時期から亡くなくなるに至って、辛抱治郎の司会がだんだん窮屈で鼻持ちならない雰囲気が出てきた時期に合わせ、面白さが一挙になくなったと思っていた。一時期、ヤマヒロこと山本浩之アナが担当し、不慣れなこともあって讀賣は時々助け船を出していたが、それでもヤマヒロさんの司会は楽しかった。それもつかの間、また辛抱治郎が司会を担当するようになると、番組のまとまりがまた無くなりつつあるなーと感じることが多い。今回もそうだが、くだらない話でコメンテイターがしゃべっている話をへし折り、勝手にしゃべりだす。我々が「たかじん」をみるのは、コメンテイターの意見を聞くのが目的で、辛抱治郎の受け狙いを聞いているでは、はっきり言ってない。

で、それはさておき、 11月30日の「たかじんのそこまで言って委員会 ニッポン大崩壊 徹底検証SP」をYOU TUBEで見つけた。
その中で特に、原発安全神話と危険神話はどちらが崩壊してるかの議論進行は気になった。
    
主解説者は池田信夫氏で、彼の意見は原発危険神話は既に崩壊していると主張。これに対し、竹田 恒泰氏が猛烈に批判し見苦しい論戦となった。が、論戦を冷静に聞いていると、池田氏の意見が圧倒的に優勢で、数字に置き換えて客観的報道にもとづいて解説していた。また、彼のブログ(「そこまで言って委員会」の放射能デマ」)でも上手く解説されており、冷静に論理的に説明する池田氏の論説が納得しやすかった。一方、非常に聞き苦しかったのは、池田氏の解説中にも関わらず竹田 恒泰氏がそれを遮り、自分の主張を大声でわめき続けていたこと。漫才師のように声に抑揚をつけて、放送局の受け狙いにもにて一方的に喋りまくる態度に、これが旧皇族に属する人かと一瞬思ってしまう。なんとなく幼稚性さえ感じられる品の無さを感じた。竹田 恒泰氏は憲法学者と本人が言うのでそうかと思ってWikipediaで調べると、日本の作家、タレントとしてある。「たかじん」は、コメンテイターの個性が前面にでる保守系のやや強い番組で、東京では放送されて無いらしいから楽しみにして今まで視聴してきたが、最近の竹田 恒泰氏の発言を聞いていると、これでは単に漫談家のバラエティ番組と変わらない。

もうひとつ、辛抱治郎氏の司会ぶりが気になる。竹田 恒泰氏の一方的発言をただ単に面白そうに見ているだけで、行司采配に欠ける。
其々に長けた専門家が出演する場合だと、どちらの主張が正しいかの結論を番組時間内では出ない。さすれば、視聴者は、いろんな意見を聞いて、どの意見が論理的かあるいは情緒的かを直観的に感じる事はできるので、後日、ネット等に再度確認しながら自分の波長と近い意見を探すのだと思う。だから、一家言あるコメンテイターの意見も広く聞けるように司会進行を期待しているが、それに欠けた。例えば、出演の加藤氏もあきれてそっぽを向いている。以前は、たかじんがしゃべりだすと番組の空気は一変しキュットと締まっていた。つくづく、たかじんさんがいないとこんなに纏まりのない番組になるのかと思うことが最近多い。

また本ブログを書きながら、放射能の汚染について思い出したことがある。
長崎大学の原爆後障害医療研究施設の放射能Q&A(既に本ブログは消されている)に、下記コメントがあったのをメモしている。
「大切なことは寺田寅彦の言葉にもあるように「ものを怖がらな過ぎたり、怖がり過ぎたりするのはやさしいが、正当に怖がることがむずかしい」ということです。「正当に怖がる」ために、まず正確な知識を得て、どのように対処すれば安全なのかを知ることが重要だと思います。」

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