野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

電気代

2022-02-14 06:28:53 | その他
毎月、一枚の伝票をみて腹が立つことがある。
パソコンに電力料金のお知らせがでる。毎年、毎月、この伝票を見る度に節電を心掛け、蛍光灯は順次LEDに、無駄な電気は都度消しまくって嫌われ、その結果が次の月あるいは次年度に反映されると納得できたが、ここ数年、逆に電気代は上がる一方だ。特に自分が使ってもいない電力料金を請求されると何とも言えない口惜しさがある。それは「再生エネ賦課金」なるものだ。毎月数千円が請求される。なんで我々質素に暮らしている年金受給者が隣近所の太陽光発電の費用を負担するんかと、安全と認可された原子力発電を再稼働させ単価をさげる政策を棚上げにし、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」なるを強制的に負担させる理不尽さに今も納得できずにいる。

「再生エネ賦課金」なるを見直せと言いたい。
「再生エネ賦課金」とはなんぞやと調べると、関電のHPには「再生可能エネルギー電気の買い取りに要した費用は、電気の使用者から広く集められる再エネ賦課金によってまかなわれます。再生可能エネルギーで発電された電気は、日々使う電気の一部として供給されているため、再エネ賦課金は、毎月の電気料金とあわせていただいています」と書いている。隣の家の太陽光発電で発生した電気を関電が買い取る費用を、早い話、我々が日々使う電気料金に上乗せして請求している。つまり、寒くなっても電気代節約のために電気を消しているのに、太陽光発電の隣近所の電気代を我々が負担し、隣近所はがんがんエアコンを回しっぱなしにできる仕組み。

先日のNHKは電気料金が過去5年で最高水準になったと放送していた。その理由を発電燃料つまりLNGの高騰を挙げていた。こんな時こそ、原子力発電を稼働させて電気料金の高騰を防ぎ、国民を、電気料金の高騰を嘆いている企業を守るべき政府が、原発再稼働に今一つ積極的でないのは腑に落ちない。

なんで、日本は原子力発電の最高技術や世界最高峰の火力発電技術を持っているのに、政府は何故稼働しないのかよく理解できない。
例えば、欧州の大国フランスの例では、先日NHKは「フランスのマクロン大統領は脱炭素の目標を実現するため新たに原子力発電所6基を造り、さらに8基の建設を検討する考えを明らかにしました。マクロン大統領は10日、東部ベルフォールで演説し、脱炭素の目標を実現するには再生可能エネルギーと合わせて原発に頼るほか選択肢はないと強調しました。そのうえで2050年には温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという目標に向けて、フランス企業が手がける原発を新たに6基造り、さらに8基の建設を検討すると発表しました」と報道していた。一方、日本は福島の事故のあと、原子力発電の安全確保のために設備を全面的に見直したのに、日本政府は原発の再稼働に二の足を踏んでいる。また、日本の石炭火力発電は世界最高水準の発電効率とCO2削減能力の技術を持っているのに、何故世界展開しないだろうと、世界に冠たる技術を持っているのに棚上げし、安価な石炭でさえ買えない国が世界中に沢山あるのに、欧州に合わせ石炭火力発電を放棄する日本と言う国がなんとも不思議な国に見えてしまう。

無責任な政治屋は往々にして、格好良い事を言ってマスコミにほめられる利益は自分のもので、そのコストは我々国民が負担するから、政治家はみんな、放射能でもコロナでもゼロリスクが一番得なポジションにいるが、石炭から作る高価な水素もそうで、政治家が一方的に走ってしまう事に、街の素人年寄りながら一抹の懸念を持っている。誰がこのコスト(水素税や炭素税等)を負担するのだろうかと。これから住みにくい国に日本はなるように見える。
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