しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

鷺舞

2021年06月19日 | 銅像の人
場所・島根県鹿足郡津和野町

映画かテレビかすっかり忘れてしまったが、
城下町・津和野の”鷺舞”を初めて見て、日本にはこんなに美しいお祭りの踊りがあるのかと思った。
衣装も、舞も、街並みも、みなよかった。






鷺舞

鷺舞は津和野の弥栄神社に伝わる古典芸能神事です。
鷺舞は天文11年(1542)に時の津和野城主吉見正頼(11代)が山口の祇園会から移し入れた芸能神事ですが、
本元は京都の八坂神社祇園会に伝えられたもので、京都から山口へ、山口から津和野へと伝えられました。
坂崎出羽守の時代に一時中絶しましたが、亀井氏の時代になって京都祇園会の鷺舞を直接習得させ、今日まで受継がれています。

津和野町観光協会










津和野は石見(島根県西部)だが、アクセスに恵まれない。
そのため、街並みは森鴎外の時代をいくらか残し、周辺の自然もまたすばらしい。








撮影日・2011年10月27日

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海女

2021年06月19日 | 銅像の人
三重県鳥羽市鳥羽  海女と童子の像


漁村に行けば、女性が海に潜って貝や海藻を採り、海女(あま)さんと呼ばれている。
管理人は農村・漁村・山村を併せた村に育ったが、村に漁師はいても海女さんはいなかった。
それに、瀬戸内海地方で海女さんがいたという話は聞いたことがない。
すくなくとも、戦後の貧しい時代でさえ瀬戸内海沿岸に海女さんはいなかった。

なぜ瀬戸内海地方に海女さんはいなかったのだろう?

それと、日本全体でみても海女さん人口が減っている。
将来、日本から海女さんが絶滅してしまう可能性もないとは言えない。






【鳥羽市役所HP】

海女とは

海女とは、素潜りでアワビやサザエ、海藻等をとる漁を生業とする女性たちのことで、他には類のない女性の漁師さんと言えます。
海女の歴史は古く、古代から受け継がれている漁法であるとの研究者の報告があります。
海女漁は、素潜りという独特の潜水技術による漁法で自然なる海の獲物を採り続け、長い時間、持続してきた素晴らしい漁法です。
また、その持続性・継続性には大きな意味があり、地域ごとに厳しく漁期を定めたり、漁獲できる貝の大きさを定めるなど、多くの約束事を決めて、
漁獲対象とする資源を「獲りすぎないよう」、「獲り尽くさないよう」に守り続けているのです。
現在、日本には、約2,000人の海女が現存しています(2010年海の博物館調査)。
そのうち鳥羽市・志摩市には、全国でも最多となる約750人の「海女」が操業しています。
しかしながら、海女を取り巻く環境は、漁獲資源の減少や海女数の減少と高齢化、後継者不足といった厳しい課題に直面しています。


『鳥羽・志摩の海女』が、国の重要無形民俗文化財に指定されました!

平成29年1月27日に開催された文化審議会文化財分科会において、
「鳥羽・志摩の海女漁の技術」として国の重要無形民俗文化財へ指定答申を受け、正式に指定されました。










撮影日・2013年6月7日
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御燈祭り

2021年06月19日 | 銅像の人
場所・和歌山県新宮市徐福  JR新宮駅前






(和歌山県公式観光サイト)

御燈祭り

神倉神社の例祭であり、
当日は祈願人である約2,000人の白装束の「上り子」が神倉山中腹にある神倉神社に集結し、
その後、燃え盛るたいまつを持ちながら一番乗りを目指して、
538段の急峻な石段を一気に駆け下りる勇壮な火祭りです。

(国指定重要無形民俗文化財)





(JR新宮駅。JR西日本とJR東日本の境界駅の一つ)



2013年6月5日
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