しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

海女

2021年06月19日 | 銅像の人
三重県鳥羽市鳥羽  海女と童子の像


漁村に行けば、女性が海に潜って貝や海藻を採り、海女(あま)さんと呼ばれている。
管理人は農村・漁村・山村を併せた村に育ったが、村に漁師はいても海女さんはいなかった。
それに、瀬戸内海地方で海女さんがいたという話は聞いたことがない。
すくなくとも、戦後の貧しい時代でさえ瀬戸内海沿岸に海女さんはいなかった。

なぜ瀬戸内海地方に海女さんはいなかったのだろう?

それと、日本全体でみても海女さん人口が減っている。
将来、日本から海女さんが絶滅してしまう可能性もないとは言えない。






【鳥羽市役所HP】

海女とは

海女とは、素潜りでアワビやサザエ、海藻等をとる漁を生業とする女性たちのことで、他には類のない女性の漁師さんと言えます。
海女の歴史は古く、古代から受け継がれている漁法であるとの研究者の報告があります。
海女漁は、素潜りという独特の潜水技術による漁法で自然なる海の獲物を採り続け、長い時間、持続してきた素晴らしい漁法です。
また、その持続性・継続性には大きな意味があり、地域ごとに厳しく漁期を定めたり、漁獲できる貝の大きさを定めるなど、多くの約束事を決めて、
漁獲対象とする資源を「獲りすぎないよう」、「獲り尽くさないよう」に守り続けているのです。
現在、日本には、約2,000人の海女が現存しています(2010年海の博物館調査)。
そのうち鳥羽市・志摩市には、全国でも最多となる約750人の「海女」が操業しています。
しかしながら、海女を取り巻く環境は、漁獲資源の減少や海女数の減少と高齢化、後継者不足といった厳しい課題に直面しています。


『鳥羽・志摩の海女』が、国の重要無形民俗文化財に指定されました!

平成29年1月27日に開催された文化審議会文化財分科会において、
「鳥羽・志摩の海女漁の技術」として国の重要無形民俗文化財へ指定答申を受け、正式に指定されました。










撮影日・2013年6月7日
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