マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

旧五ケ谷米谷の水口まつり

2018年04月28日 14時10分07秒 | 奈良市(旧五ケ谷村)へ
榛原山辺三のコイノボリを拝見した帰り道に旧五ケ谷米谷を選ぶ。

西名阪国道の下り道。

五ケ谷ICを出て村へ一旦は上がる。

そう思っていたが、五ケ谷ICを見逃してしまい、天理東ICまで行ってしまった。

信号があるところは天理市の岩屋町。

その集落もときおり訪れる地。

そこから谷沿いに里道を上っていく。

狭い里道に抜け道カーブ道を選んで上がる。

集落から離れたら、そこは畑地。

谷あいに拡がる田園地はいつしか奈良市の米谷町に繋がっていた。

里道は農道でもある。

あそこに確かあったはずだと思って車を停めた。

目を細めたら白いものが見える。

それは2枚のお札。

広げるわけにはいかないが、お札の文字はわかる。



右に「牛王」。

左が「寶」に「印」であろう。

そして中央に「米谷宮」を配したごーさん札である。

お札はもう一枚ある。

ここでは割愛するが、中央の「米谷宮」に代わって「寿福寺」である。

「米谷宮」は米谷の氏神社である白山比咩神社のことである。

神仏混合の行事にごーさん札は2枚である。

そのお札をたばって苗代田に立てる。

立てるには道具が要る。

この田主はススンボ竹に挟んでいるが、本来は、先を三ツ割にしたウルシ棒に挟む。

洋もののイロバナを添えて立てたお札は豊作の願い。

その様相を撮っていたら、軽トラに乗った代表総代のOさんと出会った。

助手席には息子さんもおられた。

田の仕事帰りのようだった。

後に合ったOさん曰く、ナンバープレートを見て驚いたと話してくれた。

その直後に出会ったTさんは座の十老。

この春より白山比咩神社の村神主を勤めている。

畑地におれば、なにかと出会うこともある。

(H29. 4.29 EOS40D撮影)