マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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続、苣原大念寺の御回在

2008年10月21日 08時02分27秒 | 天理市へ
西日が差すころ、村のご回在を終えた一行は大念寺に登壇する。

祭壇には九個のユズを数珠型にしたもの、斜めに半切りしたゴーヤに水引で括った麩、エリンギキノコを立てた御膳を供えている。

そこへ如来さまの掛図を同じように掲げてお勤め法要が始まる。

400年も続いている如来さん御回在。

本尊自らが足を運んでやってくる手が届くようなありがたさに手を合わせる。

すべてを終えると唱導師の説法。

そして、なんまいだぶつと手にした念珠を百八つ数えて3年に一度の御回在を終えた。

再び会えるまで健康を願い一行を見送るころはお日さんは山陰に消えていった。

なお、如来さんの箱を締めている白い布帯。

オテガケと呼ばれるもので妊婦さんの腹帯にしたいと人気が高まっているそうだ。

(H20. 9. 7 Kiss Digtal N撮影)