本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

ザッポスの奇跡

2011-11-06 05:59:33 | Weblog
■本
89 ザッポスの奇跡(改訂版)/石塚 しのぶ
90 ソーシャルメディア・ダイナミクス /斉藤徹、 ループス・コミュニケーションズ

89 単に超顧客主義思考の会社の話だと思っていたのですが、読み始めるともっと深く考えられていて、とても興味深かったです。社員の自立的な活動を促進するために、どのようにソーシャルテクノロジーを使って成功しているか。について書かれた本だと思っていましたが、権限委譲やソーシャルテクノロジーは「WOW(驚嘆)のサービス」を届け「顧客と個人的かつ感情的なつながり」を築くという目的を達成するための手段に過ぎないことがわかりました。その目的を達成するために、企業文化、人事、教育、さまざまなインセンティブ、システム、テクノロジー、などなどが徹底的に考えられていて、その凄まじいばかりの一貫性に凄みを感じました。この目的を達成するためには、広告よりも社員の人的サービスに投資する方が合理的(この考え方を可能にしたのがソーシャルテクノロジーの普及にあるのですが)、とザッポスが考えている点もユニークです。選択と集中、自分たちが何が得意で何をしたくないか、という点に常に意識的だあることの重要性を学びました。いろんなきづきを与えてくれるよい本です。

90 ソーシャルメディアに関する日本での第一人者の一人である斉藤徹さんと、彼の率いるループス・コミュニケーションズ
社員の皆様が書かれたソーシャルメディア活用の参考書的本。個人的に筆者が章ごとに変わる本を読むのが苦手なので、かなり読了するのに苦労しましたが、この種の本でよく語られる、コンセプトや運用の話だけでなく、システム構築面まで踏み込んだ解説がなされていて参考になりました。この分野で必要な知識がほぼ網羅的に書かれているので、気になった章だけを先に読み、手元において、あとは必要に応じて、参考にしてみるという使い方がよいと思います。


■CD
69 Supernatura/Santana

 10年くらい前に大ヒットしてグラミー賞も取った作品ということで聴きました。確かな技術に支えられて、いろんなゲストヴォーカルがそれぞれの個性を出していて楽しめます。結構リラックスした似た曲調が多いのですが、その中で、Lauryn Hillをフィーチャーした楽曲がひりひりする緊張感で異彩を放っていて印象的です。


■映画
50 守護神/監督 アンドリュー・デイヴィス

 「愛と青春の旅立ち」に構成が極めて似てますし、取り立てて褒めるところはないですが、普通に楽しめます。アシュトン・カッチャーの演技が今ひとつなので、ケビン・コスナーの悪いところが目立たないだけかもしれませんが、珍しく抑制の効いた渋い演技をしています。ケビン・コスナー演じる教官が、海難救助員になった理由とかをもっと掘り下げていたらよかったかもしれません。あまり褒めてないですが、そんなに悪い映画ではないです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする